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プロローグ

初めての投稿です。


 





 学校の昼下り、社会の授業が終わったあと、私は友達の愛菜と喋っていた。


「あー、学校は暇だー。」


「愛菜はいっつもそれしか言ってないね。まぁ、暇なのはわかるけど。」


「だってさ、社会の授業とか延々と歴史の話しされるじゃん。もぅ、つまらなくて堪らないよ。」


「なんか、面白いゲームとかないのかなぁ。」


 そうこう話しているうちに昼休みは終わってしまった。


 そして、眠たくなるような古文の授業を耐え、6時限目の数学では、黒板に届かず背をバカにされ、学校が終わり家に帰り、そしてまた次の日学校に行く。

 そのような、つまらない日々の繰り返し。

 そんなある日、いつものように学校から帰って来た時


「ねー茜ちゃん?一緒にFAOっていうVRMMOやらない?亅


 愛奈が家に乗り込んできて放った最初の一言はそのような衝撃的な言葉だった






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







 23XX年

 今や世界各国で普及しているVR機器。

 その機会は30年ほど前に発明され世界に一気に広がっていった。ある国では軍事施設に、そしてある国では娯楽ように。

 日本ではVR産業が盛んになった。なぜかというと日本の小説、アニメにはVRを題材にしたものもあり

 日本人の人たちにとってそれほどVRは不思議では無かったのだ。


 そして今年、あの大手企業が大手ゲーム会社とコラボしVR機器の最新ver.とそれに合わせた新作VRMMOを発売するのだ。そのゲームには最新のAIが搭載されておりNPCとの会話が本物の人と話していると錯覚するほどすごいらしい。そのゲームの名はFreedom Anarchy Online

 略してFAOだ。

 なんと言ってもあの有名な会社同士のコラボだ。

 日本中のゲーマー、いやゲーマーでない人すらこのゲームを待っていると言っても過言ではないようなゲームなのだ。


 なぜ愛菜が、それを持っていると言うのか。

 詳細を尋ねるためにとりあえず愛奈を家に招き入れ、話を聞いてみることにした。


「ねぇ、愛奈。愛奈はVR機器がどういうものかわかってるの?」


「超分かってるよ。なんたって私はこのFAOのベータテスターであるからな。」


「えッ、初めて知った。だけどベータテスターだからってこれは買えないでしょ。」


「ククク、それはどうかな。」


「愛奈、ほんとにごめんね。私は今そんなにお金持ってないから、そのVR機器やカセットを買うことにお金は使えないの」


 VR機器は使われている部品にレアメタルが使われており、値段が割と高めなのだ。

 それにMMOというのだからゲームのカセットも合わせると更に値段が高くなってしまう。

 しがない女子高生が買うことなど、到底無理な話だ。

 だけどせっかく誘われたんだから機器とカセット買うの頑張ってみようかな。

 でも、絶対ムリだしな。

 なぜなら、私の高校バイトしちゃだめだし親ももう他界してるから親に頼ることも出来ないし。


「フッフッフ。私を舐めるなよ茜よ。私がベータテスターだということを忘れたのか。私の手にかかればVR機器とカセットくらいかんたんに手に入るのだよ。」


「嘘だー。ていうか、ベータテスターだからって手に入れるのはむずいでしょ。」


「嘘じゃないよー。

 私にとってVR機器とかを手に入れるのはかんたんなことなんだよ。

 そうそう、茜ってさ身長にコンプレックスあったよね。

 だから誘ってみようと思った訳だよ。VRMMO系のゲームは、身長を変えれるゲームも多いからさー。」


「えッ、そうなの」


 そう、愛菜が言うとおり私は身長が低い。

 なぜならもう高校生になるのに身長が140センチちょっとしかないのだ。

 大事だから、もう一回行っておくが140センチなのだ。

 そのせいで何度となく小学生と間違えられたことか。

 私がずっとコンプレックスだった背の高さを変えれるというのだ。ついに、ついに私が高身長になる可能性が芽生えたのだ。

 これはやらない選択肢など存在しないだろう。 


「やる。やります。やらせてくだい。私が高身長になれるのなら。」


「わかった、やるんだね。まあそう言うとわかってから誘ったんだけどね。じゃあ、FAO一緒にしよ。」


 どうしよう。一人でやってみたいな。だけど、なんだか申し訳ない気がするし。


「うーん、ごめんね。私、最初は一人でやってみたいの。それに、一緒にやると足手まといになりそうだから」


「わかった。だけどソロは難しいよ。だから進めなくなったら、わたしを頼ってね。私、一応ベータテスターだから。それと私のゲーム内の名前はリーナだからね。ああ、そういい忘れてたけど、VRの機器と、FAOは明日届くからね。」


