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いつの日にも竜は  作者: 羅季
3章
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別れ……たくない!

「お二方、喧嘩はお辞めください。蒼生様、竜の森に行きましょう。おばばがお待ちです。双子のもう一方がいらっしゃらないのは、既に病に倒れたとお見受け致します。竜の森には病を治す為のソートが、生えております。ソートアイラッシュ王国の中では唯一です。我の背中にお乗りください。すぐについて見せましょう」


 私は黒藍を助ける為に群青竜の背中に乗った。仔雷は渋って居たものの群青竜の背中に乗った。赤刃も素直に群青竜の背中に乗った。


 そして…………


「ようこそ、竜と書の痣を持たれしお嬢さん。群青竜、お役目ありがとうございます。ただし、休むのは少し待っていただきます。双子のお嬢さんがいらっしゃらないからの。ふぉっふぉっふぉ」

「ソートは何処ですか?」

「まぁまぁ、焦るでない。痣が導いてくれる。お嬢さん、お主は既に知っておるよ。ソートの場所を」

「…………っ!」


 確かに私はそれらしき場所を知っている。痣が教えてくれている。果たして、そこにはソートが生えていた。


「赤刃、ソートを持って黒藍のところにいって。群青竜、頼みます」




「……お姉様、お待たせ致しました。私の為に危険な任務を遂行していただきありがとう存じます」

「黒藍、私は竜に導かれてしまったようです。私は皇位継承を放棄致します。これからのアランセント王国を頼みます。仔雷、赤刃。黒藍を頼みます。」

「しかし…………」

「仔雷、今はその時じゃないの。行きなさい。振り返ってはいけないよ」


 振り返らない黒藍たちに少し涙した。

次回、最終話です。ありがとうございました。

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