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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
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パンダさんのHappy Christmas!(後)

「クリスマスにサンタさんからマジカルステッキもらうの!」

幼女の夢をこわさないプロジェクト、発動!


ADは野生の王国にやってきました。

引退したサンタクロースが元相棒のトナカイと暮らしているのです。

でもどこに住んでいるのか、サッパリわかりません。

あそこにパン屋があるのでチョット聞いてみよう。

「へい、らっしゃい!」

パンダが顔を出したんでADもビックリ!

「いっいや、このへんにサンタさんはいますか?」

「さんた?ボクはパンダだよ」

「・・・以前サンタしてたおじいさんに会いたいんですが」

「?あーあーっ、サンタさんね。うんうん、死んじゃったよ」

「えっ?!ええぇーっ!」

何ということでしょう。サンタさんはすでにこの世の人でなかった!

「お達者なひとだったけど、正月にオモチのどにつまらせてねぇ」

うわあああぁぁぁーっ!ADはパニクってしまいます。

気の毒に思ったパンダさん、事情を聞いて力を貸すことにしました。

とりあえずAD連れてトナカイん家へ。

赤鼻のトナカイはパートナーを失って落ち込んでいましたが、

ぜひ、やらせてほしい!と目を輝かせた。

あとはサンタ役だけど・・・ADはパンダさんにオファー出します。

ええーっ、メンドクサイ。イブだしぃ寒いしぃ・・・

シブるパンダさんにADは、幼女がkawaiiと力説しました。

中学生以下はパンダさんの圏外ですが、未来への布石!

10年先に期待して引き受けよう。

かつての栄光のソリを物置から引っ張り出し、スタンバイOK!


クリスマスイブ、パンダさんと赤鼻トナカイは街にやって来た。

雨は夜ふけすぎに雪へと変わるだろう、とっても寒い晩です。

サンタコスのパンダさん、ブツクサ言いながらソリの中。

幼女一家は賃貸マンションの4Fに住んでいます。

ソリがエレベーター入んないので、ドッコイショ!担いで階段を上がる。

ようやくたどり着いてピンポンしましたが、あれれ?応答がないっ!

おトナリさんに聞いたら、田舎のおばあちゃん家に帰省中!

実は、プロデューサーがサプライズ狙いでアポ取ってなかったのです。

「フザケンナ!」

パンダさん、ブチギレ!

こうなったら何が何でもプレゼントだ!

恐怖のストーカーと化し、幼女を執念深くトコトン追い込みます。

一行がおばあちゃん家に着いたのは、もうウシミツ刻でした。

「みんな寝てるだとぉ、この非常時に!叩き起こせっ!」

幼女一家+おばあちゃんはモチロン、近所のひとまでトバッチリ。

PTSD不可避!怯える幼女にマジカルステッキ押し付け、はいチーズ!

ミッションコンプリート!


うえーいっ!

パンダさんと赤鼻トナカイは祝杯を上げます。

いいことすると気持ちが良いなあ。

肩組んで外へ出ると雪が降ってきました。

氷点下の風は冷たかったけど、心はポッカポカ!

「Merry Xmas!」「Happy Xmas!」

パンダさんとトナカイは顔見合わせてニッコリ笑いました。


                   (おわり)



パンダさんのHappy Christmas!

Yes!サンタクロースはいるのですよ!


・・・・・・・・・・To Be Continued


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