【揺花草子。】[#5338] もう迷わない。
Bさん「昨日話した『人生の半分損してる』系トーク。
阿部さんは損得は合算できるものじゃないと嘯いたね。」
Aさん「嘯いたと言うか・・・。」
Cさん「したり顔で人生を騙る様が滑稽極まりなかったわ。」
Aさん「言い方が酷い。」
Bさん「でも阿部さんが言う通り、
確かにこれは単純な足し引きではない気がします。
昨日の論法で言えばガンダムもエヴァも知らない人は
人生がゼロになっちゃうわけだし、
その上きららや幼女を愛せない人は
マイナスにすらなっちゃうわけだから。」
Aさん「殊更に幼女を挙げなくても。」
Cさん「だからこれは私たちは計算方法が良くないと思うのよね。」
Aさん「計算方法・・・ですか?」
Bさん「例えば、世にあるあらゆる全ての人の人生ポイントが100だとする。
あらゆる楽しみを尽くして命を全うできれば100点の人生ってわけ。」
Aさん「人生ポイント。ふむ。」
Cさん「ここで、
『牡蠣を食べられないなんて人生の半分を損している』
と言う意見があるとするわ。
とすると、これは人生ポイントに対してマイナス50ではなく、
現在の人生ポイント × 1/2 と言う事なんじゃないかしら。」
Aさん「んっ・・・?
それは結局50になるのは変わらないのでは?」
Bさん「それはそう。
でも次に
『ホヤの美味しさを分からないなんて人生の半分損している』
と言う意見に当たったとする。
ここで従来の加減法に依って立てばさらにマイナス50点で
この時点で人生ポイント0点、つまりゲームオーバーだ。
ところが、ぼくらが提唱する割合法に立脚すれば、
今手持ちの50点に対して1/2 を掛ける計算になるから、
結果は25点になるってわけさ。」
Aさん「あぁ・・・なるほど。半分の半分って事だね。」
Cさん「そう言う事ね。
同様に、『ガンダムを知らないなんて』『エヴァを観た事がないなんて』
『ジブリが好きじゃないなんて』と言った条件ごとに
どんどん1/2ずつ人生ポイントに割合ダメージを受けていくわけ。
でもゼロにはならない。つまりゲームオーバーにはならない。
グラビデが最大 HP の時はダメージがものすごいけど
瀕死に近付けば近付くほど実質的な効果が弱まっていくのと
似ているわね。」
Aさん「それ似ているって言えますかねえ。」
Bさん「つまりそうやって割合でどんどん
トータルの人生ポイントは目減りしていくけど、
減算がない以上永遠にゼロにはならないわけで、
逆に本当に必要なものだけが残っていくのじゃないかな。」
Aさん「んん・・・?」
Bさん「そうやって最後に残った小さな光の欠片こそが
人生の本質なんだと思うよ。」
Aさん「急にエモい事言い出した!!!!!」
最後に残った道しるべ的な。




