洞窟の最奥で。
この話には、フラグが立ったり、桜が心配したり、幼女だったりが含まれます。
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あれから何も進展も無いまま時間が過ぎて、
耐え切れなくなったさとりさんが
想起『三歩必殺』でこいしを吹き飛ばした事でうやむやのままに終わってしまった。
逃げるようにして弾幕の中から逃げ出し、
後ろから来るバラ弾幕を焼き尽くしながら無我夢中に走っていると、
いつの間にか通路が石造りのものから自然の洞窟風に変わっていて見覚えの無い所へ来てしまっていた。
「此処・・・何処?」
――調べようにもナビゲーターやっていた筈の黒墨こと、クソ亀は宴会の後から巻物ごと居なくなったし・・・。
柱は蛍色の光を放つ見覚えのある物なので、
さっきまでいた神社らしきもののある洞窟の中だと思うのだけど・・・。
マミゾウさんの所へも神社へも帰る道がわからないままトボトボ歩いていると、辛うじて道を成していた岩が花々の咲く土に移り変わってきた。
――外に近いのかな?
彩とりどりな花々の咲いた道の上を辿るように飛ぶ。
月見草ばかりの咲き乱れるこの道に違和感を感じたものの、これ以外に手がかりは無い為にただ一心に道をなぞっていく。
何かに導かれるように・・・。
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「・・き・・・・こ・・・へ・・・・・・く・・・・・・。」
曲がり角を過ぎると道の先から声が聞こえはじめ、柱から以外の光が道を照らす。
――外なのか!?
加速をつけて声や光の来る方へ向かうと、
そこに居る二人の声が耳に届く。
「じゃあ・・・よろしくね?」
「分かった。」
――今の声は・・・桜?
上り坂を登り切ろうとした所で桜と思わしき声が途絶え、声が一つに成る。
「ん?
そこに居るのは誰だい?」
「ふぇ!?」
声の位置が一瞬で背後に迫り、
桜と話していた誰かから声をかけられる。
「あらあらまあまあ。
っとでも言えば良いのかな?
話題の人物のご登場だねぇ。
あ、人じゃないから人物じゃない、か。」
急いで振り向くと幼女が浮いていた。
異形を示す物は特にない人の形で、
着ている服はインドのサリーが一番近い感じ。
緑色の布が竜巻を表すかのように荒々しく体に巻かれている。
髪はかんざし代わりの紅い風車で留められて、
ソレは風の向きなど知らぬ、と言った風に風の吹く向きを無視したランダムな回転をし続けている。
「まぁ後でも桜には報告出来るし、
十五夜の月夜だから一緒に見るかい?
綺麗だよ?」
肩口を掴まれて引っ張られ、
外の方へと連れていかれる。
――誘いじゃなくて強制なのかよ・・・。
幻想郷の満月ってどんなのか見たこと無いし
ま、いいか。
そう思ったので引き張られるままに身を任せた。
・・・それで大変な事になるとは露も知らずに。




