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風の民〜『リバー』  作者: 橘みかん
それぞれの思いと旅立ち
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青の池

虫を扱う、魔術師を倒したツィリー、ジュリ、スィーラ。

『エメルの郷』で激しい戦いで仲間を失い傷ついたジュリ。

『青の池』

地下から流れ出る水と地上を流れ出る水の合流地点だ。

地下から上がる水で池の表面に天然の噴水が出来ていた。

「それはまずいな。」

小さな滝のそばでスィーラとイリは水を浴びていた。

「俺も慌ていたから、しかしこまったな、これから俺はツィリー様の情報集めの手助けをしなくてはならない。その後頃合いをみはかってユン様を『気の谷』に送るとなると心配だな。」

ジュピターで行けば『気の谷』まではあっというまだ。

「俺やジュリだと時間かかるしな。コラッ。」

マリアにおされ深みにはいる。

「ジュリを信頼してユン様は無事なとこにいると考えよう。」

中心の水が吹き出るそばにいたツィリーが来たので話を終わらせる。


ジュリが率いた戦士達が到着した。

皆傷だらけでくたびれた顔をしている。

「みなご苦労だった。」

人数が半分以上になってしまっている仲間をみてツィリーも言葉を失ったようだ。

「だいじょうぶか?」

レッドから降りその場に崩れ込んだジュリをイリが支える。

「俺はだいじょうぶだ。オパールや重症なやつらの看病してやってくれ。」

体がふらつきだいじょうぶではなさそうだが。

レッドのクラをとると池のほうに歩いていった。

「牙龍達もやられた。オパールは闇の印を持ったまま仲間と入れないから一人でいると。」

陽気なカシスの顔がくもっている。

戦いは外部だけではなく心にも傷を残したようだ。

「闇の印、気にしなくていいのに。オパールにはオパールの考えがあるんだろう。」

オパールの水色のかかった髪を受け取りツィリーがため息つく。

一羽の白に胸元に黄色の毛がある小鳥がそれを見ていた。

やがて小鳥は静かに飛んでいった。


小鳥が動きはじめた

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