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油淋鶏をメインとした夕飯を食べ終わって食後の休憩をしている時に不意に刻星が口を開いた。
「少し聞いてもいいかな?」
「何だ」
テレビに映るバラエティーを観ながら短く答えると「晴龍の本性がというのはどいう事なんだい?」と言われてしまった。
「?」
始めは何の事か分からなかったが晴龍を殴った日に言った言葉の事だと気付き「あ〜」と声を出してどの様に説明したら良いかと考え出した。
「ゔん〜本性という表現は大げさだったか⋯」そこで一度区切り「本性と言うより態度と言ったほうが良いかもしれないな」と天井を見上げなだら答えた。
「態度?」
「そお、態度。彼奴はご両親と3人で居る時か、俺と2人っきりで居るときにしか彼奴本来の態度にならないんだよなー」
俺の下手くそな言葉では分からなかった様で、頭に?マークを浮かばせていた。
「ま、簡単に言えば彼奴は今言った3人の前以外では仮面を被って過ごしているって言えば良いのか?俺もどう言えば良いのかわかんねーわ⋯」とお手上げだと肩をすくめた。
「何時から彼はそうしているんだい?」
刻星は何の気なしに聞いたのだろうが聞かれた俺は何時だったか思い出せずにいた。
というか俺と初めて会った時からそうだったのかもと今頃になって気付いている自分もいた。
「海?」
黙ったままの俺に訝しんだ刻星が顔を傾けて声を掛けてきた。
ウンウン、可愛い。
「何でもない、恐らく物心付いた時からだろうな」
その言葉が少し衝撃だったようだ。
それからの日々は何事もなくただただのんびりと過ぎていき高校も無事 卒業 できた。
完




