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ここは、、?

こんにちはさなしです。

初作品なのでこれからどんどん上手く書けるように精進して参ります。よろしくお願いします。

 僕は野咲陽一。中学2年生だ。やっと中学の生活に慣れてきた。友達も多い方ではないけど大体の人と仲良くできている。まぁいわゆるボッチにならずには済んだといったところ。クラス替えも済み、クラスにも馴染めてきた頃。いつものように電車を降りて家まで歩いていたら、目の前の路地から狸が出てきた。少し大きめだ。ここはわりかし都会なのでこんな大きな狸は珍しい。思わず追ってみた。二つ先の信号の手前で左側の小さい路地に入って行った。

「思ったより狸って早いんだな…」

そう呟きながら一生懸命追いかける。路地を抜けた先には少し見覚えのある住宅街が広がっている。思い出した。小学校の時の同級生三浦叶人の家の前の道だ。小1から小5まで同じクラスでいつも一緒だった。しかし小6になるタイミングで転校してしまったのだ。叶人と遊んでいた時は楽しかったなぁと思い出に浸りながら狸を追いかけた。もうかなり走っている。2キロほどだろうか。陸上で長距離専門だが、これほどの距離をこのスピードで走るとかなり疲れが出てくる。

「そろそろ面白いこと起きないかな」

諦めようとしていたその時、目の前にはみたことのない森があった。スピードを落とした狸はゆさゆさと体を揺らして森の中に入ってった。アクエリアスを飲みながらついていったらそこにはかなりボロボロなカフェがあった。

 「カフェ タヌキイヌ?」

かなりのダサさにおもわず吹き出しそうになってしまった。もう少し考えようはなかったのだろうか。カフェ タヌキディッシュとか、カフェタヌキ……、タヌキでかっこいい店の名前を作るのは難しいかもしれない。そんなことを考えてると店の中から女の人が出てきた。身長は170センチ程。陽一のタイプではなかったが美人だということはわかる。

 「中のお席空いております。」

 「あ、いや、食べにきたわけではなく、えーっと狸追いかけてたらここに辿り着いて。えーと、戻ります。す、すいません。」

少しキョドってしまった。

「いや、別に怒ってるわけじゃないし。」

たしかに。

 「とりあえず中入って。」

誘導されるがままに店の中に入り、カウンター席の一つに座った。

 「店長、また被害者出ちゃいましたー。」

被害者?なんのことだろう。

 「あー、またか。ちょっと待っててくれ」

この声の主がおそらく女の人の言う店主なんだろう。

 「私は神川かのり。大学生。ここで働かせてもらってるの。君、名前は?」

「野咲陽一っていいます。春に中2になりました。」

「陽一君ねー、おけ、覚えたわ。」

別に覚えなくていいんだけどなぁ。

(ガラガラガラガラ)

奥の扉からおじさんが出てきた。おそらくこの人が店主だ。

 「被害者というのは君かね?」

被害者…?なんのことだろう。

 「なんのことですか?」

「店主。この子なんも分かってないんで説明してあげますよ。」

「わかった。頼んだ。

「まずねここは普通に君が通った道を通ってもこれない。なぜかは言えないけどね。そして君がおってきた狸というのはこの小さい森の守護者なんだよ。」

全然話がつかめない。

 「そしてね、このたぬきは現在、基本人に姿を見せていないんだよね。たまに出現するけど隠すようになってからは私はみたことない。そしてその狸を追ってくればこのカフェに辿り着ける。私は店主に案内してもらってるから毎回迷わず狸を見ずにここにこれてるんだけど。まあそんな話はいいとして、ここのカフェに来たらここで店主のメニューの一つを選んで食べないといけない。」

 「よくわからないけど、とりあえず何か食べます。」

「でもね陽一君、そんな簡単な話じゃないんだよ。」

急に神妙な面持ちになってこう言った。

 「ここのカフェの食べ物はね、食べると何かが起こるんだよ。」

何かって、なんだよ。

 「どの食べ物を食べてもランダムで何かが起こるこれがこの森の食べ物のルール。例えば汗がすごくなったり、髪の毛がめっちゃ伸びるようになったり、足が遅くなったり、太ったり。ほんとに何が起こるかわからない。そして食べてしまったらその運命には逆らえない。」

「そんなに言われたら勇気失いますね笑」

 「そうだよなごめん」

「いや別に謝る必要はないですよ。とりあえずおすすめ一つください。」

「ほんとに食べるんだよな、」

「ほんとにいいの?」

「うんどうせ暇だし。」

「何が起こるかわからないんだよ?」

陽一は昔からこういうドキドキすることが好きだから、全然平気だ。メニューをもらうと中には美味しそうな写真がずらりと並んでいた。一際陽一の目に止まったのは狸ラーメンだ。一見どこにでもありそうなラーメンだが、陽一にはわかった。これはとても美味しいと。迷わず店主に、

 「これください。」

と言った。待ってる間暇だったのでとあるラノベを読んでいた。最近友達に教えてもらった『レミロン』という本だ。少し恋愛とか青春すぎて僕には向いてないかもしれないが、面白いっちゃ面白い。読んでいたらかのりさんに話しかけられた。

「なにこの本。なんでいうの?」

「レミロンっていうラノベで恋愛ものです。」

「へぇー、陽一君って恋愛もの好きなんだね。」

「いや別に好きってわけじゃなくて、友達に勧められたので読んでるだけです。」

「あとで私にも読ませてよ。面白そうだし。」

「わかりましたよ。」

そんなことを話してるうちにラーメンが出てきた。とてもいい匂いがする。

「いただきます。」

手を合わせたあと、箸を持った。まるでうどんのように太めの麺に豚骨のコッテリとしたスープ。公の場で出したら絶対に儲かると思いながら夢中で啜った。僕はラーメンは汁を全部飲む派なのでスープもきちんと飲み干した。すると、体がどんどん熱くなっていく。水を飲んでも治らない。店主が持ってきた薬を飲むと少し落ち着いた。かのりさんが奥の部屋のベッドまで運んでくれた。しばらくするとまた体が熱くなってきた。

「少し耐えてくれ。」

そう言われた数秒後にはもう意識がなかった。

読んでいただきありがとうございました。これからもこの作品の続き及び新しい作品をどんどん投稿していきたいので是非読んでいただきたいです。これからもよろしくお願いします。

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