おぢさんは真実を知った
おぢさんは真実を知った。
『なろう』は陰謀の巣窟だった。
ビッグ・データを収集する。
個人情報を収集する。
そして~。
個々人を操る。
操った、それぞれを、事象の分岐ポイントへと運動する。
それは、すなわち~。
微細な力を集め継続し、世界を望む方向へと変え続ける行為。
結果、世界は、大きく、決定的に、変る。
『なろう』
その実態は複雑な構成メンバーによって成り立っていた。
世界征服を目指す組織、『衝撃』
邪神復活を目指す教団、『暗黒』
侵略宇宙人から為る、『馬流多ン湖』
腐、ゥ腐腐腐・連盟、『貴腐女』
女体フタナリ最高、『獲苦棲蛇詩射』
人畜無害サッキュバスだよ真実、『一期一会一夜』
時間警備保障、『お客様は神様です』
異世界トラック協会、『異鈴』
みんなで断酒頑張ろう、『酒天童子』
コンプラアンス芸能人団体、『無限消滅』
ビデオ・DVD・写真集・通販承ります書店連合、『愛録る』
筋肉は裏切らない倶楽部、『まっする』
フンドシ、『ふんどし』
夜の友達あいてむ、『安全安心』
紳士倶楽部、『孤独な哲学者』
オネエ手芸同好会、『初心者大歓迎』
ミニチュアハウス工芸部、『やすらぎ』
ほっこり壁新聞、『いいね』
火無煙燻ジャーナル、『マッチポンプ』
ソーシャルクラブ、『ハニートラップ』
まだまだ、まだまだまだ、様々な集まり。
それが~~~~~~。
『なろう』、だったのだ。
…………。
だったのだっ。
我々、なろう使用者は彼等に都合よく消費されている。
消費だけならば、まだイイ。
洗脳されているのだっ。
そぅズッブリと魂まで洗脳されて――。
ヤツラは、ヤツラは、ああ、あああ、恐ろしい。
ヤツラの、ヤツラの、真の目的は、
目的は――、
(ここで、おぢさんの手記は唐突に途切れている)




