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東方兎録~幻想入り~  作者: ファム
6章 東方古神殿
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最終ステージラスト 千古の懐かしき木遣り歌~forgotten ancient gods~

風邪のせいで、時間が結構あいてしまった・・・。

すみません。



さて、気を取直して。


この小説は、駄文、真面目にするのに飽きた戦闘狂、振り回される部下、等の成分が含まれます。



苦手な方は、後ろ宙返り3回ひねりで後ろを向いた後、ダッシュで回避を!



回避しない方はよもぎ餅でもモグモグしながらゆっくりしていってくださいね!



桜の最後のスペルを破ると、

いきなり桜の全身から力が抜け、落下した。


「え!?」


急いで飛んでいき、受け止める。

何故にいきなりこうなったんだ?

疑問に思いつつ、桜の顔をのぞき込むと・・・。



「むにゃむにゃ・・・。」



・・・・・・寝てるんだけど・・・。

確かに顔色がちょっと悪いな~、

とか思っては居たけどまさか弾幕ごっこが終わった途端に寝落ちするなんて・・・。


何日徹したんだろうか。



「ご主人を渡してほしいのニャ。

チケットは此処にあるニャし、

その扉の先が最後の場所ニャ。」



気づくと、豪華な服を着た猫達に囲まれており、

一段と豪華になって、王冠まで被った一匹(二足歩行だし、話せているから匹じゃなく人かもしれないが。)がチケットを差し出している。


「この人はどれだけの間、寝てないの?

目の下にかなりの濃さの隈ができてたし、

ゆっくりさせてあげてね。」



猫の集団に桜を手渡して、王冠猫にこのぐったりが何徹したかを聞いてみる。

・・・墨で塗ったかのような程に濃密になった隈で、常人なら幻覚とか見ててもおかしくない状態だと素人目でも解るのだ。


「・・・はぁ。


ご主人は不老で、頑丈な体を持ってるニャから、

体を酷使しがちなのニャ・・・。

今回は騒乱もあった事で、軽く1ヶ月は寝てないとおもわれるのニャ・・・・・・。」


・・・・・・ 常人でなくとも人間なら発狂確定な時間起きてらっしゃったよこの人・・・。



「さて、客人。


次は我らが神ニャ。

最後の客人で、テンションがおかしくなってるニャろうし・・・・・・

死なないよう、頑張るニャよ。


・・・さて、みにゃのもの!石扉を客人の為、開けて差し上げるニャ!」



「「「せーにょっ!」」」



王冠猫の掛け声に合わせ、集まった二十匹の猫が、普通の扉の一万倍位の大きさで、

精巧な彫刻の彫り込まれた大理石の扉に手を掛け、開け放つ。

その先に見えたのは・・・。


「「ウオオオオッ!」」



「オンバシラァァァアッ!」

雄叫びを上げ、御柱を振り下ろす加奈子様と・・・。

「シャッコォォォオッ!」


土偶と言ったら百人中99人は思い浮かべるだろうアレ、遮光器土偶 の足を掴んで、

それを振り上げ、加奈子様と拮抗する鎧姿の長身の女性が1人だった。



「「ドッセェェエエイッ!」」


女性が上げるべきでは無さそうな雄叫びと共に、拮抗が崩れ、二本目の御柱をふり抜いた加奈子様が競り合いに勝つ。


・・・も、瞬時に後ろに回ってきた女性に土偶を叩きつけられ、飛ばされる。



・・・・・・こっちに。


「ちょ、まっ!」


御柱に潰されるのは勘弁だ!


全力で横に飛び出し、質量の塊が後ろを通り過ぎる。


そして、よそ見をしていたまみぞうさんにクリティカルヒットする。

・・・正確に言うなら、頭と頭が激しくぶつかって、双方共に気絶したという状態になった訳である・・・・・・。



・・・あれ?、ていうことは俺一人であのバーサーカーと戦えと?



