ベルガモットの決意
敵の襲撃を受け犠牲者がでた。
火の聖獣、『オーク』の炎により闇の者はやかれた。ら
ラピスに残れば犠牲にならずにすんだだろう。
そう思うとジュリの胸の中は複雑だ。
「これは『シルバーシティ』で造られたか『マホロボ』で造られれたかのどちらかだろうな。」
肩から胸元にかけ白い包帯を巻いたカシスがつぶやく。
「どちらかいや下手すれば両方敵の手に落ちたということか。」
銀色の円盤の屑をみる。
敵の死骸はオークの炎で焼付くされたが、敵が身に付けていた物は残っている。
「敵は闇の者を操るようだ。」
ピースがそう言って敵の残骸を円盤の屑に飛ばす。
「忌々しい。俺は人造物はよくわからないが非常に嫌な気がただよっている。出来ることならここから撤去したいが今は無理だろうな。」
ベルガモットが巨大な岩の上に立ち遠くを見ている。
「皆の者よく戦った。他の郷からは敵の襲撃をこれだけ酷く受けたという報告はない。これ以上、犠牲を出さないよう我々も『光の谷』へ行こう。犠牲になっだものを葬ったら出発じゃ。」
ベルガモットの言葉に皆、ため息をつく。
郷を見捨てる決意をベルガモットはしたのだ。
「『風の民』の皆もごくろうじゃった。」
岩から降りて屋敷に入っていく。
「牙龍達もタテガミだけ持ち帰って葬ろう。」
ジュリの言葉にノロノロと動きだす。
「我々も『青の池』に向かおう。」
カシスがジュリの肩をたたく。
「ジュリ、俺のマント着ていけその格好じゃあのあたりは冷えるぞ。あと、レッドをありがとう。山で話したから呼びぶえ吹けばくるだろう。」
ピースがマントをとってジュリに渡す。
深緑色のマントを着て、腰のベルトで止める。
「ありがとな、ピース。情報の方は鳥便で頼む。」
軽く手をあげる。
弔いの光と言葉が舞う。
敵の残骸だけ黒ぐろと不気味に光っていた。
ジュリの章を完結させました。




