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精霊の愛し子と精霊使い  作者: ありま氷炎
二章 精霊使い
10/15

2-6

また短いです。すみません。

 


「アリーナ。様子を見に行ってください」


ボイラーは精霊鎖を両手にそれぞれ巻き付けていた。

その上に黒のジャケットを羽織っている。

右手首が光り、水の精霊アリーナが現れた。


『ははは。たくさんいるわね。ちょっと遊んでくるわ』

「様子を見るだけでいいのですよ」


 ボイラーは敢えて使役している二つの精霊のうち、水の精霊だけを呼び出した。

 アリーナは主人の命令を聞いて、精霊たちの気配がする場所へ飛んでいった。


 ☆


 粗暴で、ボイラーの忠実な部下に見えたミシェルは、ソライを無理やり使役しているわけではなかった。

 本来の主であるばあばあから、死に際にソライが宿った精霊鎖を受け取った。

 

精霊使いは破天荒なものが多い。

支配できないと聞いて無差別に人を殺し始める恐れがある。

だから皇帝をどうにかするまえに精霊使いから力を奪った方がいい。

なのでミシェルは皇帝とボイラーを手伝うふりをし続けた。


ミシェルはティエンに他の精霊鎖を破壊してくれることを交渉。

ティエンとミシェルの目的は一致する

なので、ティエンはミシェルと取り引きした。

そうして、彼は牢屋から逃げ出した。


「ソライ。途中まで案内してやれ」

「はい」


 精霊鎖を巻きつけたベルトから再びソライを呼び出し、ミシェルはそう命じた。



「なぜか胸騒ぎはするんですよね。カズン。君はミシェルたちの様子を見てきてくれるかな」

「お安い御用だ」


 水の精霊アリーナが遠くに消えた後、ボイラーはすぐに別の精霊を呼び出した。

 火の精霊カズンは待っていたとばかり、返事をすると小さな火の塊になると飛んでいった。




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