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【祝合計PV3万突破!】推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?  作者: 二代目菊池寛
1章。悪役令嬢、少女期編。

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悪役令嬢は1人静かな至福の一時を過ごしたい。

書物室を後にした私は、1人部屋に戻る為に屋敷内を数冊の書物を持って歩いていると。ノービスに関してのある事を思い出した。


「……あれ?そう言えば、ノービスの家族構成には確かに姉はいるって記されてるけれど、実際のゲーム本編には出でいないわよね、あのエレイナの強気さはまるでゲームでのノービスと瓜二つだったわね。」


そう、そもそも『CRYSTAL SYMPHONIA《クリスタル・シンフォニア》』の登場人物は先ず。主人公であるアリサと攻略対象キャラである彼等4人の他に。サブキャラクター達が存在するが、中にはレイラは疎か、ノービスの姉であるエレイナだって存在はしない。何故ならば情報のみだからだ。


その時、私はある違和感を感じた。

もしかしてこの世界は、ゲームとは違う別の何かがある?正直に言うと分からない。そう思うと私の腹からキュ〜っと、小さく鳴り出す。


「………それにしても、小腹が空いたわね、全く、あの2人、とくにエレイナが来たせいで折角の至福のティータイムがおじゃんになったじゃないのよもう。」


どうするか、此処は書物室に戻ってレイラに紅茶と茶菓子を用意する様にお願いしようかな?でも、またエレイナにべったりとイチャつかれるのは流石に勘弁したいし。


そう思ってると、階段下の方から何かモワモワと甘くて美味しそうな匂いに気付き、私は突然とピタリと脚を止めた。


「何だろう?下から良い匂いがするわ。」


何かの匂いに誘われた私は階段で1階へと降りると、これは偶然か、当屋敷のメイド長で名前は確か、そうだ。シーナだったな。


そのシーナは、近付いて来る私の足音に気付いたのか、何やら困った表情をしながら、私を呼び掛けて来た。


「あら、お嬢様、丁度良い所に。」


「どうかしたのかしら?」


「ええ、実は御来客様用のお茶菓子を御用意が出来たのですが、肝心のレイラとエレイナ様達の姿が見当たらず仕舞いでして、何処に居るのかお嬢様は存じませんでしょうか?来客室に居た筈が、突然と姿を消してしまいまして。」


両手に持ったお盆に乗せた。山盛りの手作りクッキーの皿が置かれてある。恐らく匂いの元はこれだろう。そしてシーナはどうやら、書物室に居るレイラ達3人を探している様だ。


どうする?いや、待てよ、もしかしたらメイド長であるシーナなら何処か落ち着ける場所がある事を知っているかもしれない。取り敢えず、レイラ達が書物室に居る事をシーナに伝えておこう。


「レイラ達なら書物室に居ると思うわ、今でもまだギャーギャーと女同士騒いでるのかもしれないと思うけれどね…。そのせいで静かに本を読む暇も無かったわ。」


「そうでしたか、申し訳御座いません。3人は後でこの私が直接お叱り致しますので。」


「い、良いよ良いよ!別に貴女が謝る必要は無いわよシーナ。レイラ達を叱るのは程々にしておいて頂戴。………コホン。そ、それよりもシーナ。メイド長である貴女に少し尋ねたい事が有るのだけれど、何処か1人落ち着ける場所は知らないかしら?」


「落ち着ける場所、ですか?」


「ええ、さっき言ったけれど、エレイナ様、いいえ、エレイナお姉ちゃん達が突然やって来たせいで、静かに本を読む暇も無かったからね。」


その事を伝えると、シーナは『何処かあったかしら?』と右手で頭を抱えながら悩むも、ハッ、と思い出したか、私に告げる。


「それでしたら良い場所が御座います、ただ……。場所が場所なのでお嬢様に見合うかどうかは……。」


「別に其処でも構わないわ!その場所に案内して!」


「か、畏まりました……。では、御案内致します。」


私のお願いを受けたシーナの後を、私は追うかの様に付いて行く。途中、2階から私の事を呼ぶ声と足音が天井越しから響くも、全く気にしないでおこう。


そして、案内された良い場所と言うと。


「驚いたわ、まさか家(うち)の屋敷にこんな場所があった何て。」


シーナに案内された良い場所、それは家の屋敷の右隣にある。使用人達が住舞う、寮館3階のメイド用の自室、もとい、シーナの部屋であった。


「へぇ、家の屋敷に使用人用の部屋があった何て知らなかったわ。」


「…まさかお嬢様が使用人のお部屋もとい、メイド長である自分の部屋に連れて来る何て思いも寄りませんでした。」


「何?」


何処にでもある普通の木製ベッド、横には小棚とその上にランタン、木製の机に椅子、クローゼット。如何にも使用人らしい普通の部屋だ。


「へぇ、案外悪く無いわね、この部屋も。折角だし読書の為に使わせて貰うわ!」


「よ、宜しいのですか?この様な使用人が毎日使われている小汚い部屋をお嬢様が使ってると知ったら、私が旦那様と奥様に怒られてしまいますよ!?」


「あら?シーナはこんな言葉を知ってるかしら、バレなければ問題無いって。」


こんな事を言った以上、最早何も言えないと、シーナは溜息をしてから了承した。


「………わ、分かりました。この事は誰にも言いません。ただ。御夕食の時間までには利用しても構いませんので。どうぞお使い下さいませ。」


「有難う、愛してるわ、シーナ。」


確して私は、新たに1人で落ち着けられる場所の確保に成功を果たした。メイド長のシーナと言う道連れを付けて。

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『推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?』 『小説家になろう』及び『カクヨム』にて兼任絶賛連載中!目指せ!ランキング上位!! 感想も宜しくお願いします!m(_ _)m リンク先のTwitter{X}は此方。 @jBFyXO83wZ73627
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