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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
2章 王都でデート♥️俺はおう吐(-""-;)それでもトラブルはやって来る⁉️次いでにデザート頂きます
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17話 二転三転する死闘!その果てに…

前に感想を下さった夢男シンジさんからのご指摘によりちょっとだけ、書き方を少し変更させて頂きました。


とても鋭いご指摘でした。皆様方が読みやすくなる様なご指摘…ご感想をくださいまして…


夢男シンジさん。本当にありがとうございます。


そして皆様…これからも、こんな自分とこの作品の事を応援お願いします。

コロシアム会場、上段席にて…


優とグランティーア屈指の精鋭部隊《薔薇ローズ戦姫レディ》最強の《四戦姫フォースレディース》の決闘を、このコロシアム会場の上段席からは余りなく写し出され、その光景の圧倒的な迫力に観客は歓喜と興奮を爆発させている。


その上段席では、懸命に戦っている優を観戦している地香を始めとした、勇者(仮)やサーナとユレーナが常時冷や汗をかきながら観戦していた。


現在、突如発動したシルエットの固有結界【氷結城アイスキャッスル】内に優が捕らえられそこから暫く両者に動きが見えなかったが、突如として【氷結城】に異変が起こった。


鋼鉄を越える強度を自称する氷の重層と固有結界系能力特有の自己修復機能の2段重ねにより、いくら氷の弱点である炎魔法の長所である圧倒的火力をもってしても困難であろう。


だが、しかし!そんな難攻不落の城とでも言うべきか!そんな鉄壁の防御を誇る【氷結城】を優は捨て身の魔法により溶かし尽くしてしまったのだ。


そんな事は、通常あり得ない事なのだがそれを今正に現実にした男こそが、我らがザ・モテ男界のゴッド・オブ・プリンス!灯火ともしびゆうなのである。


そんな優の…圧倒的劣勢にも関わらず、勇猛果敢に4人の精鋭達に立ち向かって行く姿に心掴まれる者も少なくなかった。いや、それ処か観客席の大半はそんなあっと驚くような演出に歓喜の声を更に響かせ、優を応援している。


コロシアム内は優コールで埋まりつつある。


「うわっ~~~!こりゃ、ここでも新たな優信者が誕生しつつあるかもねぇ~」


「そりゃあ~、こんな凄い決闘そうそうお目にかかれそうもないからね。自分もユウ君達の戦いぶりを見て驚いているばかりですよ!」


地香とアルトはそんな熱烈な優コールをする観客席を尻目に優の様子わ眺めていた。


「ユウ君。このまま行けば、もしかすると…勝てるんじゃ…―」


「いや!状況はむしろ悪くなってるんじゃないの?」


「えっ?どういう事、ユレーナ?」


ユレーナの突然の発言に、一同が疑問を漏らした。それもそうだ。ユレーナはこの決闘を観戦している中で、唯一何も喋らずただ淡々と優の決闘を見ていたのだ。その彼女からの突然の言葉を無視出来なくなっていたのだ。


「魔力量面は問題無いわね。ちゃんと考えて半分以上は温存させてある…けれど、問題は体力面…精神面についてよ!」


「はっ?いやでも、ユウ君のあの状態を見てみる限り…そりゃ少し疲れてるかも知れないけれど、補助魔法のお陰で何とかなってるんじゃ…」


「えぇ、()()()()()()そうだったわ。補助魔法の助力あって近接戦闘でもそこまで苦なく動けていたでしょうけど、アレを見てみなさい」


「ん~?何な…にぃ!!」


「「!?」」


ユレーナが指を指した方向を見た一同は、驚きを隠せなかった。


優が【氷結城】を壊した後から一歩も動かずに…正確に言うなら謎の黒き影の様なものが優を捕らえてしまい()()()()()()()()()()()()()



            ☆



「グガッ!?しっ…しまった!」


(ゆっ、油断したっ!)


やっとあの寒い氷の城から脱出出来たかと思えば、今度は金縛りに遭うとはな…


「やっと……隙を…見せた……」


「ナイスにゃ!ハルフェティ!さぁ~ってと、ソイツを離なすにゃよぉ~!」


僕が今、何故指1つ動けずにいるのかと言うと…僕らが警戒していたハルフェティさんの能力の一つ【暗黒シャドウ影師パペット】によるものだ。


「【暗黒シャドウ影師パペット】…【影縛えいばく】……」


「ぐっ!くそぉ…」


この能力は彼女が影の中にいる実態の無いもう1人の彼女を操る事が出来る能力だと言う。この能力の起動範囲は、彼女の影が届く辺りと狭いし僕にやっている金縛りに似た技も、僕の背後を取らなければ使う事も出来ないのだ。


この【影縛えいばく】と言う技。己の影を相手の影に移し、その影の中から相手の自由を奪い操作する技なのだ。その為、自身の影と相手の影を近くにしなければ発動しない。


並の相手側なら、彼女は魔法を用いて気付かれる事無く相手の背後を取り容易く無力化出来るだけの力量わ持っている為、戦いの中彼女にそれだけはさせまいと警戒をしていたが…


(くそぉ…気を揺るんだせいで、状況が悪化したっ!)


