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【祝合計PV3万突破!】推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?  作者: 二代目菊池寛
1章。悪役令嬢、少女期編。

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悪役令嬢、初めての野営と言う名のキャンプをする。

私とエリシアと出会ってから、早くも1月程経った頃。屋敷の書物室の扉が一気に開き、室内からエレイナお姉ちゃんとその弟のノービスが入って来た。


「遊びに来たわよセリスティア!勉強のストレス発散がてら今日1日、私に付き合いなさい!!」


「あ、姉上…。また他所様の屋敷の扉を強く開けるのは流石に駄目ですよ。」


「うっさいわね!そんな細かい事は別に良いでしょうが!!それよりもセリスティアは何処に居るのかしら?さっきから見当たらないのだ、けれど…。」


「…………お姉様なら、此処には居りませんよ。エレイナ様、ノービス様。」


すると、本棚の影からひょこっと1人の人物がエレイナとノービスの前に姿を現す、出て来たのは読書中のエリシアだった。


「あら?エリシアじゃないの、お前も此処に居るって事は貴女もセリスティアに用事?」


「はい、お姉様に愛用している本の読み聞かせをして、下さりたかったのですが、何でも、自分磨きの為にお付きのレイラさんと御一緒にピクニックに向かわれた様です。」


「はぁ!?レイラとピクニックですって!!?」


自分とは犬猿の仲であるレイラと共にピクニックに出掛けた事を知ったエレイナは、床に両膝を付いてからショックを受ける。


「嘘でしょ…。折角遊べれると思ったのに。と言うか、今気付いたのだけれどエリシアお前、良く人様の屋敷の本を平然と読んでるわよね?逆に怒られないの?」


「あ、因みにですが、此処の書物を読み下さる許可は既にルーファスおじ様から貰っています。」


「………意外とお前って、用意周到なのね。」


「少しでも、セリスお姉様を支える為に頑張りたいので。」


そう言いながらエリシアは、今読んでる本を読み終えると、隣に置かれた薬学に関する本を読み始める。


「負けられないわね、ノービス!私達もエリシアに負けない様に1冊でも多く沢山と本を読みまくるわよ!!」


「えええっ!?ぼ、僕もですか!!?」


「つべこべ言わない!!少しでも知恵を付けて、セリスティアやエリシアに負けない様にしなさい!!」


「は、はいいいっ!!?」


姉に逆らえないノービスはトホホと落ち込みながら大人しく。エレイナと共に本を読み始めるのであった。


{はぁ、何でこんな目に会わなくちゃならないんだ僕は……。}


{少しずつ、少しずつでも良い、1日でも早く、お姉様の役に!そしたら、そしたらお姉様に頭撫で撫で、二へへェ……。}


{私だって負けられない!セリスティアのお姉ちゃんとして、妹を守る為に頑張らなくっちゃ!!}


其々の面々は、セリスティアを助ける為に日々自分自身を磨き極めるのであった。


同時刻。


アオーン、と、何処からか獣達の雄叫びが茂みの奥深くへと響いて来る。


此処は領地から少し離れた先にある森林の中、革の鎧を身に付けた私は1人、左手に鞘で納められた剣を掴みながら、複数の足音が私に狙おうと茂みの中から飛び出し、姿を現す。魔物だ。数は3匹。


現れたのは狼を模した魔物ガルフ。単体相手ならば対した事は無い雑魚だけれど、ガルフと言う魔物は常に群と共に集団で連携をしながら、獲物を狩る習性を持つ。


「技術(スキル)発動、鑑定。」


私の『鑑定』の技術は、3年間磨き切った事により現在の熟練度数値は『8』へと一気に上がった。最近では上級者向けの本もスラスラと読める様になったからね。


「3匹共、レベルは5。相手に取って不足は無いわね。」


私は鋼の剣(つるぎ)をゆっくりと、鞘から抜き、剣先をガルフ達に向けた瞬間、ガルフ達は一斉に散り、私を逃がさ無い様に三角形の包囲陣を作り、私を挟み撃ちにする。


ジリッ、と私は左足を1歩だけ退かせた瞬間、前方のガルフが私と言う獲物に向かって飛び掛かろうと、左手を振るいながら仕掛けて来る!

