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戦争終結

サン

プラネット軍の先祖。軍内部の人間を殺りまくり、今の人数にしてしまったという過去をもつ。


「本当の族の先祖?何言ってんだ?先祖はお前だろ」

シルクが久々に口を開いた。…久々って言っても俺が離れてたから声を聞いてないだけなんだけど。

「僕は代理でなっていたにすぎない…」

「そうそう。私位になるとこんなとこに留まっていられないんだよね~」

こんなとこって…

「それで?今日は何だって戻ってきたの?」

「ん?いやぁね…ふと故郷が懐かしくなって戻ってきたの」

懐かしそうに遠くのものを見るような目で言うと、

「嘘だ…!君がそんな理由で帰ってくる訳がない…」

アースが鋭い目付きで言う。

「ちょい待ってくれよ。深刻な状況の所悪いんだが…お前らの他の奴は何処にいんだよ?」

そんなに深刻な状況じゃあないと思うけどな…まぁ確かに、ちょっと出しといてもう出番無しなんてあまりにも可哀想過ぎるしな…

「?他の奴等って?」

「マーキュリーやヴィーナス達のこと」

間の抜けた感じで聞いたサンに、アースが即座に答える。

「あ…?あ、あ~あぁぁ!!居たね~!そんな奴等」

大袈裟に、そして冷たく反応するサン。名前とは正反対だな…

「ぼくらは……あーすさんにいわれておくのへやにいたんだよ…」

「んで、余りにも遅いんで、見に来てみたら…」

「まさかあんたが来てたとはね………サン」

「これはまた…珍しい」

奥の方からぞろぞろと…5人位が出てきた。「やぁ皆。まだ奥に居ても良かったのに………ムーンは?」

「ムーンは奥で本とか読んでるよ。それより…なんであいつがきてんの?アース」

さっきからやけにサンって奴が来た理由を知りたがってるな…

「僕も分からないんだ………サターンとマーズは?」

「あー……あいつ等は…待ってろって言われてたんだけど…相手くらい見ておきたいとかいって…」

見ておきたいって…サターンはともかく、マーズにはほぼ全員殺されかけたけどな…

「おい…サンっていったか…お前は何しに来た?それが分かれば帰れるんだけど…いつまでもぐだぐだと喋ってるばかりじゃ次に進めねぇし」

さっきからずっと黙っていたジェットがいい加減飽きてきたのか、割って入ってきた。

「はぁ…もう少し焦らそうかと思ったんだけど……まぁいいや。何で来たかって…戦争するって聞いたからさぁ…ちょっと見に来たの」

見に来ただけか…?んじゃもう帰ってもいいんじゃないか?ごちゃごちゃしたことは向こうに任せて…

「見に来ただけで…他は?なんもしねぇのか?」

「うん。ちょっと千人位ぶっ殺して帰ろうかな~って思ってたんだけど…」

「はぁ!?」

「でも~メンバーが意外とマジだったからさ、見るだけにした」

千人位ぶっ殺してって…いきなり危ない発言だな…一気に場が緊迫したぞ…

「じゃ帰っていいんだな?俺等は」

「うん。私ももう出るし」

もうでていくのかよ。族の先祖なんだったらもうちょい居ろよ。


それから俺達は…特に危なげもなく自分達の軍に戻った。今回の戦争の意味はあまりよく分からなかったけど、練習してた技が決まったからまぁいいか…と個人的には思ってるんだけど。他の奴等はそうはいかなかった。今回の戦争(?)で戦力にならなかった、戦闘に加わることが出来なかった奴が、更に激しく修練場や闘技場を使って鍛えている。かくいう俺もその一人なんだが。

「今回の戦争で……また分かんないことが増えたんじゃない?ライン」

腕組みをして珍しく難しそうな顔をして考えているラインに、ミナヅキがふらっと話し掛ける。

「………あのジュピターって子……本当に全部ガスだった…何かのスキルとかでなってるんじゃなくて…そしてアース………ガロたんに弟がいたなんて…」

……☆のひとつも付けずに喋るライン。何時になく真面目だ。

「そんなラインに朗報~。オーバーのことだけど…反射神経はスキルじゃなかったよ。よ~く見たら…ただの生まれつき反射神経が良いってだけで」

ぶつぶつと何か言っているラインにミナヅキが新しい謎をだす。が、聞いてないようだ。

「………他にも色々有るんだけど…今日はこれくらいでいいや…て言うかこれくらいにしないとな…」



結局…戦争って言うよりもただの集まり会みたいな感じだったが…得たものは多かった…と思う。(勝手に締める)

ギアが戦ったって言うヴィーナスとかは、ホログラムです。一応戦わせてあげようという……

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