こうなってしまったら、俺の命運を彼女に握られたも同然だ。廻もこれだけは何としても避けろと忠告してくれたのにこの様だ。


(くっ、それにしても…マズイなぁ、さっきの魔法の体力を思った以上に消耗しちゃったし…上手く集中が続かない!息苦しく感じる…)


こうなってしまったのは僕が集中を切らし油断してしまったのがいけなかったのかも知れない。すると、もの凄い気迫と闘気を前方から感じる。


「ハルフェティちゃ~ん!時間稼ぎありとにゃ~♪これで、ウチの()()()かませるにゃよ!にゃフフ…にゃフフフフフ♪ニャァハッハッハッ!」


「了……解……いつでも……オー…ケー……」


「そ・れ・に~~~♪リーダー!シルエットちゃんの様子はどぉ~?」


後方からリーダーであるシャーロットが歩いて来た。僕達と少し距離を空いて。


「えぇ…、気を失ってるみたい。壁側に休ませておいたから、少なくとも決闘が終わった後に起きるんじゃない?まぁ、それもアンタが幕を閉ざそうとしてる最中だけどね…」


「ニャハ!にゃんだか…獲物を横取りしたみたいで悪いにゃねぇ~~~♪」


「早い者勝ちよ。さぁ!無駄話しないでとっとと止め指して楽にしてあげたら?」


「んにゃ!遠慮なく…やるにゃよぉ~!」


その瞬間、カナリーの雰囲気が険しくなった。よく見てみるとカナリーの両手がまるで龍の鱗の様になり腕も龍の爪の様な姿になった。そして、電気を帯びている。


その状態のまま、僕に向けて攻撃の構えを取っている。


(この攻撃を受けるのはマズイ!)


「食らうにゃぁー!【豪雷ごうらい黄龍ドラゴンクロー】!」


「グアッ!ガアァァァ!!!アガァァァ!!!」


「この攻撃は防御無視!相手の急所を正確に切り裂く!そして、追い討ちの電撃!この技食らって立ってた奴はウチは知らにゃい!」


「ウグッ!グアァァァァ!!!」


この一撃をモロに受けた僕は、その痛さに堪らず悲鳴が上がった。その苦しみはいつまで続くのか…



            ☆



「ユウ…サマ」


私は今…後悔している。私があんな事言ってユウサマ達を巻き込んだから、ユウサマは今…苦しんでいる。


メグル先生からユウサマの昔の話を聞いてしまった時から私は、ユウサマに顔を合わせるのを躊躇ってしまう。


もう、これ以上…ユウサマに傷付いて欲しくない。私は…我が儘だったみたい。私の願いさえ叶えば、後はどうとでもなるって思ってた。


ユウサマと一緒に居れれば何もいらないと思える程に…あの人が心の底から好きになった。


けれど、私の愛しい人が私のせいでこんな…こんな辛い目に逢ってるなんて…私には…ユウサマを愛する資格があるの?


こんな私を、ユウサマはどう思ってるのか…彼の本心が知りたい!


(ねぇ…ユウサマ。どうして…何の為に…貴方は、戦っているの?教えて…)


「教えてよ…ユウサマ…」


私は、お父様方に気づかれない位の声量で呟いた。勿論…この返事を返してはくれない。


多分…いいや、絶対に!ユウサマは私の事を愛してくれない。いや…もう、他の誰も()()()()()なんだ。


なのに………私は…ユウサマを…―


「もうすぐ…決着が付く。アレを見てみろ」


「……!?」


「カナリーの必殺技を、しかも瀕死の状態で打ち込めば…もう勝敗は決したも同然だ…」


「…っ―!」


そうだ。お父様の言う通りだ。あんなのを食らって立っていられる訳がない。それは、例えユウサマでも同じことだ。反論しようとした口が開かず、ただこんな光景を目にしながらも必死に涙を我慢する事しか出来ない。


「だが、安心しろ。死にはしないさ。彼女達はちゃんとそこは配慮してある筈だ。こんな大衆を前に人殺しはしないさ。安心なさい…」


()()()()()…か)


一体、何に対して言ったのか…私を不安にさせまいと言ったのだろう。けど、そんなの私の前ではもう意味を成さない。


ユウサマの悲痛な声を聞くたびに実感していく。私にユウサマ何も出来ない。何もしてやれない…そんな歯痒さと心のざわつきが、私の中で暴れている。


そんな私に…



私自身に……




とてつもない()()()を覚えていた。



            ☆




「ガァァァ!!…ガハッ…―」


「【暗黒シャドウ影師パペット】……【影縛えいばく】………解除」


バタンッ!


