表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪大脱獄劇  作者: 花畑
16/16

【番外編】 あの場面のホント、裏話 3本

ここで休憩がてら、補足的な裏話をば♪

あの場面のホント。裏話



【1】


青白い火柱が立ち陰陽師を燃やし尽くす。だがあれはただの式神、すなわち奴の呪術が施されたただの紙切れである。

その紙切れですらあの力。分かってはいたがやはり目にすると圧倒された。不本意ながら。

だが今はこちら側の有利。何故なら彼女が居るから。


『じっとしていろ。暴れられては困る』


水蜥蜴が志乃様を抱きかかえ術を施している。


「はっ、はい!」ぎゅっ



………。



『関係無いですが何ですかこのか細い手首は、頼りない。もっとしっかり掴まって下さいよ』



「え、あの…すみません」ぎゅううっ




……………。




触れればいいだけだと言うのにあの二人は何を抱きかかえたり手を握ったりしているのだ。

誰の許可を得て。



一応、彼女を守るためにそうしているのだと言う事は理解している。むしろそうしなかったなら許してはいない。

だが妙に腹立たしい。掻き乱される。




眉間に皺が寄り鉄壁の無表情が崩れかかっている事に本人は気づいていなかった。





【2】


あぁあ。志摩の奴、バレバレやで。


水と溶けた身体に反し、精神状態は何も変わっていない雪緒は近くの襖の隙間から今にも染み出てきそうな黒いもやを感じ取って溜息を吐いた。



素直になれんのは、昔からやけど。


ほんまは自分が一番横で守りたいくせして、その身をあえて翻す。

悪者になって嫌われようとする。

そのくせまだ捨て切れてないものを抱えたまま奔走する。



昔からその気はあった。あえて土俵から降りて傍観に徹し、影となる道を選び続けた。

その理由を考えると分からんでもないが、どちらも近くで見ていた身としては悩ましい。



志乃はんがこっちに来てから、ある日にあの子が志摩の事を聞いてきた。

志摩は何の妖怪なのか。

それはあの時は言えんかったし、言うつもりも無かったから誤魔化したが。

志乃はんは言った。志摩の事を、『きらいじゃない』と。

はじけんばかりの笑顔でそう言いはった。



昔から志乃はんには特別無愛想だった(わざわざそうしていたのだろう)志摩の事をそう言った。

見てみい、志摩。お前の下手な仮面の奥を見てくれる子がここにおるんや。

二人ともが幸せになれる道がある筈なんや。

我が身の様に後悔して欲しくないから、だからこそ二人の行く末を願う。

幸せになって欲しい。





【3】


赤「なんか、俺ら急に影薄くなってないか?」


青「仕方ないよ、今メインが四天王と志摩野郎だもん。文句は構成下手な作者に言ってくれない?」


赤「いや別に良いんだけどさ、お前は良いかもだけど俺の口調と三つ目の口調、正直似てるんだよな」


青「確かに。でも一応区別してるんでしょ」


赤「ああ。俺はあいつを呼ぶとき『志乃』って漢字で呼ぶ。で、三つ目はカタカナの『シノ』。あと若干俺の方が落ち着いてるかな?まあ俺は大人だからな」


青「あ、でもそれ、今日の今日まで表記ミスして載せてた回あったよね。三つ目なのに『志乃』呼びしてるっていう(笑)」


?「本当すみませんごめんなさい反省してますジャンピングローリング土下座」


赤「何だ今の」


いやもう表記ミスについては申し訳ありませんこっそり直しましたorz

一応区別していたのでした…と告白してみる。

あと地味に狐火は激昂したら一人称が私から僕になります。こっちが本性なのです。

そして志摩は嫉妬深いネチネチした男だと思います。雪緒さんもびっくりの。(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