ガルフの手足に生えた爪は肉をも斬り裂く程の切れ味を持つと生物学の本に記されている。


「受け流し!!」


私は振るい掛かったガルフの左爪での爪撃を剣で素早く横へと受け流し、攻撃の軌道を変える。


「からの〜っ!回転斬り!!」


同時に、私は身を右回転させてから、カウンターでの居合斬りを流されたガルフの胴体目掛けて素早く斬り込む!!

斬り込んだガルフの上下半身は2つに別れ、そのまま絶命する。


私の背後に居る2匹のガルフは突然、私に仲間を殺された事に予想しなかったのか数歩退くも、私はこのまま逃げ始める!!

私が逃げた事に我を取り戻したのか、2匹のガルフはそのまま私を殺しに掛かろうと追撃する!!


「狼さん達、私が普通に逃げていると思ったら、大間違いよ!」


そう、これも作戦の内の1つ、私が走っている数百m先には太い大木(だいぼく)がある、私が逃げられないと悟ったのか、2匹のガルフは私が大木との距離が零距離に入ると、2匹は一気に私へと向かって飛び掛かる。


でも大丈夫、私は大木を一気に蹴って身を反転させて高くジャンプすると同時に、こんな事を予期しなかった2匹のガルフは反応は疎か、避ける事も出来ずにそのまま飛び掛かったまま、大木へと頭からゴチンと衝突する。


この好機を私は逃さなかった私は急降下しながら、一気に混乱状態のガルフの首元目掛けて、剣で深く突き刺し絶命させる。


「2匹目っ!後は…っ!!」


混乱状態から我を取り戻した残り1匹のガルフは不意討ちがてら。自慢の鋭い爪で私に斬り掛かろうとするも。

『回避動作』と『反応速度』のパッシブスキルを重ねて自動的に発動させ。そのままガルフの攻撃を避けると同時に私は後退し、距離を取る。


「もう、ア(・)レ(・)で決めるしか無いわね。」


自分の体内に秘めた魔力を鋼の剣の剣身に集め、魔の炎を生み出し纏う!


「私自己流技術、魔法剣(まほうけん)!」


更に私は新技術(しんスキル)『加速』を使い、ガルフに向かって目にも見えない速さで炎の斬撃を繰り出し放つ。


斬られると同時に、ガルフの全身は私の魔力の炎によって燃えながら。そのまま地に伏せ息絶えると私は片膝を地に崩してしまう。


「ふぅ………。」


この『魔法剣』は名前の通り、剣身に発動者の属性魔力を纏わせ。一時的に属性付与(エンチャント)する事出来る。


高威力でありながら、消費MPが『10』と言う通常の魔法よりも強力な為に多い、もう1つ、私の最大MPは現在『38』だから1日で3発しか使えないと言う2つのデメリットがあるからだ。これは慎重に使った方が良いわね。


「さて、魔法剣の疲れが取れたし、早速だけれど、解体して素材を取らないとね。」


この『|CRYSTAL SYMPHONIA《クリスタル・シンフォニア》』は只の乙女ゲームだけでなく。ダンジョンRPGゲームの役割を持つ。


魔法学園在学期間中の間、主人公アリサは攻略対象の4人と共にダンジョンを攻略しながらレベルを上げるだけでなく、各攻略対象の親愛度ゲージを上げなければならない、ゲージが一定値か、それ以上へと到達すると攻略対象とのイベントが発生する。


ダンジョン内に住みつくモンスターを倒すとドロップアイテムが手に入る。また。ダンジョン内を捜索すると宝箱も見つける事もある、一応言っておくけれど、中身は何が入ってるかはランダムで決められている。


しかし、これはゲームでも何でもない異世界=現実。つまりだ。自分が倒したモンスターの素材は自分で解体して採らないと行けないからだ。


「しっかし、自分の手でバラして素材を取るのって面倒なのよねぇ……。どうしょっか。」


「お嬢様。」


突然と私の事を呼び掛けられ、私は後ろを振り向くと、茂みの奥から焚き火用の枝の束を両腕で抱え持ったレイラが姿を現し、私の元へと駆け付ける、何時ものメイド服の上に私と同じ革の鎧を装備している。


