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08

「アナタもエンシェントブラッドだったのですね。なるほど、血の主従契約ができるわけだ。」


ジェイファが納得したように頷いている。杖は構えたまま話しを続けている。


「面白いですね。エンシェントブラッド同士でも契約ができ、先ほどまでのような事象が起きるのですかねぇ。これはますます、二人ともに連れ帰らないとですねぇ。」


ジェイファが詠唱をはじめようすると、リレィンが跳躍した。


「遅いわ。我と相対して呪文が唱えられると思うなよ。」


グサリとリレィンの短剣がジェイファに突き刺さる。さっと引き抜くと、ボタボタと血が流れた。

ジェイファは刺された場所を手で押さえながら後ろに下がった。


「随分小さい剣だな。我には不釣り合いだ。」


リレィンはぶつぶつと剣に文句を言っていた。

不利を悟ったのかジェイファがユウの転がされている場所に走った。


「私が逃げの一手しかないのは悔しいですねぇ。」


どこに隠し持っていたのか、ナイフをジェイファがユウに突き刺した。そして、小さな塊を地面に叩きつけた。すると、黒い煙が塊から一気に噴き出した。


「ユウ!」


オレが叫ぶとリレィンは先ほどのように跳躍し、煙の中へと飛び込んだ。そして、すぐにユウを連れて戻ってきた。

煙が晴れたあとには、動かない人形達が立っているだけだった。


じゃらりという音とともに、ユウを縛っていた鎖が外れた。


「ユウ、大丈夫か?」


オレが声をかけるとユウがほんの少しだが、目を開いた。


「・・リ・ル様・・は?」

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