嫌われ令嬢のプロローグ
はじめまして。
初投稿です。
お手柔らかに。
ヒエナは平民ながら魔力を生まれ持った、特別な女の子。
公爵家の養子となり、幸せな生活が送れるかと思いきや、彼女を待っていたのは苦難の連続だった。
しかし備わっていた芯の強さを発揮し、実力を世間に見せつけた彼女は、多くの人から憧れ、愛される存在となった。
これは、そんな華やかなシンデレラストーリーの、続きのお話。
その主人公は、ヒエナの義理の妹であり、現在、悪女としてもっぱら噂の、オーリア・カインノーラである。
…ねぇ、聞きまして?今年入学された公爵家のご令嬢、魔力なしだとか。
ああ、ヒエナ様の妹様のことね。ヒエナ様と違って生粋のご息女でいらっしゃるのに、どうして魔力がないのかしら?
しかも授業はほとんど出ていないらしいぞ。
そういえば、この間の試験も最下位にしか名前がありませんでしたね。
ああ、常に成績上位を保たれている、ヒエナ様とは大違いだ。
しかも、ヒエナ様はあの魔力無しに虐められているらしいっすよ。
まあ、なんてお可哀想!
どうしてあんな方が、皇太子殿下の婚約者なのかしら。ヒエナ様の方がよっぽどふさわしいわ。
そうだよ!元平民だけれども、今ではヒエナ様も公爵令嬢なんだもん!
そういえば、殿下とヒエナ様は同い年だったお陰で、ご交流も多かったとか。
この前、共に並んで歩いているところを見かけたわ。本当にお似合いよね、あのお二人。
ああ、本当に、ヒエナ様が王太子妃になられたらどんなにいいことか…!
オーリア・カインノーラなんて、居なくなればいいのに。




