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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
新学期の×××

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休日DATE

日曜日の朝、穏やかな陽射しが差し込む。

悠真は少し早起きして、美咲にLINEを送った。


「今日は……よかったら、一緒に出かけんか?」

美咲はスマホを握りしめ、心臓がドキドキするのを感じる。

(……わし、悠真と二人きり……ドキドキする……でも、嬉しい……)


二人は岡山市内の小さな商店街で待ち合わせ。

悠真は少し照れながらも、いつもの優しい笑顔を浮かべる。

「おはよう、美咲。ええ天気じゃな」

美咲もにっこり笑って返す。

「おはよう、悠真くん。今日はよろしくな♡♡」


歩きながら、二人は商店街の小さな雑貨屋に立ち寄った。

可愛い小物やお菓子を見ながら、ふざけ合って笑う。

「これ、わしらにぴったりじゃない?」

「うん、めっちゃ可愛いな♡♡」


手を触れ合う瞬間、二人の心臓はまた少し早くなる。

(……手が触れただけで、こんなにドキドキするんじゃ……)

美咲は少し赤くなりながらも、笑顔を浮かべて悠真を見つめる。


昼食は、岡山名物のホルモンうどんのお店で。

二人で取り分けながら、少しずつ距離が近づく。

「悠真くん、こうやって二人で食べるん、久しぶりじゃな」

「うん……わしも、なんか落ち着くんじゃ」


食後は近くの公園に移動し、ベンチに座ってのんびり。

美咲が小さくため息をつく。

「……悠真くん、わし……ちょっとだけ勇気出して、言おうかな」


悠真は少し驚きつつも、美咲の目を真っ直ぐ見つめる。

「……なんじゃ、美咲?」


美咲は勇気を出して、そっと手を悠真に触れさせる。

「わし……悠真くんのこと、やっぱり好きじゃ……」


悠真は一瞬息をのむが、すぐに微笑みながら手を握り返す。

「……わしも、美咲のこと、大事じゃけぇな」

その言葉に、美咲は胸の奥がぎゅっと熱くなる。

(……嬉しい……でも、まだ里奈のこともあるんじゃろうな……)


夕暮れ、二人は川沿いをゆっくり歩く。

水面に映るオレンジ色の夕陽、風に揺れる草の香り、二人の笑い声――すべてが甘酸っぱい時間を演出する。


悠真は少し照れながら、美咲の肩にそっと腕を回す。

美咲は心臓がドキドキしながらも、自然に寄り添う。

(……悠真くん、優しい……わし、このままずっと一緒に歩きたい……)


そのまま歩く二人の影が長く伸び、川面に映るシルエットは、まるで二人だけの世界を作っているようだった。

甘酸っぱく、切なく、でも心が温かくなる――

青春の休日、二人の距離は少しずつ、でも確実に近づいていった。


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