第48話 大氾濫ⅫI
戦意を失うものと足掻くもの!
生き残りは全ての希望を聖女に託す!
身を盾にしてでも聖女を護り消費される
人間達 勇者 雪女 アマゾネス達まで
次々と死んでいく・・
聖女は無理を承知で劣化した
ロンギヌスを中継にして再度天使に攻撃要請!
高高度からの光学レーザーを最大出力で
ターゲットを地表のコールタールの様な
禍々しい巨人に向けさせる!
要請を出している途中で負荷に耐え切れず
ロンギヌスが砕け散る!
『要請がうまく届いているかわからない状態』だが、それでも超巨大天使のヴァーチャー
達は動いた!
遥か高高度で太陽が表れたかの様な
凄い光が形成されそして放たれる!
★☆★☆
自信満々の神人は
「坂本サマどうですか?」
これは自信作の【ヘカトンケイル】
完全体になれば百手 50頭になる巨人
あまりの醜さから幽閉された
強大な邪神をモチーフにして作り
近場のもの大地や生命全てを喰らい成長
死の大地との引き換えに永遠に強化されます
核には下級神を使っております!
契約を破った下級神なので
自業自得ではありますが
坂本からすると私なら余裕で倒せるが
間違いなくこの世界は破滅する!
【闇のじゃ】でも倒せそうだが
召喚した場合同じように世界が破滅する
【フィーリル】あたりで良い勝負か?
あれだけの人間の蘇生や復旧は
神々でも骨が折れ無理なクラス
今回は関与する気はなかったのだが
あのワンコが勝手に処理することを願いたい!
私は私で此処での最終的な収まりぐらいは
つけるべきか!
フィーリルがアレを倒したところで
際限なく邪神の品評会状態で
此処から幾らでも出されたら対処しきれまい!
★☆★☆
街を飲み込むクラスの巨大な光の柱が
ヘカトンケイルに放たれるが
ヘカトンケイルはゆっくりとした動きで
10本の手を頭上に掲げる
半透明の黒い障壁が頭上に作られ
当たった光の渦が拡散して弾かれる!
ヴァーチャーは無表情で驚きもせずに
次のチャージに即時に入っているが
ヘカトンケイルの空に向けた手が
何かを握りつぶす動作をすると
高高度のヴァーチャーたちが不可視の手に
握りつぶされそのまま生命や霊的なものを
吸収されて消滅!
人外の戦いが起きている!
生き残った人間達の希望は打ち砕かれ
諦めかけたところで
【美の化身】とまで言われた
『貴公子アーク』が空間を渡り現れる!
初動、所作、動作やマント
言動全てが美しく、他の男性が真似したら
ウザイポーズでも様になる
マントを翻し苦悩のポーズをとり
「此処はなんとかする!」
「戦いの邪魔はするな!早く失せろ!」
無常にもヘカトンケイルからの怨嗟の叫びが
ここら一帯に直撃
元魔王アークが守ろうとしたものの
命の灯火を一瞬で吹き飛ばし消滅させる
生き残ったのは
ヘカトンケイルとアークのみ!
>なんだアレは?!
アレは存在し得ない【異質な者】だ!
この世界にある者とは思えない存在
『全てを喰らい』
『世界そのものを蝕む癌細胞!』
「ふん!だが、フィーリルに比べれば
お前など取るに足らん!」
(勝てるとは言っていないが、
まだアレに比べれば希望はある)
何度もフィーリルに半殺しにあって
耐性をつけて強化されたアーク
フィーリルほどの恐怖は感じない!
下手な中級の神と変わらない力まで手に入れ
アークの実力は
【LV換算では3000】
人外の域
今のフィーリルは
【LV換算では9000】なのだが
そして【ヘカトンケイルVSアーク】の
戦いの幕が始まる!




