↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
りせた。小噺 ~温度差で風邪ひくエッセイ集~  作者: Resetter


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/96

ざまぁ



 やっほー。みんなー。

 りせた。だよー。

 元気してるー?


 筆者は頭が働かない! って時は、朝から湯船に浸かったりする時あるんだけどさ。

 そんな時は大体、ちゃぷんとしながら、ポケッとスマホ見てんだよね。夜とかだと、3時間ぐらい浸かってる時あるかな。最早漬物。

 流石に……朝は、そこまでじゃないけどね。


 で。

 今回は、いつも執筆とか作業しながら、耳だけで聴いている……聞き流してる系YouTubeを、湯船で聴いていたんだけど。

 ソレに集中してる状態で聴くって、滅多にないからさぁ。つい、色々考えてしまったんだよね。

 いわゆる、不倫ざまぁ系動画なんだけどさ。合成音声のヤツ。

 

 アレって、シナリオライターが付いてんのかな?

 動画作成者が考えてるのかな?

 どちらにしろ、結構儲かってるんだろうなー。

 登録数も、視聴数も、高評価も、再生数も、すごいもんな。


 ちなみに、筆者は登録してないけどね。

 オススメに勝手に出てくる。

 後は、動物とか、外国人さんが集まってるヤツとかが多いかな?

 一時期は、株系……投資系とか、ビジネス系ばっかだったけど。

 ずいぶんオススメが変わってしまったものだ……。


 しかし、だ。

 当時見ていた (聴いてた) チャンネル——お勉強系と、不倫ざまぁ動画。おそらく、人気は大きく変わらないんだろうなー。

 

 それぐらい、不倫は人気なんだろう。

 そういう小説やら映画やらも、相当数あるもんな。


 世間的にも、芸能人の不倫報道とか、めっちゃ人気のコンテンツだもんねぇ。

 個人的には、そんなこと地球の裏側に落ちてる小石程度には興味ないけど。

 でも、何故か大人気なのだ。おそろしあ。


 ちょっと理由を考えてみよう。

 

 ① 『正義』が気持ちいい


 ② 『勝ち組』の"転落"が気持ちいい


 ③ 『共感』したり、参考にしたりしている


 辺りだろうか?


 個人的な関係性を持ってる相手にならまだしも。メディアの中にいる知り合いでもないひとに対して、こんな強い感情を抱くってのも、ある意味凄いなぁ……。と、思わなくもない。


 さて。

 では、個人的な場合ってのは、どんな感じだろうかね?


 不倫するひと、結構いるよねー。統計的には、女性の方がかなり多いそうだが。まぁ、お小遣い制の男性は、そもそも無理という話らしい。金のないおっさんはモテないんやろねー。世知辛い。

 ああ、まぁ、浮気も同じカテゴリかねぇ。若い内だと、割合も変わりそうだけどな。

 

 まぁ、既婚かどうかの違いが、法的には結構違うけど。心理的には大差ないだろう。

 結婚というものにピンとこないひとは、そんな感じでよろしくなのよー。


 でさ。

 一口に『不倫』といっても、いわゆるW不倫なのか、片側が不倫なのかってのもあるよね。


 もちろん、相手が既婚者って知らずに騙されちゃってるひとは、残念でしたって感じだけどさ。


 しっかりお互い認識してる場合。

 独身側目線だと……。


 ① 自分の価値が、相手のパートナーよりも上だと錯覚している


 ② 奪いたいと思っている


 ③ スリルを楽しんでいる


 ④ あまり深く考えていない


 辺りだろうか?


 既婚者側目線だと……。


 ① パートナーに不満がある、と正当化している


 ② 結婚していても自分には市場価値があると思っている


 ③ スリルを楽しんでいる


 ④ 性欲の解消・性癖


 辺りだろうか?