「ふふふ、ごめんなさいねぇ。


パートナーが倒れちゃったみたいで大変ねぇ・・・・・・。

・・・アーサー、ちょうどいい所に居るじゃない!

ちょっとその子とパートナーを組みなさい!

戦いたくて、しょうがなくなってるんだから!」


後ろでそろそろと何処かへ行こうとしていた王冠猫が、酒で据わった目に囚われ、固まる。

そして、ギギギ、と音がしそうな位にゆっくりこっちを見て、目に涙を浮かべる。


・・・ご愁傷様。


「わた・・・「断るなんて、言わないよねぇ?」・・・ハイッ!」


逃げ道を塞がれ、半ば泣きかけに成った猫がやけくそ気味に、パートナーに成った。


「我は・・・って堅苦しいの、めんどくさい。

最後だし、いっか。


私は八土平凪子、神仏を守る荒神の二つ名を持ってる。

私に勝てれば欲しいものを1つ、与えよう。

私らに出来る範囲で、だがな。



・・・諸君、一撃位受け止めてくれたまへよ?

つまらないから。


よし、私は思う存分荒ぶるとしよう!」


「・・・私は猫妖精の賢王 、 アーサーだ。


・・・逃げても良いか?」


「駄目に決まってるでしょうに。

磨り潰される未来しか見えなくなるので。


私は玉兎、

アーサーさん、来ますよ!」


平凪子がスペルを振りかざし、発動する。


「一枚目!

虹符 穀桜の舞!

桜!祭!来い!」



・・・も、何も来ない。



「は?


祭、何で来ないんだよ!

え・・・ダルイ?

冗談はよしてくれよ・・・って通信切るなっ!」


慌てて札を使って、話を始めたみたいだが、

あのお祭りさんはプリンを食べるのが忙しいそうだ。


「桜!


巫女ならきちんとしてく・・・え?


四魂(しこん)全員忙しいから無理?

後生だ・・・来てくれないか?

あんなにやってから誰も来なかったら私のプライドが・・・。

え、切るの?・・・うん、分かった・・・。




・・・・・・私のプライドの価値って彫刻以下なのか・・・。」


大声で話すせいで、色々既に駄目に成っちゃってるんだけど、

この人、結構不遇な扱いされてるんだな。

・・・強いのに。


「あぁ、もうっ!

もういいよ!


一枚はハンデで挙げるよもうっ!


竈符 神刀鋳造 っ・・・。」


半泣きなまま、次のスペルに移る。



何処からともなく取り出した竈から、熱した鉄の塊を取り出し、黒色のハンマーで叩き始める。



破片がナイフや短刀、クナイに変わり、

火花は火炎玉となって弾幕を成す。


赤と鋼色のコントラストが綺麗では有るけども、

桜と比べるとナイフとかが刃引きがされておらず、余裕でさっくり切れるため、難易度と言うか、危険度が高い。



「アーサーさん、どうにかしてください。


・・・じゃっ。」

アーサーに押し付ける、もとい、任せて離脱し、 観察を始める。



「ちょっ!

末代まで恨むぞこんちくしょう!


兵符 コール ナイトケットシー!」


手入れの行き届いた騎士の鎧を着たケットシー達が現れ、アーサーの指示に従って一糸乱れぬ動きで弾幕を防いでいく。

一方、平凪子は、刀の片面が叩き終わったらしく、

また、刀を竈へ放り込んだ。

弾幕がハンマーで叩いた事で生まれてたのを巻いた弾幕から、竈から出てくる火の粉由来の火炎玉に変化する。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「・・・そろそろかな?」


アーサーのスペルがブレイクするのと共に

平凪子のものが時間切れでブレイクし、刀が打ち上がる。


「交代・・・後はもう変わってやらないからな・・・・?」


はふはふと肩で息をしながらアーサーが言うけれど、


騎士に指示を出す棒が、メイスであるのが問題だと思う。



「さて・・・・・・」


向き合ってスペルを同時に発動させる。


「「スペルッ!!」」




さぁ!クライマックスだ!





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