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白い宵闇の路地  作者: まこた


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28/37

担担麺は関係ない

鋼鉄のおっさんより そこらへんのお嬢さん

Te/


光ったまま哭いた。

あたしは 虹の空を眺める。

つかれたとき あおいコーラでのどのかわきをかきけした

そっと手を伸ばして、にこやかにわらう

傷みの方向にそらを 持っていくために…

あっと言う間に時が流れた

彼と別れて、何か月かが過ぎて

彼のしていたことの意味はようやく1mm程度はその端っこが想像できるようになった。

人間は他者の十分の1も知らない。それはおかしくはない。

実の家族ですら、たぶん他者をほとんど理解しない。


そういえば 彼とつきあっていたのか どうかも それはさだかではなくて

ただ泣いたのだ

かれがあたしに わかれをつげたとき


「好きなんだけど 限界みたい」

JPOPのありきたりな歌詞のような一言を残して彼は

あたしを消去した

あたしは そのあとも 命はケイゾクしていたので

かろうじて 呼吸をした


なにが 一体いけなかったんだろう


必死に彼を愛した

あつい想いは抑えて 気持ち悪くならないようにニュアンスも調整して

そう 文字通り 彼に尽くしたはずなのに…

どうして   


あたしは意を決した。そうだ ストーカーしよう、そうしよう!

Δ


「あー、ねむい…」

「どうしたんですか あおい先輩。」

「いや… 最近眠れなくて」

「はあ イケメンでも眠れないんですね」

イズヤは変な感想を述べた

あおいは述べる

「イケメンだろうと タンタンメンだろうと… ねむれないときがある」

「たんたんめん…意味深ですね」

「……あっそうかい…」

あほらしくて途方に暮れるあおい。


「どうせ あなたはもてるだろうから… 女性に抱きつかれて眠れないとか」

「…そんな 浮いた話ないよ」

あおいは苦笑いして続けた

「イズヤくんはぼくがもてると誤解しているようだが

そんなことはない」

「ああ、まあ、ぼくよりはもてそうだなと」

イズヤは述べる

「君はそもそも 女の子が嫌いだろうが…」

あおいは呆れた顔になる。


「まあ、先輩は女性に付きまとわれないように気を付けて」

「ああ、そうだね」

Δ

あたしは

うきうきしていた…

あたしをふった男が 一体普段どんな暮らしをしているのか…

彼はたしか 高校生だったような

非常に照れ屋で

あたしのことを 怖いって 言ってたっけ…


気づけばあたしは彼の通う高校にたどり着いていた…

「どうしよ…」

自称ストーカーの自分がびびっている…

「まあ、さすがに これで彼に会ったら アウトだよね…」

あたしは 心の中の闇や愛情を冷静にたしなめる…


「あら、どうされました」

変てこな声がする

丁寧だが少し無礼な響き…

「なんだか ここの生徒さんじゃないみたいですけど…」

その美少年は、そう述べた。

「ああ、ぼくはイズヤって言います。ここの高校の生徒ですよ」

「あ、そう…」

あたしはばつがわるくなる


「あなたは若いけど高校生には見えない。若いとしても女子大生…くらいかと」

「それは あなたに関係ないし」

「そうっすね…」

「あなたは もしかしたら あおい先輩に会いに来たのかなって…」

「ななななななn   なんで そう思うの… あたしそんな人しらない…」



「ストーカーとフォロワーの違いは マイル数です…」

マイルスデイヴィスもまっさおな かわいた論理を述べる美少年

「あなたが もし あおいさんの ストーカー予備軍なら

運がいい、ぼくが 言ってあげます、あなたに。バイアスを捨てれば、あなたはストーカーをやる  必要が無くなる、と。」



「あおい先輩は罪深い。彼は普通の人だ。そしてあなたは異常です。ぼくは異常だから

あなたとあおい先輩はちがう。ぼくとあなたは同じようなもんです」

「なにがいいたいのよ」

「あなたは 真冬にコタツに入っててあおい先輩に 会いに来てほしいと言われたら行きますか」

「それでいかないわけないじゃん。考えるまでも無いし」

「ぼくなら 行かない」

「好きな子でも?」

「ええ。めんどいし」

「…それ 愛が無いよ」

「ええ。そうっすね。いらないです。そして金も貢がなくていい」

「じゃあ あなたはどうやって あなたが生きてることを認めるの」

「…うーん。難しいな。ぼくには好きな人がいて、年下の男なんだけどね。」

「……あっそう…」

「感謝してて 悲しむ顔を見たくない」

「……あっそうなのね」

あたしは そのときすこし 彼に同情した

こいつは 愛されてない… その年下の子に、というのもあるが… この世界に。

「だからね、おれはそいつをきずつけたりしないし…。うーん。」

「でも その彼がとなり街に引っ越したらあなたは会いに行くのでは」

「…それなんすけどね…

うーん。会いたがらなければ、そうならない…」

「へえ 執着がないのね、大人で結構…」

あたしはつまらない皮肉を彼に浴びせる

「どうしたらそんなにおりこうさんになれるの?」


「おれが彼を信じてるから だめなおれをゆるしていると 信じてるからです」

「……」

「だから 壊れる必要が 無い。彼に痛みをぶちまける必要が無いんです。

その前に正しく終わったから。  あるいは僕の心が。きちっとシャットダウンできたから、かな…」

「ふん。詭弁。」

「ちがう。と思いたい」

イズヤは笑う。

そして

あたしは 静かに終わる。

Δ

イズヤの部屋。暗い。でも真っ暗じゃない。年下のフーディの美少年と一緒にいる。

その少年は淫靡にイズヤの膝にまとわりついている。しかし気高く。

イズヤは指でホソミを撫でる。ホソミは薄く目を開けて、にやけている。

イズヤは 別に 金は要らない… きれいな男を手の中に 閉じ込めていられたら…

ああ、そうだ 本当のストーカーは自ら 動かない。 なぜなら 閉じ込めておけば

約束の日に会えるではないか。しかし どちらが首謀者か わからない…。


「ねえ 先輩 今度デートしよ」

「え。ありがとう。じゃ 今キスするね」

「え」 嫌がってるかどうかの確認の前にイズヤはホソミに対して接触を果たし

目が潤む後輩の少年を少し強く抱きしめる。

ああ…嘘がひたすら 言いたい そんな気分

イズヤはホソミに言う

「異常なんてないよ。以上。」




舌を絡めるオトコ

二枚の舌

舌を絡めるオトコ

4マイナスCイコールBAD

挿絵(By みてみん)


としをとっていくひとたち

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