狸と兎と新居決定
駄文注意!
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~~~~~~ マミゾウ宅 巨樹の家~~~~~~
「う・・・。」
光が顔に当たり意識が覚醒する。
かなり体がだるくなっていて気だるい。
「おお!起きたのじゃな。」
爺さん口調の声が聞こえ、そちらを向く。
するとそこには佐渡の大狸、化け狸 十変化の二つ名の狸、二ツ岩 マミゾウの姿が有った。
「いくら夢兎でも流石に死ぬかと思ったぞ・・・。」
マミゾウさんはうんうんと頷きながら言う。
気絶した後は分からないけれど、
それ程傷は酷くなっていたのか・・・
と言うより今、マミゾウさんおかしいこと言わなかったか?
「あのーマミゾウさん?
何で僕が夢兎だと知っているんですか?
永琳さんもひと目では分からなかったのに。」
「あーうんそれか、1回見たことが有ったとしか言えないのう。
何となくそいつと感じが似ていたってだけでな。」
ポリポリと頬をかいている姿を見る限り、
嘘とかでは無いようだ。
「所で、お主はどんな名前なんじゃ?
ワシの名は知っているようじゃがマミゾウ、
佐渡の二ツ岩と呼ばれた大狸じゃ 、
よろしくたのむのぅ。」
「あ、よろしくお願いします。
僕の名は、夢殿 玉兎で
元外来人で、元に戻る方法を探しています。」
マミゾウさんと一通りの自己紹介を終わらせる。
「所でお主、住む場所は有るか?
幾らすぐ出るつもりでも、拠点は要るじゃろう?」
「あ・・・・・・考えてませんでした・・・。」
その言葉を聞いて、マミゾウさんは
苦笑いを浮かべてやれやれとする。
「お主は夢から生まれた妖怪じゃ、
穢が他の妖怪、いや、月の住人よりも少ないのじゃ。
それは良いことも悪いことも呼び寄せる。
お主の香りは一部の代を持たぬ妖怪を狂わせるのじゃ。
襲われてばかりで
住処が無いと一々寝れないじゃろ?
ワシの家に泊まらぬか?」
要約すると、風とか闇とか、形ない物への恐怖から生まれた妖怪に、襲われやすい体質らしい。
そして、此処を住処にしてもいいそうだ。
「はい、それを聞くと、どの場所でも危険そうですし・・・マミゾウさんなら守ってくれると思うんです。」
「うむ、任せておけ。
お主が立派に育つまで、ワシがどーんと守ってやろう!」
こうして、僕の幻想郷での家が決まったのだった。




