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プロローグ
DM通知の鐘の声 淡い期待の響きあり
羞月閉花のマドンナも 友人止まりの理を顕す
奢れる男も久しからず 時代は既にジェンダーレス
猛き人も遂にはデレぬ 恋の前には塵に同じ
クレオパトラも、楊貴妃も、小野小町でさえ、誰かに恋し、焦がれていた
織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康でさえ、恋の前にはデレるしかなかった
いつの時代も、文明も、恋愛は常に平等に存在するのであった
とある国の国王は愛する人の為、王冠を脱ぎ
いつかの時代の皇帝は恋を知ってしまった為に、愛する人を失った
醜女に成り果てた正室を、それでも愛し続けた武将も、誤報故に愛人の後を追って自害した将軍も然り…
恋というのは幾千の時代と人心を揺るがし続けてきたのだ
これは源氏物語の如く甘く、平家物語の如く激しく、古事記の如く荒唐無稽な
——ある恋のお話