【影縛】の拘束が解放された。


【豪雷・黄龍の爪】の電撃の猛攻をモロな受け、僕は力無く膝を付き無様に倒れ這いつくばる。


「カハッ!ゲホッゲホッ…」


「にゃは~疲れたにゃ~。てか、コイツ…超~~絶しぶといから思ったより時間を掛けたにゃ」


「でも……もうすぐ……終わる」


「えぇ、私はただ…彼が気を失うまで待てばいいのよ」


僕の近くに囲む様に3人が近づきじっと見つめている。本来なら美女3人に見つめられて照れる何てお茶目な事を抜かしたいが、今はそうでもない。


「これまでの決闘…意外にも有意義なモノだったわ。私達を相手に奮闘したその勇気…尊敬に値するわ。だから…安心して眠りなさい」


「………」


「もう、喋る気力も残ってないみたいね」


「ハハハ…」


「んにゃ?」


「ハハハ…アハハハハハハハハハハハハハハハハ!ゲホッゴホッベホッウガッ!」


「なんにゃ?コイツ。項垂れながら笑ってるにゃ?どうしたにゃ?頭でも打ったかにゃ?」


「あぁ、君達の言う通り……ゴホッゴホッ!僕は、もうすぐ…気を失うだ…ろう」


そうさ、後数十秒もすりゃ~僕の意識は夢の中さ。どう足掻こうがもはやそれは不可避だ。けど…そうなる前に…


「僕……こう見えて寂しがり屋だからさ……ゲホッゲホッ!……だからさぁ~…」


「何を突然―」


「君達も………一緒に……どうだい?」


「「「?!」」」


「結構大変……だったんだよ…グフッ!この場所の……至る所に……」


掠れた声で、笑いながら言葉にした。


「設置型の……爆裂…魔法を、仕込むのは…」


「「「なっ!?」」」


本当に大変だった。もしもの為の対策としてこれらを察知される事なくこのフィールド内の至る所に設置しながら戦うってのは。この爆裂魔法は、たったの一つの起爆剤が爆発すればそれが誘発しそれらを繰り返して広範囲の爆裂魔法となるのだ。


その起爆剤を、僕が所有している。その起爆剤には…()()()()() を施した。


それは…


「僕が……意識を……手放せば……自動的に、起爆……剤は…勝手に……ドッカーン……さ。へへっ―ゴホッゲホッ!」


「なっなんだ―」


「じゃあ…お先に……」


ニッ!


僕は笑う気力がなくても意地でも笑い…地面に倒れる。


僕には爆発の影響を受けない。だから、安心して意識を手放せる。


最後に、彼女達の慌てふためく顔を見れて面白かった。


悪いね。ネリアちゃん。これじゃまた…君をハラハラさせるだけだね。決着が延長されるけど許してね。僕は涙を堪えているネリアちゃんに、微笑んでみせた。


そして…僕は意識を手放した。



            ☆



ユウサマが、私に微笑んでくれた直後…ユウサマは地面に倒れその直後にユウサマの近くで爆発が起こった。


その爆発は、至る所でさっきの爆発に誘発される様に凄まじい音を出し、砂嵐が吹き荒れた。


砂埃は多少たったが、辺りを見回すと…眠る様に倒れているユウサマと、爆発に巻き込まれた三人が倒れていた。


「おっ!お父様!これは…?」


「ん~~~む…」


しばらくお父様は、唸りながら悩み…そして、立ち上がり大きな声でこう言い放った。


「この決闘!決着着かず相討ち。だがしかぁし!この決闘はどちらか勝利をおさめなければならないと宣言した。その言葉通り…両者の復帰を待つ事にする!それでも良いか!よいか皆の衆!!!」


「「「「「オォォォォォ!!!」」」」」


お父様は、言うだけ言ってさも満足そうな顔をしてゆっくりと腰を降ろした。


「お、お父様?!」


「なんじゃ?その顔は?わしは、ただ…こんな決着の着き方が気に入らんだけだそ!それに…あの小僧の勇姿をまだ最後まで見届けてないからな!」


「………!」


それだけ言ってお父様は…いえ国王様はただ佇んだ。


私も国王様と同じ様にただ……佇む事しか出来なかった。

皆様、どうでしたか?自分のキャラ同士の会話の「」の一行開け。


もし、読みやすかったら幸いです。


もっと他の読者様などからも感想お待ちしています。




続きまして…




次回は、何と!?

優の過去篇となります。


1章は廻の過去篇!となると必然的に2章は優の過去篇になりますよ。


幼き頃の優と優の元カノ柳田やなぎ美里みさととの…


運命の出会いと甘酸っぱい幼き日々と…


ほろ苦い別れと恐怖の日々と…


紅く染め上げられた終わりの日を…


恐らく2~3話まで投稿します。

次回もお楽しみに!

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