ケンタウロスをご紹介します
みなさん!!
ケンタウロス、好きですかぁ!!!!
足長っ!
力強ッ!
爆走! 爆速!!
すごいケンタウロスの再発掘です!
☆**☆**☆**☆**☆**
あきれましたか?
ごめんなさい。
ここからは努力して常識的トーンで。
ケンタウロスは、ギリシャ・ローマ神話で語られた架空の怪物です。
その名前やシルエットは、十二星座の『射手座』の図像や物語を通じてかなり広く知られています。
ケンタウロスの古典的スタイルは半人半馬。
『たくましい裸の男の上半身』と『裸の牡馬の四脚のからた』が、馬の首があるべきところでシームレスに融合しています。
言い方を変えると『人頭の二腕-四脚』の獣人です。
もちろん、いくつもバリエーションがあり。獣顔のケンタウロやサソリの尾をもつケンタウロス。後世に、両性具有や鳥の翼をもつ半人半馬も描かれました
ギリシャ神話のほかの半人半獣と比べてみると…………
サテュロス(Satyr)やパーン(Pawn)は、人間のような二足歩行する獣人で、『角のある人頭、二腕-二脚』をもちます。
スフィンクスは逆に野獣に近く、美女の顔(頭)にライオンのからだをもちます。
『人頭、腕なし-四脚』………人面獣と呼ぶほうが半人半獣や獣人よりしっくりします。
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馬は『もっとも美しい動物』と讃えられることもある動物で、「自由」や「高貴」、「スピード」の象徴になることもあります。
ケンタウロスは馬の力強さと野生………人間の顔(知性と意思を示す)と肉体美をあわせもつ『架空の肉体美』をもち。美術工芸のモチーフとして魅力的でした。
古代ギリシャ文明はもちろん、キリスト教化された中世ヨーロッパ、現在社会でも絵画彫刻、挿し絵、シンボルマークがつくられ。
神話伝承にそった作品もあれば、芸術家や依頼主が独自に解釈したり、場面そのものを創作した作品もあります。
古典神話のケンタウロスの「本性」というと…………粗暴で短気な強姦魔の野蛮人です。
野獣のように地面の上で寝起きして、生肉を食べ。酒好きで、人間の女に欲情して拉致、暴行。今日のケンタウロスのイメージは『きれい』に整えらたものだといえます。
もとになったのは【賢者ケイロン】でしょう。
ケイロンもギリシャ神話のケンタウロスですが、例外中の例外の規格外。
ほかのケンタウロスたちと出生がちがう上、神アポロンとアルテミスに養育された文武両道の天才。すぐれた人格の持ち主で、卓越した教育者でした。
(妻子もいました)
医神アスクレピオスの師匠でしたし、名だたる英雄に弓矢や格闘を教えた指導者。国王に信頼されて子の養育を任されることもありました。
「カラスは黒い」という命題を くつがえすには
何千何億の中に たった一羽 白い翼のものが いればよい!
……………………『覚悟のススメ』
賢者ケイロンは、ならず者の強姦魔のケンタウロスの中にいた『白いカラス』です。
また、1941年のウォルト・ディズニーのアニメ映画『ファンタジア』は、おだやかにくらす自然の民というケンタウロスを登場させました。
どれほどケンタウロスのイメージアップに貢献したか、正直よくわかりませんが………
森や草原にくらす高貴な野蛮人。そんなイメージを広めたのは『ファンタジア』かも知れません。
日本のマンガやアニメのケンタウロスのすがたは、さらに自由自在、変幻自在です。
個人名をもつギュラーが登場するマンガ作品を挙げると…………
作品名『モンスター娘のいる日常』
セントレア・シアヌス(セレア)
〜サブヒロイン のひとり。他種族交流のために日本にやってきた西洋騎士タイプのケンタウロスです。
いつも持ち歩く剣は、日本の銃刀法に触れない模造刀。
作品名『セントールの悩み』
君原 姫乃
〜 メインキャラクターのひとり。先祖が武士(騎馬武者ケンタウロス)で本人も流鏑馬が特技でしたが、性格はおだやか。あだ名が『姫』でした
作中のケンタウロスの呼称は『人馬種』で、耳だけが馬の耳です。
作品名『モンスター娘のお医者さん』
ティサリア・スキュテイアー
〜 主人公を取り巻くモンスター娘のひとり。運送会社の跡取り娘(お金持ち)で大闘技場の闘士で、登場当初、メインヒロイン(ラミア娘)のライバルになる予定だったようです。
