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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
1章 異世界で二度目の人生を…ってさぁー、絶対幸先は良いスタート切らねぇよなぁ。俺は少なくともそうだった
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7話 あぁーーー殴りてぇーーー!!!

優のステータス、やっと出せます。

優さんや~~~~つっぱしんじゃねーぞー。って忠告虚しく行ってしまわれた。


「ドアホ、」


俺とついさっき起きた地香は、飽きれ気味に優を追っていった。すると、何かゴロツキのリーダーらしき奴が、


「お嬢ちゃん、ちょっーーーと痛い目見て貰うぜぇ!」

「いっ、いや!?」


ゴロツキのリーダーが、少女に手を向けてから、


「少ーーーし、オネンネしな”燃えよ火の力よ我が敵を討て【ファイアーボール】”」

「きゃぁーーー!」


そして、手から小さな魔方陣が出て、拳より大きい炎が出てきた。そして数十mにいる少女に向かっていった。

ヤバいかも、でも


「危なぁぁーーーい!」


そこに先に走っていった優が、攻撃を受ける少女を庇った。

ドーーーン! 煙と爆風が辺りに響いた。


「お、おい!優!!」


あれは確かに、優はモロに受けていた。無事なはずは…


「なんだぁ?さっきのガキは!」

「知らねー」「さーな」「つーかバカじゃね」

「あっ言えてる!」「クククク!」


ぎゃはははは!!と下卑な声を上げていたが、


「「「「「えっ?!」」」」」


俺と地香、そして笑い転げてたゴロツキ共も、度肝を抜いた!


「えっ?あれ?生きてる?」


そこには仕留めた、と思われた優が、まるで何も起こってないような、いや…実際何も起こってなかった。そして、その傍らにはあの少女がいた。


「大丈夫かい、お嬢さん」


優が、優しく声を掛けた。


「はっはい!」


弱々しくもハッキリと、少女は声に出した。少し顔を赤らめていたが、羨望の眼差しを優に向けていた。

…そういえば、優のステータスを確認していなかったな。よしっ、早速覗き込むとするか、そしたらー



 トモシビ・ユウ

 種族:人間  性別:男

 固有能力【(フレイム)原素魔術師(エレメントマジシャン)】【超膨大魔力量】

【火属性系統魔法・超完全耐性】【多重詠唱】

【無詠唱】【詠唱妨害無効化】

幻夢(げんむ)魅了(チャーム)(アビリティ)

 称号【異世界人】【火の神×××××の眷属】


 詳細

(フレイム)原素魔術師エレメントマジシャン】:全火属性系統の魔法を扱う事が出来る。

【火属性系統魔法・超完全耐性】:相手が自分に放つ全火属性系統魔法の攻撃、効果を一切受ける事はない超完全耐性を持つ。

【火の神×××××の眷属】:火の神×××××の魂に認められ、その力の一部を授かりし者の称号。



なんか、地香と似た様なタイプの能力貰ってるな。つーか、一番気になるのは、コレ!


『オリジナルギフト』

初めは【?????】と名称不明の能力だが、この能力を持つ者が()()()()()()()()()()()()()()()。さらに、追加の補助能力も付く。ただし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()。※コレは女神リーナスが異世界人1人に一つずつ、(例外もあるが)固有能力とは別に授けてくれるサービス的な、お楽しみ要素的なモノです。どうか、楽しいネクストライフを、“女神リーナス様の部下一同より”

幻夢げんむ魅了チャームアビリティ】:特殊な運命の因果を介する魔法の力を使い、異性との出会い、さまざまな展開、恋を偶然に否、必然的に会う体質になる。

アビリティ《超魅了》:それにより会った異性から、超が付くほど、惚れらる、愛されるようになる。



…つまりこの能力は、美女とかそんなのとの出会いが、起きやすくなる訳?そして、それで関わった女性達から惚れられていく訳?とどのつまり…モテモテになる能力かいぃぃ!

だから()()?あの少女達と遭遇して、関わっちまった訳かよ。まさかさっきので、あの子優に…惚れてる?

正直、殴りてぇーーーーよぉーーー!!…って言ってる場合じゃあねーなー。やっとゴロツキ共が状況を理解して、


「あっおい!ナニモンだ!」

「いやー悲鳴が聞こえたもんだから…」

「つーかぁ!なんで兄貴の火魔法もろ食らって無事なはずが…」

「いやー僕も分からないんだぁー実は」

「ざっけんなぁー!」


緩い優のせいでゴロツキ怒ったじゃーん、…いや


「許さんぞ!クソガキ!!」

「…許せないのは、こっちの方だ!」

「はぁー!?」


ゴロツキ共が怯んだ。あぁー優、怒ってるなー


「寄って鷹って女の子いじめやがって、許せねー!」

「はぁーひぃー!?」


はぁーーゴロツキ共が、ビビってる。こりゃ御愁傷様。


「食らえぇーー【フレイム・ウォール】!!」


突如、優の手から大きな赤い魔方陣が現れて、そこから大きな炎の渦が出て、相手を包む様に迫ってきた。逃げようとももう遅く、相手は包まれてしまった。ありゃコレはヤバいんじゃ…でも、すぐに出てきた、服は破けプスプスと髪が焦げていた。まるで、実験に失敗した科学者の様だ。手加減…したのか。


「もう大丈夫だよ、お嬢さん」

「う、うん!」


さっきのあの怒った優は何処、女性に優しい優に戻っている。

だが、1人ゴロツキのリーダー格らしき奴が、ゆっくり起き上がって、


「くそー、あんのガキぃぶっころーぐふぅ!」

「眠れ、クズ」


ソイツに俺は、膝蹴りをかました。


「悪い!今機嫌が悪いんだ」


そして、優にやっと追い付いた。

そして、一応殴った!


「勝手に行くなぁー!このドクズ!!」

「…ず、ずびまぜん!」


…我慢出来ませんでした。

優を殴りたい人!

評価とブクマを私に!私に!

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