神魔も避ける水晶洞、閃くは四刀
スランプ突入につき、文字数、文章力が低下中です。
・・・・・・前期末テストで削り取られた心の傷的なものがやばいのです。
この小説には、やっと出てくる水色、恐怖のあまり最後には礼儀をすっ飛ばす主人公などが含まれます。
苦手な方は回避を。
そうでない方はゆっくりしていってくださいね!
ニトリと別れ、河童たちの棲家らしき所を遠目で見ながら暫く登って行くと、
景色の所々に岩や木々を侵食する透明な水色が交じるようになって行き、
それに連れて襲撃の内容も何かめっちゃ泣いてて何言ってるかわからない奴の割合が増えてくる。
・・・・・・しかも大半が人形で多分あの森のカマキリよりだいぶ強い奴らだ。
鈍い僕であろうと、何者かの作為位は感じたけれど捕まえたヤツが一瞬のうちに目の前で何かによってスプラッタ化する事が何度もあったためその何者が何か、という確証は得られなかった。
――確信に近いものはあるんだけど・・・・・・ね。
せめて楽に逝けるように雷弾に力をかなり込めて襲撃者達の息の根を止めながら奥へ奥へと進む。
「ごめん。」
人形の奴の息の根を止めるのは結構来るものがあるけれど、
目の前で喉だけ切られてぱくぱくされるのよりは数割ましなので精神安定をめっちゃ崩されない為にもこれはいることなのだ。と言い訳をしつつ次の襲撃者を打ち抜くと、黒煙のその向こうに洞窟が見える。
水晶の様なものに覆われ、苔すら表面に存在する事を許されない場所。
自然界にしては余りにも生物の気配のない洞穴だ。
元凶にいつあってもいいように木箱に貼り付けられた紙を剥がして火炎弾で燃やした後、リボルバーを握りしめて気味が悪い穴へと飛び込む。
――穏便に済んでくれますように・・・・・・っ!
侵食が完全に終わって変化しきり、
元々は苔や倒木であっただろう形をした水晶が散らばるある意味神秘的な通路を抜け、
水晶が踏み割られて作られた小道を辿って飛ぶ。
――なんか見られてる・・・ような。
妖獣の類に変化したおかげで強化された五感を持ってしても、
かすかに視線は感じるものの音と気配はさっぱり感じない。
そんな事が出来るのは実力的にも荷物の届け先の方だろう。
「凍沢さん、そこにいるんですよね?
出てきてください!安倍桜さんからのお届け物があるんです!」
水晶に反響して山彦モドキが言葉の後に続き、
すべての言葉が虚空に消えた後に反応がやっと帰ってくる。
「・・・・・・届け物って・・・何?」
背後から反響してきた声の方へ振り向くと、人影。
全体的にすらりとした身体に、ボーイッシュな短髪。
紅地に白線の反転色なセーラー服に、雰囲気をぶち壊しにする透明に近い色合いな蟹脚が腹部に巻き付く服装。
そんな格好をした少女が不機嫌そうな顔をしながら立っていた。
殺気をバラマキながら睨みつけるように見てくるので恐怖に負けて漏らさないようにするのに必死になる。
そんな事を感づかれないように気を使いながら普通サイズのダンボール位の大きさの木箱を手渡す。
他のと比べて少し重かったので何が入っているのか興味が湧くけれど、死にたくないので渡し終ったら全力で逃げる決意を固めた。
「これが届け物です。」
ボウリングの玉の一番でっかいやつとあまり変わらない重さの木箱を凍沢さんの両手に持たせると同時に身体を反転させて逃げる。
「では、私はここでッッ!」
カマキリとの戦いでも出さなかった割合の力を振り絞って加速。
洞窟の入り口から脱出し、後ろで木箱の蓋がバール的な物でこじ開けられるのを聞いた次の瞬間、
・・・・・・目の前に二つの刃がきらめいた。