作品名『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日記』
タウラ
〜 弓の名手のケンタウロス娘で、異世界転移主人公のハーレムメンバーのひとり。
本作はアラクネ(半人半蜘蛛)やマーフォーク(人魚)も登場しますが、異種生物との混成ではなく、人間の変異種と説明しています。
(つまり、全身、人肉と人骨と人血でできている)
作品名『戦国ケンタウロス』
馬場信房
〜 戦国時代のサムライケンタウロス。暴君信虎を父をもつ武田信玄の家臣。戦場には誰も背中にのせずに出ます。
作品名『人馬』
松風ほか
〜 大河ケンタウロス時代劇。
はるか昔から人馬がいた架空の日本の、架空の戦国時代。人馬はいくさの道具にされてしまい、主人公たちは奴隷や虜囚から………
一方、怪物的、怪獣的なケンタウロスも創作されました。。
1973年のアメリカの冒険映画『シンドバッド黄金の航海』(The Golden Voyage of Sinbad)には、ダイナメーション技術で動くモンスターがいくつも登場し。ケンタウロスもその一つでした。
手がけたのは特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼン。
1963年公開の映画『アルゴ探検隊の大冒険』は評価が高く。絶賛された巨人像タロスは、今でも、ギリシャ神話のタロスの代表的なイメージです。………原典の『人間大』のすがたは上書きしされてしまいました。
そんなハリーハウゼンのケンタウロスは、一つ目の毛深い巨人でした。
映画のポスターの中で、主人公シンドバッドに襲いかかる(ような)ポーズをみせたものの…………作中、絡み(戦闘)はとくになく。ほかのモンスターと衝突して退場。
「えッ゙(おわり?)」
………と、初見でおどろいたものです。
怪物化巨人化したケンタウロスはまたまだいますが、今回はばっさり省略いたします。
名前もセリフもないゲスト。暴れるだけ暴れたら、,一話だけで退場……そればっかり(決めつけ)。
そう、例えば。
今年(2026年)のTVアニメ、『Re:ゼロから始める異世界生活』にもケンタウロス型モンスターが登場していました。
兜のような頭、槍のかたちの両手、上体の腹の縦ひらきの口…………主人公がプレアデス監視塔と呼ばれる巨大施設の地下に行きつくと、突然襲いかかり。
名もなく、セリフもなく撃破。
一瞥もされず場面転換。
(だろうとも!)
例えば………ですね。
『ケンタウロス型のターミネーター風モンスター』なんていいと思うんです。
ターゲットを執拗に追撃し、路上だろうと屋根上だろうと猛襲!爆走!! 終盤は上半身だけ(あるいは下半身だけ)になって、なおも狙いつづける!!
そんなケンタウロスがメインのバトルファンタジー、ないでしょうか(あるのを知りませんか)? あるいはこれから創作する、なろう作家さんはございませんか………
さて(気を取り直して)。
NEWケンタウロスの中で、とくに!
とくべつに個人的に好きなのは【メカケンタウロス】、半人半馬ロボット(有人)です!!
…………ファンタジーじゃない?
脱線?
ちがいます!
ゴジラよりメカゴジラが好きな人間もいます。
そしてメカゴジラが登場しても『怪獣映画』なんです。
つまり、メカケンタウロスのファンタジーはあり!
◯ ロボットになったケンタウロス
紹介したいのはモビルスーツ的なリアルタイプです。
(うきうき!)
まずは「人馬兵プロマキス」
『機甲界ガリアン(1984 -85 年)』に登場した敵の兵器で、異世界ならぬ異星(別の銀河)が舞台。
人馬ロボットは中世ヨーロッパ風の文明社会に突如あらわれ、序盤で主人公(王子)の国を滅ぼします。侵略国家の独裁者……頭毛なし、風呂好き……がよみがえらせた古代の発掘兵器という設定でした。
甲冑風の装甲、槍をふるう戦い方、馬っぽい竿立ちまでみせましたが、主人公が専用機を手に入れるとたちまち動く標的に………
主人公の専用機がつかう『ガリアンソード』は変幻自在のアクションが魅力で、その後『連接剣』とも呼ばれて、他作品………『機甲界ガリアン』と無関係………に登場するようになりました。
漫画『クロスボーン・ガンダム(長谷川裕一)』に至って、のたうち大回転する『巨大質量兵器』と化して宇宙戦艦!?を引き裂いていました。
このロマン武器にめった斬りにされた最初の敵は「人馬兵」なんです!(名誉!)
