夢殿 ~central of dreams~
少し遅れました。すみません。
では、
この小説には何か出てきたチート臭、及び、説教フラグの気配が含まれます!
苦手な方はえーきさまから逃げる小町の如く、全力疾走で回避を!
そうでない方はえーき様が頑張って小町をしばいてる様子でも思い浮かべてほっこりしたあと、
ゆっくりしていってくださいね!
「それじゃ、私の夢から出てって貰いましょうか!」
いつの間にかまた背後に回り込まれていて、
服の袖を掴まれる。
かなり強い力で掴まれていて、振りほどけそうにもない。
「ひとまずは、『夢殿 』でいい、か。」
「え?、僕は夢殿 ですが・・・。」
名字を呼ばれたので返事を返すと、
桜は一瞬ぽかんとした表情を浮かべた。
・・・あれ、違ったのか?
「ふふっ、お前の名字の事では無い・・・。
ま、関係は有るだろうけど。」
そう言うと、
巫女袖から全面が字で真っ黒に染まっている札を取り出して横の空間へ叩きつける。
札が何も無い筈の場所に張り付き、
少しするとガラスが割れるような音が響いて、
世界が割れる。
ガラスのヒビ状に割れたスキマの中には、
紫色で染め切られた空間が 広がっていた。
微妙な濃淡はあるものの、
紫原色ほぼ単色で目が痛いです・・・。
紫様のスキマと似て異なる物を見て、
不審に思いながらのぞき込んでいると・・・
「オラっ、と。」
「ちょっ!?」
背中に強い衝撃が来て、中に突き落とされる。
急いで振り向くと桜がローリングソバットを終えて着地している所だった。
・・・蹴り落とされた!?
そう頭が知覚したはいいものの、
この中、飛べなっ・・・。
どうやら何かしらの力が働いているようで、
どう足掻いたにしろ、
飛べる事もなくただただ手が空中を虚しく掻くだけみたいだ。
・・・いつになったら落ち切るんだろうな・・・・・・。
底が見えない落下に、現実逃避をするしかないと結論付ける。
~~~~~~~~~しばらくして~~~~~~~~
『ほら、さっさと体制を整えてくれ。
引き摺り出しにくいではないか。』
某究極生物みたく思考停止しようかと思っていた頃、桜のそんな声が頭に響いて襟首を掴まれる。
「ぐえっ!」
服で喉が絞まって変な声が出るけど、桜はそんなのお構いなしなようだ。
カツオの一本釣りを彷彿とさせるように大きく釣り上げられ・・・・・・。
「ガッ!」
勢いが止まらず桜の立っていた場所に胸から叩きつけられ、息が出来なくなる。
・・・・・・この人って、僕を殺す気なのか?
暫くもがいて呼吸が出来るようになったのを待ち、原因の顔をのぞき込むと悪気が無いようだ。
・・・・・・自覚してない分、シリアルキラーより達が悪い・・・。
「ここなら、イイでしょ。
四魂たちは忙しいみたいだけど、
私には関係ないし。」
桜が指差した方へ顔を向ける。
すると・・・。
「・・・。」
言葉も出なかった。
と言うか、出せなかった。
・・・・・・なんで、龍がこんなにいる訳?
幻想郷ですら龍を見るのは珍しく、
一生に一匹見れれば絶対的な幸運の持ち主とまで
けーねが言ってたのに。
天を覆い隠すってこんな大きさをいうんだな・・・、と思うような奴から、
そこらへんの山位の大きさまで少なくとも十匹は居るのだ。
・・・・・・よく見ると、四季映姫さまが一匹の龍に説教している。
「何これっ!」
・・・思わず叫んでしまったのは僕のせいじゃないと思う・・・・・・。