「あらレイラ、その腕に抱え持っているのは焚き火用の枝かしら?御苦労様。」


「ついでに言いますと、枝集めの最中に食用のキノコや野草とかも発見し採取致しました。処でお嬢様、お召し物がまた魔物の血で汚れていますが。」


「あら本当、さっきのガルフ達との戦闘でやっちゃったかしら?まあ仕方無いわよ、何たってこれも訓練の一環だし、でも丁度良かったわレイラ、私が倒した魔物の解体をお願い出来ないかしら?こう言うのってまだ慣れてなくてさ。」


「畏まりました。ではその代わりに私が抱え持っているこの枝の山をキャンプ地点までお願い致します。」


そう言うとレイラは集めた枝の山を私に受け渡すと、レイラは何処からかナイフを取り出し、直ぐ様に私が倒したガルフの解体を始めた。


さて、私もキャンプ地点に戻るとして、え?

どうして私とレイラが森の中でキャンプをしているのかって?


そうね、事の始まりは数日前、私は自分磨きに何か物足りない事を感じた。物足りない物、それは実践経験だ。何時もならエレイナお姉ちゃんと外で戦いごっこをするも勝敗問わずに経験値は会得するも、私のレベルが段々と上がる毎に獲得量が減少してしまう始末。


なら、どうするかと考えた私は、お父様に実践経験を積む為の野外訓練の許可を申し出た。


「近くの森で野外訓練をだと!?もう直ぐ10歳になるお前がか?」


「はい、どうしても魔物との実践経験が必要でして。」


驚いたお父様は椅子から立ち上がり、執務室の窓の外の景色を見つめ悩み考える。


{まさかセリスティアがこの様な頼みを聞いてくるとはな…。だが、まだ9歳の娘を村の外、しかも魔物達の住処である近くの森の中へと行かせる訳には……っ!}


その時、ルーファスは驚愕した。セリスティアの覚悟を込めた眼差しを見て、娘は何か理由があって強くならないと行けない事情がある事に気付いた。


「………念の為に確認しておくが、どうしてもその野外訓練に行くと言うのだね?訓練の途中に魔物に襲われて死ぬ事になる、それでも行く言うのかね?」


「命を賭して、強くなる為に行かなければなりませんので。」


「………分かった。但しセリス1人だけを行かせる訳にはいかない、念の為に補佐としてレイラを同行させる。それが野外訓練を行うのが条件だ。良いかね?」


「はい。分かりました。」


確して、レイラの同行を条件に何とかお父様に野外訓練の許可を貰えた次の日もとい当日の朝、屋敷の前にて旅立つ私達2人は両親と使用人達に見送られる最中。お母様は悲しげな顔をしながら、私の事を心配する。


「ああ、セリス、今からでも遅くは無いわ、もしも怪我とかしたら、直ぐに訓練何か止めて家で過ごしても良いのよ…。」


「大丈夫ですよお母様、こう見えて私は結構強いんですから、魔物相手に不足は有りませんから。」


「ああっセリスティア!貴方っ…。」


お母様は泣きながら、お父様に抱き付く。


「お嬢様の事を宜しく頼むわ、レイラ。」


「はい、必ずや御守り致します。」


「そうだ。セリスに渡しておきたい物がある。」


お父様は左手に掴み持った。鞘で納められた剣を私に受け渡す。これって確か、家の工房で作られた…。


「これは我が家の鍛冶工房で造り上げた『鋼の剣(つるぎ)』だ。本来ならこれはお前の10歳の誕生日プレゼントとして授ける予定だったが、こうなってしまった以上、予定を早めてセリスに託す。」


「有難う御座いますお父様、大切に使わせて頂きますわ。」


お父様から鋼の剣を受け取り、自分の左腰に剣を納める。取り敢えず、防具装着良し!武器装備良し!フル装備完了!