「人馬騎士ツェンドルグ(試作機)」
「人馬騎士ツェンドリンブル(量産機)」
原作小説は『なろう』掲載の『ナイツ&マジック』………アニメ化は2017年でした。
『ガリアン』もそうでしたが、本作の舞台も、中世ヨーロッパ……西洋ファンタジー『風』世界でした。
しかもタイトル通り、魔法使いがいます。
もっとも、巨大な魔獣の討伐や敵国との戦いの主力は、有人のヒトガタ巨大ロボ(騎士の乗機)。
人馬騎士は、異世界転生の主人公が開発を手がけた新型機でした。
この世界にケンタウロス(半人半馬)の伝承はないようで…………まわりは突拍子もない、半人半馬の四脚のデザインにおどろき。操縦は二人がかり、動力炉も二つという巨人機が試作されて、唖然騒然。
しかも、本アニメのメカケンタウロスは、馬兵で終わらず、超大型戦車がつくられ。
人馬騎士が、射撃兵器を満載した車両をひいて戦場をゆき、魔獣の大群にフルバーストするわ。敵国の飛行船団に対空砲火を浴びせるわ…………
大活躍させていました(うれしいね)。
(おっと)
(今回は、モンスターのケンタウロス、メインは神話、メインは………)
たびたび、申し訳ありません。
うっかり、筆が。
あらためまして。
ケンタウロスは幻想的生物(怪物)として広く知られ。ニュータイプの創出、ロボットアニメへの展開もありました。
しかし、今、ファンタジージャンルのケンタウロスの人気は高いといえません。
以前から知られていたことが、「ありきたり」、「新鮮味が無い」、となったほか。映像作品への登場は大小のハードルがありそうです。
ほかのキャラクター(人間サイズ)との会話ひとつとっても、上背(目線の高さ)かちがいますね。
2026年放映のアニメ『異世界のんびり農家2』はケンタウロスが住む家の中を映像化しました。
………馬小屋そのまま。
もちろん、当事者からの要望です。
ケンタウロスに人間用の家屋の天井は低く、出入り口はせまく。ドアがあると、大きな下半身(というか後ろ半身)かつっかえて不便。
イスやソファなどの家具は体型に合わない。
だから、馬小屋。もっともな選択です。
しかし、ファンタジーな知的種族が、家畜と同じ仕様の小屋ぐらし??
(なんかちがう!)
かといって、本気で自力で半人半馬の生活文化を創出し。マンガや動画にするとなると、たいへんな労力と知識が必要になります。
二腕四脚などいないので、民族文化や過去の歴史資料は参考になりません。
エルフにしとこう! 人気あるし!
バンパイアでもいい!
………となりますよね。
『スローライフ』や『領地経営』、『学園』ものの創作ファンタジーがあふれたことも、ケンタウロスに不利だったでしょう。
日常生活の描写がふえ。仲間と行動する場面がふえ。近所づきあい、町歩き、食べ歩きものシーンもるとなると。
半人半馬はますます出しづらい……
………しかし。
いつのまにかフェイドアウトはあんまりです。
もう一度 、掘り返してみましょう。
原型をたしかめてみましょう。
本シリーズは、ケンタウロスの伝承の起源、おもなエピソード、寓意、後世の逸話を集め、お伝えします。別伝、異伝はもちろん、個人的感想や新解釈(個人的妄想)も取り混ぜて!!
ケンタウロスの伝承は、メソポタミア文明の人類最古の英雄伝にまでさかのぼることができるそうです。
最古にして最長、人気の架空生物なのです。
キッカケがあれば見直されると思うのです。
ケンタウロスの人気を爆発させる、もう一羽、白いカラスが生まれてほしい!!
どうか、お付き合い下さい。
【 順不同、まとまった話から掲載します】




