↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
りせた。小噺 ~温度差で風邪ひくエッセイ集~  作者: Resetter


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
94/98

夢視



 夢を、視たんだ。


 でも、憶えていない。うろ覚えですら、ない。

『観た』という、記憶しか……ない。


 そんなこと、あなたはあるだろうか。


 筆者には、よくあるんだ。

 眠っている間に観る、なにか。

 起きると、霧散している、なにか。


 よく、目標を『夢』と呼ぶけど。

 人の夢と書いて、儚いというけど。

 なんだか、妙にしっくりとくる表現だな……と、思う。


 どうだろう? どう思う?


 夢の中だけでも、楽しく、幸せであって欲しいけど。

 起きると、じっとりと——嫌な気分だけが、残っている。

 頭の——身体の——内側に、纏わりつくように。


 朝は、嫌いだ。

 毎日、思う。『起きたくない。朝なんて来なければいいのに』と。


 だが。

 夢の中にすら、逃げ場所がないのではないのか。

 そんなふうに、考えることも出来るわけだ。

 そう。出来て、しまうのだ。


 幼い頃から、寝ることが好きだった。

 そう、思い込んでいたけど。

 実は、起きたくなかっただけなのかも知れない。


 起きると、『現実』と向き合わなくてはいけないから。

 すぐに疲れてしまっていたのかも知れない。


 幼い筆者にとっての現実は、重たいもの……だったのだろうか。

 自分では、よく変な空想をする、生意気で怠惰な子供だったように思うが……。

 実は、違うのかも知れない。


 過去の記憶も、鮮明ではない。だから、はっきりと断言しきれない。


 ああ、そうか。

 ならば、人生とは。

『夢』なのかも知れないな。


 なるほど。

 儚いことだ。


 では、次に目覚めた時には——。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。