これで何時でも魔物と戦えると、私は心の中でガッツポーズをした。


「お嬢様、そろそろ…。」


「そうね、それじゃあお父様、お母様、皆、行って参ります。」


こうして私達2人は、お父様達に見送られながら、村から少し離れた近くの森にへと7日間の野外訓練と言う名の、破滅√回避の為の修行 へと向かったのであった。


「………行ってしまわれたな。」


「貴方、やはり私はまだ心配です。愛しいセリスの身に何か遭われでもしたら…。」


「何、もしもの時にレイラを同行させたんだ。それに、今のセリスの逞(たくま)しさならば。森の魔物相手に挑まれても大丈夫だろう。」


今の娘の去る後ろ姿からか、目に見えない強さを感じたのか、父・ルーファスは大丈夫だと愛する妻を優しく慰めた後、皆と共に屋敷へと戻ったのだった。


そして時間は戻り現在、野外訓練と言う名のサバイバル生活を始めてから早くも3日目の夜、私とレイラの2人は森の中で野宿をしながら、地面に座り込んで夕食を食べていた。


「お嬢様、此方のガルフ肉の串焼きの焼き加減が良好ですので、冷めない内にどうぞお召し上がりを。」


「有難うレイラ、御免なさいね、また貴女に料理を任せてしまって。」


「その為のお付きのメイドですから。……それはそうとお嬢様、良くこの様な行為を旦那様から許可を頂けましたね。」


「人間時には経験を積まなきゃならないからね、この本の様に!」


そう言いながら私は『初心者でも出来る、初めての野営学・初級編』と表紙に記された本をレイラに見せると、レイラは啞然とした表情をしながら、この本が書物室の何処にあったのか私に問い出す。


「………一体何処の本棚にあったのですか?その本は。」


「ど、何処だったかしらね?はむっ。」


適当に誤魔化すと、私はガルフ肉の串焼きを一口食べる。うんっ!生だと臭いけれど焼きたては本当に美味しいわ!まあ味付けは塩味だけれど。


「レイラも食べなさいよ!美味しいわよこのお肉!」


「い、いえ、私はお嬢様の後から食べますので、私の事はお気になさらず……。」


「駄目よ!私の後で食べる何て流石に気が引けるわ。それにね、貴女の主である私も使用人相手に冷めた食事を出させる訳には行かないわ、だからレイラ、私と一緒に食事をしなさい!これは当主の娘としての命令よ!!」


「お嬢様。………畏まりました。」


レイラは私の命令通りに焼きたての串焼きを1本手に取り、笑顔で食そうとする。


「では、頂きます…。」


串焼きを食べようと口にする、しかし、その時だった。


………ガサッ。と、近くの深い茂みの中から何者かの足音が響く。その音に気付いた私達2人はピタリと食事を手に止め、串焼きを木皿に置いて直ぐに、地面に置かれた其々の武器を手に取り警戒する。


「今のは足音!?あっちの茂みの方から聴こえたわよ!」


「もしや、魔物の夜襲では!?お嬢様、念の為に私の後ろにお下がりを、最悪の場合、私を見捨てて逃げて下さいませ!」


そう言うとレイラは短剣を構えながら、私を戦わせずに逃がそうと、下がる様にお願いする。


「何を言ってるの!?貴女を置いて逃げる何て冗談じゃないわ!!」


ガサッガサッ!ガッ……ガッ……!


「………。」


「………。」


足音のあった方角の茂みに向け、私達は武器を構え警戒しながら、茂みの中から足音の主が姿を現す!


「………。」


『………へ?』


しかし、私達の前に出て来たのは魔物ではなくまさかの人間、しかも、背中に大型盾を背負いながら、剣を杖代わりにし甲冑で身に纏った騎士様だった。

セリスティア・K・クラリスロード。

現在の総合値(ステータス)

Lv:9

HP:341/341

MP:56/56

攻撃力:27+16=43

魔法力:13+10=23

器用力:18+23=41

防御力:15+13=28

機動力:28+19=47

*

所有アクティブスキル。

○無し。

所有パッシブスキル。

『炎耐性{弱}3』『炎魔法{弱}4』

『読書9』『鑑定8』『剣術{弱}8』

『回避動作{弱}7』『反応速度{弱}6』。


新たに会得したアクティブスキル一覧。

『魔法剣1』『加速2』『強化1』

『硬化1』

新たに会得したパッシブスキル一覧。

『魔法動作{弱}3』『魔力操作{弱}4』

『釣り2』『立体機動1』

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『推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?』 『小説家になろう』及び『カクヨム』にて兼任絶賛連載中!目指せ!ランキング上位!! 感想も宜しくお願いします!m(_ _)m リンク先のTwitter{X}は此方。 @jBFyXO83wZ73627
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