表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使に懐かれた不幸  作者: 百目


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/2

天使がやって来た不幸

天使がやって来た不幸


ある欧米の軍事的地域上空。

未確認飛行物体が突如現れた。


ソレは人型で。

翼の様なモノが背中に生えていた。


問題は、ソレが国家の機密レベルの高い、

セキュリティを突破さした事だった。


ドローン対策が行われ、

ソレは動きを乱したが、まだ足りない。

殆ど時間が経たずに、追撃も加わった。


次の瞬間それは消えた。

その場から、脈絡もなく一瞬で。


ソレは、その目で透視していた。

あの群れは、何かこちら側にした事を。

その顔付きや、動きを。


負傷したソレは、瞬間移動を繰り返した。

それ程大きな距離ではないが、何度も何度も何度も。


(早く、ここから逃げなければ)

(あの群れから、離れなければ)


それは、大陸から海へ。

流れた血を、砂に変えながら。

そして、ある島国でソレを止めた。


「どうなってんだよ、コレ…」


幸薄そうな男は、その現場に呆然としてた。

明らかに、割の合わない仕事から。

部屋で寛いで、ただけだったのに。


ガッドーン!


ちょっと前かがみに、ゲームを嗜んでた時。

背中から、何か得体の知れない衝突音。

男の不幸が、加速した瞬間だった。


部屋の片隅は滅茶苦茶だった。

ちょうど寝床が一気に押し寄せたアレのせいで。

片隅に、全部固まってしまっていた。


そこには、アレ。

そう、天使の様な姿の。

何と言うか、美男が居た。

壁など壊れた後が無く、本当に突然であった。


頭や翼?

あと、体のあちこちに。

血のような血痕と、砂?の様なモノが、パラパラ崩れていた。


まるで、血が砂に変わってるみたいだった。


顔と顔が向き合う。

あからさまに、警戒心マックスの瞳が。

こちらを、静かに睨見つける。


正直、怖い。


次に思考が巡るより先に、

その天使は、姿に変化が起きた。


全身が、砂として崩れ。

気付くと、一回り二回り、小さくなっていった。


そこで、崩れた砂から出てきたのは――


少女の姿をした、天使になっていた。


いや、まて。

正確には、先程ゲームをしていた、

キャラクターの姿に似ている。


頭や翼の負傷が、小さくなっていたので。

それなりに、意味がある事だったのだろう。


いや、それよりも。

何のお約束だよ。

危険性は?性別変換は、ありか?

寝床はどうする?

これ以上、荒らされたくないぞ…。

こいつは何だ?襲われるのか?


ダメだ、ダメだダメだ、ダメだダメだダメだ。


俺は、そのストレスに強烈な眠気を覚え、

意識を手放した。


昔のトラウマを、頭に残しながら。

抗えないこの体質を呪いながら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