美人家庭教師との出会い
家庭教師もののいたずら的小説です。
初めての作品なので、どうかよろしくお願いします。
特徴のない普通の一軒家。
その家の一人っ子、梶 俊哉は今年で小学4年生になった。
ベッドでゲームをしている俊哉の部屋に母親が入ってきた。
「俊!もぅ〜、またゲームばっかり!宿題はやったの?」
「はいは〜い、後でするよ〜」
素っ気ない返事に母親は呆れて部屋を出ていった。
「もー、お母さんは怒りん坊だなぁ。勉強なんてしなくてもいいじゃんか、なにかご褒美が貰えるわけじゃないんだから。」
〜次の日〜
学校が終わって帰ってくると、家の前に母親と知らない女性がいた。
「あ!俊、おかえり。こちら、家庭教師の本田 麗華さん。今日から俊の家庭教師をしてもらうことになったから。」
「え?ちょ、ちょっとまってよ!家庭教師なんて聞いてないよ!」
「あら?そうだったかなぁ〜笑」
白々しくトボける母親に言い返そうとする俊哉を遮るように麗華が挨拶をした。
「俊哉くんこんにちわ 。本田 麗華といいます。呼び方は麗華先生、でいいかな?これからよろしくね笑」
「あ、よ、よろしく、、お願いします…。」
顔立ちの綺麗な胸の大きい初対面の女性に優しく挨拶をされ、思わず挨拶を返してしまい意図せず家庭教師を承諾してしまった。
「じゃあ俊、お母さん今日は都内のホテルに泊まって明日から出張だから。留守の間、麗華先生とちゃんとお勉強しててね?じゃあね、バイバ〜イ笑」
俊哉は母親が明日から出張だというのを、すっかり忘れていた。
バス停の方へと歩いていく母親を呆然と見つめる俊哉に、麗華が声をかけた。
「それじゃあ俊哉くん、早速お部屋に行ってお勉強しよっか。」
「は、はい!」
頭が追いついていない俊哉は背中に手を当てられ、なんとも空回りな返事をしてしまった。
部屋へ行き、麗華を地べたに座らせるわけにはいかないのでベッドに座ってもらい説明を聞いた。
「というわけで、算数の苦手を克服するためにこれから頑張ろうね。よく出来たら『ご褒美』もあげちゃおっかなぁ〜笑」
「が、頑張ります…。」
部屋に入ってからというもの、上着の下に着ていた縦セーターが、より胸を強調して『ご褒美』の部分しか頭に入ってこなかった。
「ねぇ俊哉くん、俊哉くんじゃなくて俊ちゃんでもいいかな?」
「全然大丈夫です!」
「じゃあ俊ちゃん、早速だけど[学力チェック]っていう今どのくらいお勉強がわかってるかのテストをしてみよっか。」
〜15分後〜
「100点中40点。うーんちょっと基礎のところからやり直そっか。」
「はい…。」
「じゃあまず…」
麗華の体が近くなり、シャンプーのいい匂いを鼻で楽しみながら目線はプリントではなく胸の方に釘付けだった。
「だからこうなるの。…って、俊ちゃん聞いてる?」
「ききき、聞いてます!」
「う〜そ。先生が話してる間、ずーっと先生の胸見てたでしょ。」
「そ、そんなこと…。」
「隠してもだーめ、まだ1日目なのに…。これは『お仕置き』が必要かなぁ…笑」
麗華はそう言うと、バッグの中から大小2つの布を取り出し、小さい方は目隠しに使い、大きい方は後ろに回した手を縛った。
「せ、先生なにをするんですか!?やめてくださいよ!僕が悪かったから!痛いことはしないで!!!」
「大丈夫よ俊ちゃん、痛いお仕置きじゃないよ〜笑」
そう言うと、無防備で抵抗出来ない俊哉の脇に、麗華の手が伸びた。
「脇腹を〜、つつつーって滑らせて〜笑」
「せ、先生…、くすぐったいですぅ…。」
「じゃあ本番っ!こちょこちょこちょこちょ〜〜!」
「ちょ、、!!あははははははは〜!!や、やめてぇえ〜!先生〜!ぃひひひひひひひひ!!!」
「ほらほら〜、反省しないとずっと続くよ〜笑 こちょこちょ〜!笑」
「ご、ごはほほんめなさいいぃいいいひひひひひひひひぃぃい!!!もうこんなことしませんからぁぁあ許してくださいぃいいいひひひひひ〜〜!!!」
泣き笑いをする俊哉をくすぐり、麗華は心底楽しそうな笑みを浮かべた。
「ほんとにできる〜?じゃあ、明日までにこのプリントが出来るって誓ったら今日のお仕置きはやめてあげよっかなぁ〜。」
そう言って麗華が机に置いたのは、20枚裏表にぎっしりと問題が書かれたプリントの束だった。
普通、1日では到底出来ない宿題だろう。しかし、今の俊哉には一刻も早くくすぐりのお仕置きから解放されたかったので、『いいえ』の選択肢はなかった。
「あはははははは!や、りまふふふふふふぅぅぅうううう!やるからもうやめてぇぇえええええへへへへへへへ!!!」
「約束だよ?それじゃあ今日はとりあえずやめてあげる笑」
俊哉は、15分に及ぶ麗華の『お仕置き』から解放された。
指を離した麗華は、お仕置き中脱いでいた上着を羽織り一言告げた。
「じゃあ俊ちゃん、初回の授業はこれくらいにして先生もう帰るね?ちゃんと宿題するんだよ?」
「ちょちょ、ちょっと待って先生!目隠しと両手、ほどいてよ!これじゃあ宿題も出来ないよ!」
「バイバイ俊ちゃん。」
「先生〜〜〜〜〜!!!!!!!」
不敵な笑みを浮かべ、俊哉の言葉を無視し麗華は帰って行った。
今日の俊哉は、明日から待ち受ける麗華のいじわる授業を知る由もなかった。
基準がわからずR15指定をかけてみましたがどうなのかよくわかっていません笑