ステージ4前半 真っ赤な門と白鏡
投稿遅れてすみませんでしたァっ!
あと、あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします。
この小説には、駄文と作者のチートを制御しそびれた結果が含まれています。
苦手な方は身代わりを使って人形と入れ替わって逃走を!
そうでない方はリフレクターをかけたのち、
ゆっくりしていってくださいね!
私は自慢の白い髪を手入れしつつ、
使い魔達の報告を聞いていた。
本来の持ち主は私の主人な上に、
ただの主従契約だけなため厳密に言えば 使い魔では無いが、
使い勝手はかなり良い。
そこらの妖怪に捕まるほどやわでは無いし、
魚でつれば従順だ。
あの人の部下だと知られているからかも知れない、
・・・そこまで馬鹿な連中じゃないし。
猫妖精こと、ケットシー達は貴族であり、
プライドがあるからね。
「輝美どの!
また侵入してきましたぞ!
チケットは持ってない模様!」
黒毛のケットシーが石柱の上から降りてきて耳に囁いてくる。
「はいはい、分かったよ。
んで、敵は?」
「天狗ども3羽で、烏2と犬1です。
知り合いでは?」
心がかりは・・・・・・ある。
「あいつの娘か・・・。」
壁の数カ所に埋め込まれた鉱石を探し、前へ立つ。
火山で出てくるガラス質の石、
通称カンラン石と呼ばれる黄緑の水晶状の石で、
鏡のように 磨き上げられたそれに体を滑り込ませる。
「さて、何処かな?」
私は鏡の妖怪、
この、鏡石の多い洞窟では私に見えない物はあんまりない!
うん、あんまりない。
だってあそこと一番奥には置いてない。
さて、侵入者は・・・。
うん、あいつ隠れてるつもりなのか?
「姫海棠 、何してる。」
「ひゃああああああっ!?」
驚き過ぎだろ?
ま、あいつらも気付くし良いか。
「「ん?」」
「諸君御機嫌よう。
我らが拠点、古神殿へ。」
文てめぇ、露骨に嫌な顔しやがったな?
容赦してやらねぇぞ?
「誰かと思えばやはり貴女がたが元凶でしたか。」
椛をみろ、椛を。
平常心を表情だけはよそおえてるじゃないか、
尻尾はバタンバタンいって不機嫌MAXだけど。
「元凶とは少し違うね、
偶然起きた事故を有効に使っただけだよ。
元にあと2日で収まりそうだ。」
「何処がですか?まったく変化がみえ・・・。」
不愉快になってきたから手足を飛ばし、帽子のひらひらをぶった斬る。
「貴様には力の流れをみるなんて能も無いのか?
あぁ、ないのか。たかが烏だものな。」
「何をォッ!」
文が刀を抜き、戦闘体制を整える。
「・・・七色鏡。」
七枚の鏡が赤や橙を先頭にしてやって来る。
紫と青、赤と橙を壁に仕舞って三枚だけにする。
「これぐらいでハンデは十分かな?
喜べ、最高のやつは使わないでおいてあ・げ・る。」
こいつらは苦手だ、下手に出るほどうるさくなる。
かと言ってこうやって高圧的にやっていてもこちらが疲れる。
土御門、後で絶対文句言ってやる。
「幻想風靡。
そうしたこと、後悔させてあげる!」
「ほう?
先代の技を盗んだか。
まだ使いこなせて無いみたいだがね。」
早いけどそこまで驚異にはならない。
あの方達の悪酔いした時のあれの方がまだまだ恐ろしい。
大地を割る攻撃とか直撃したら妖怪だったとしても流石に死にかける。
そのせいで死神との生死を賭けた鬼ごっこするはめに成ったし・・・。
「黄鏡 トパーズルーム」
思い出したらいらってきたし、こわっぱどもを叩き潰すかな?