 まぁ、どれも自己中な感じだな。だから、すんごく叩かれるんだろう。

 なんてゆーか、恋心って感じだねぇ。


 個人的に重要だなぁと思う要素だけどさ。子供の有無もあるわな。

 子供を預けて不倫してるってのは、流石にエグイと思うわ。

 子供を放置して不倫してるってなら、流石に死ねと思うわ。

 大人の事情に、子供は無力なのだから。

 


 そういえば。

 以前勤めていた会社で、こんなことがあった。


「あのさ。話しがあるんやけど」


「ん?」


 出張先。

 ホテルの部屋。

 ソファーに、男女が座っていた。女は、男の肩に頭を凭れかけている。


 筆者は、絨毯の床に座って、スルメを齧っていた。もちろん、ジュースで。

 そんな時、男——仮にKとしよう——が、話かけてきたのだった。


「りせた。君さぁ、何か気付いたこと、ない?」


「ん? ……ちょっとこのジュース、スルメに合わんかなー」


「いや、そうじゃなくって……。ほら、俺たち見てさ」


「……? 仲良さそうね?」


「えーっと、そうなんやけど、そうじゃなくって……」


 Kが、もごっと口籠った。そこへ、隣に座る女——仮にSとしよう——が、スッとKの肩へ手を置いた。


「ほら、やっぱりちゃんと言わんと伝わらんって。頑張って」


「あー……うん。あのさ、りせた。君。不倫ってどう思う?」


「ん? いや、オレ独身だけど」


「そうじゃなくって。不倫するひと」


「んー。興味ないかなー」


「そ、そっか。……あ、あのさ。俺たちが付き合ってるって言ったら、どう思う?」


「あー……。まぁ、いい大人なんやし、何があってもきっちり責任取れるってんなら、自由にしたらいいんやない?」


 Kも、Sも、既婚者であった。


「俺たちさ、三人さ、ずっと一緒に働いてきたやん。やでさ。りせた。君には報告したくってさ」


 KとSは、見詰め合っていた。

 お花、お花畑……ッ!

 そんな報告は、要らぬッ!


「応援……してくれる?」


 いや、そんなわけなかろう。


「いや。応援はせんよ。幇助になるだろ。巻き込むんじゃない。まぁ、別に誰に言うこともないけどさ」


 ちなみに。筆者はKの結婚式に参加してるからな?

 奥さんとも顔見知りだぞ。

 まぁ、だから、バラサナイデネって話だったんだろうけど、さ。


「そっか。やっぱさ、仲間にはさ、ケジメっていうか、さ。ちゃんと言っといたほうがいいかなって」


 ケジメって、こんな時に使う言葉だっけな……?

 まぁ、恋心暴走中だと、知能が下がるってことだろう。

 バラして欲しくないってんなら、もっと違う言い方すればいいのにね。


「てかさ、りせた。君も、そろそろ立ち直って恋愛したらどうなの?」


 そして、急に斜め上から何かよくわからないモノが飛んできた。スルメ美味い。


「そうそう。アレから結構経つよね。懐かしいねー。相談乗ったよねー。あ、なんなら、私が女の子紹介しよっか?」


 相談……ってか、お前らが根掘り葉掘り聞いてきたから答えただけだったろう。

 相談した覚えは全くないんだが。脳内変換すっごいな。


「いやー。別にいらんかなー」


 Sの友達とか、ヤバイ臭いしかしないんだが。


「え、じゃあ、俺の奥さんの妹とか紹介しよっか?」


 Kさんよ……。キミは今、誰の隣にいて、何の話をしているのか、自覚があるのかい……?


「いや、それはマジで勘弁だわ……」


 てかよ。

 さっきまでオレの過去恋愛の件、言ってたろ。相手に浮気されまくってた話だったろ、ソレ。

 当時も、面白がってそうな感じで聞いてきてたけど。すげーな。


「そうなのー? 恋愛っていいよー? ねー?」


「うん」


 視線でレーザービームってか。


 いやいや。

 君たちのソレは、世間でいう『W不倫』だからな? バツイチ子持ちのBBAが何言ってんのさ。連れ子の面倒までちゃんと見てくれる現旦那さんなのに。裏切っといて悪びれないとは、中々やるなぁ。


 Kの奥さんはモラハラ気味だから、外に救いを求めるのも、解らんことはないけど……。この女に落とされるほどに、精神やられてたのかぁ……。いや、でも、キミ、毎日オレに電話で愚痴ってたよね? そういう解決方法試しちゃったかぁ。


 そんなことを考えながらも、筆者に逃げ場などなく。

 この後、散々馴れ初めやら惚気やらを聞かされたのであった。


 結婚は、人生の墓場っていうけどさ。


 マジで、ざまぁだよな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。