【揺花草子。】[#5293] 昇華。
Bさん「昨日はソニーさんが PlayStation 向けゲームに関し、
2028年1月以降のタイトルについてはディスク版を
生産しない事を発表して
界隈では蜂の巣をつついたような大騒ぎになりましたと言う話をしました。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「これって、ソニーさんがそうだって言うだけじゃないの?って
思う人もいると思うわ。
例えばスクエニさんやカプコンさんは自分のところでパッケージを生産して
店頭に並べるとかするんじゃないか、ってね。」
Aさん「まあ、そうですよね。そう考えるのは自然です。」
Bさん「でもね、実はそう言う事にはならなそうなの。
聞くところによると、スクエニさんやカプコンさんが自前で
生産工場を持っているわけではなくって、
マスターデータをソニーさんに提出、受け取ったソニーさんは
それを自社工場で一括生産って言う形でパッケージは作られてるそうだよ。」
Aさん「あぁ・・・なるほど。
海賊版対策的な事を考えればそりゃそうだって感じだね。」
Cさん「そう言う事ね。
今回の決定はその工場を2028年1月で停止させますよ、って言う意味だから
各サードパーティーもこの決定に巻き込まれて
ディスク版の提供ができなくなるって言うわけ。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「とは言えね、プラットフォーム全体を見た時、
現行でもディスク版の売上は全体の中ではだいぶ小さいみたい。
僅かな収益のために手間とコストと物理的なリソースを必要とする
ディスク版を維持し続けるのは単純に言えば
経営判断的に許容できなくなったと言う事だろうね。」
Aさん「うーん・・・。」
Cさん「阿部さんもちょっと納得いってない感じだけど、
そう言う阿部さんは最後にパッケージ版のゲームを購入したのはいつ?」
Aさん「えっ。
えー・・・そうですね・・・。
いやもう多分覚えてないぐらい昔ですね・・・。
少なくとも PS4 の頃にはもうパッケージを買う事はなかった気がします。」
Bさん「PlayStation Store は PS3 のリリースと同時にオープンしたようだからね。
その頃はまだ今のようにゲーム全体がダウンロードできるってのは
一般的じゃなくって、大規模タイトルはなおもパッケージが主流だった。
PS4 の時代に入ってその流れが変わって、
パッケージとダウンロード版は並立の時代へ。
そして PS5 世代になってリリースされた
『デジタルエディション』に象徴されるように、
完全にダウンロード版が主となって今に至るわけだ。」
Aさん「んん。そうだったか。」
Cさん「PS4 向けの『FFVII REMAKE』が何10GBって言う容量で度肝を抜かれた、
みたいな事もあったわよね。」
Aさん「あぁ・・・ありましたねえ。」
Bさん「今やテラバイトクラスのストレージを追加して運用する事が一般的となり、
ダウンロード版であればセーブデータを残しておきさえすれば
ゲーム本体は削除しても後で復元できる。
遊び終わったタイトルでストレージを圧迫される事も避ける事ができる。
その点はデジタル版は利便性が高いと言えるよ。」
Aさん「確かに。」
Cさん「でも究極的にはストレージにデータ保持さえしなくていい、
全てネットワークプレイできる環境が理想ではあるわよね。」
Aさん「それは確かにそうですけど、
クラウドゲーミングは遅延との戦いと言う
技術的な問題が横たわっていますしね・・・。」
Bさん「それはそう。
格ゲーとかでは致命的な問題だよ。」
Aさん「んん。」
Bさん「そろそろ人類は物理的な肉体を捨て
霊的な存在へとシフトするタイミングかも知れないね。」
Aさん「この文脈でそんな結論になる事ある?」
せめてデジタルツイン的なところから。




