エピローグ
ダンジョンの奥深くで日がな一日山のように積み上げられた財宝の上で寝ている。
生物の頂点に立つドラゴンである我の邪魔するものなどそういるはずはない。
あれから100年以上の時が流れた。
「あれは全部夢よ」
そう思うことにした。そうでないのは分かっているが思い出すだけで辛くなる。
1人が寂しい…我はおかしくなってしまったか?
そんな日々が続いた。
そして今また愚かな冒険者共が我の財宝を奪いにやってきた。
ブレスで焼き殺してやるかなどと考えているとフードを深く下げたローブを着た人間が先頭に立った。
そして我を見て全く驚くことなく1人ゆっくりと近づいてきた。
他の連中は動くことなく立ち止まっている。
我のかなり側まで来ると立ち止まりフードをどかして見上げてくる。
その顔が見えた瞬間我の心は止まったかと思うほどだった。
「やっと巡り逢えたね、ルースミア」
ー完ー
これで『凡人の異世界転移物語』完結です。
第2部『始原の魔術師〜時を旅する者〜』に続きますhttp://ncode.syosetu.com/n3987de/
読んでいただきありがとうございました。
「始原の魔術師~時を旅する者~」続編を開始しました。