「えっ、なんで?」


「私が、茜にゲームを送っておいたからだよ。」


「そうなの?ありがとね、愛菜。私をゲームに誘ってくれて。家での空いた時間は、すごく暇だったんだ。」


「そうだったんだ。あっ、私もう帰らなくちゃいけない。だから、私はもう帰るね。言いたいことも言えたし。じゃあ、また明日学校でね。」


「うん、また明日ね。」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「やった。やっときた。」


 やっと、VR機器とカセットが届いた。昨日は待ち遠しくて全然眠れなかった。だから、そのせいで学校で居眠りして怒られちゃった。


「まぁ、いいや。とりあえず開封しよう、開封。」


 おー。パッケージに描いてあるグラフィックすごいな。ネットの情報で知っていたけど、あらためて見ると従来のゲームとの違いがわかるな。こんなにも現実に近そうな絵とは。

 これは楽しみだな。

 早速組み立てていこう。っていっても、もうだいたい完成してるけど。


「えっと、ここと、ここをつなげて、.....やっと、出来た。それで次は、えーっとカセットを入れて、頭に装着。で、横になると。それで、横のボタンを押すのかな?」


 ポチッ


 意識が沈んでいくような感覚がして、

 気付けば、何もない真っ白な空間に私は立っていた。


「あれ、ここどこ?」


 そして前には天使のような羽が生えてる、美女ががいた。


「………あなたは、誰?」


『私?。私ですか。クックック、よくぞ聞いてくれました。私が、私こそがあなたのチュートリアルを担当するチュートリアルAIちゃんでーす。』


「……変な人?だ」


『ちょっと、誰が変な人?ですか。この超絶プリティな私が変な人だとでも言うのですか?』


「はい。どちらかというとアホですね。」


『それだともっとひどいです。』


「はいはい。ていうか、そんなことはどうでもいいので、設定始めさせてもらっていいですか?」


『もぉー、そうやってサラッと流さないで!まあいいか。あなたはその姿でやるの?』


「現実の姿ではやりません。」


『じゃあ。ゲームの世界に転移するアバターを決めて。』


「うん」


 えっと、髪はもとの色、黒色だし、イメージ変えてがらっと変えて水色にしようかな。

 髪型は腰くらいまでのロングにしてみよっと。一度はこんな髪型にしてみたかったしな。

 胸とかはどうでもいいや。そして最後の項目、身長だ!。んー、何センチにしようかな。180?いや高すぎるかなぁ。うーん、よし170センチにしよう。よし、あともう少しで変われる。やっとこの低身長からおさらばできる。ポチッ。

 あれ?変わらないぞ?おかしいな。なんでだ?

 ポチッ、ポチッ、ポチッ

 あれ?なんか上に書いてあるな。えーっと、


「身長を変えると現実に支障がきたす可能性があるため、身長はプラスマイナス5センチまでです」


 ………?

 ………………えっ?


「えっ、嘘!身長変えれないの。なんで?やっと、やっとこの低身長から高身長になれると思ったのに。別に違和感あってもどうでもいいじゃん。最悪だぁ。もう今日はログアウトしよう。AIちゃんログアウトさせて。」


『えっ。ちゃんと設定とチュートリアル終わってから「今はそんな気分じゃないの。」


『あっ、はい。わかりました。』


 ログアウトしました、そんな虚しい音声が部屋の中に響く。茜の夢はあっけなく砕け散った。


「もう、今日は寝よう。」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 最悪の寝起きだ。頭も痛い。

 それもこれもすべて昨日のせいだ


「やめようかな、このゲーム。身長変えれなかったし。けど、このゲームくれた愛菜に申し訳ないしな。」


 今日は休みだ。そして一人だそしてゲームもある。だから、もうちょっとやってみるか。


 ポチッ


 前回のように、意識が沈んでいくような感覚がして、私はまた白い空間に降り立った。


『おっ。戻ってきましたね。背の小さい人。』


「うん。身長を変えれないのはショックだったけどもう少しやってみることにしたよ。」


『そっか。でも、背が低いのほうがあなたは可愛いと思うよ。それで結局、身長は何センチにするの?』


「今の私の身長と同じでいいよ。で、次は何をすればいいの?」


『じゃあ、次は自分の名前を決めて。』


 適当に、茜のカタカナ表記でいいか。


「アカネで」


『次は自分の職業を決めてね。

 職業は

 剣士 職業スキル 剣術


 槍士 職業スキル 槍術 


 斧使い 職業スキル 斧術


 盾使い 職業スキル 盾術


 魔法使い 職業スキル 〇魔法


 4属性の火、水、土、風のうちどれか一つ取得できる


 回復術士 職業スキル 回復魔法


 吟遊詩人 職業スキル 歌


 テイマー 職業スキル テイム


 サモナー 職業スキル 召喚術


 から選べます。そして選んだ職業の職業スキルを無条件で習得し、その職業に関係するスキルが取りやすくなるよ。』


 職業かー。正直どうでもいいんだよなー。目的は目線を変えた自分で、世界を見てみることだったし。どうしよう。やりやすそうな剣士にしよう。


「剣士で。」


『じゃあ次に自分のステータスを決めるよ。ステータスオープンって言ってみて』


「ステータスオープン」


 うわっ、なんか出た

 ___________________________________  


 アカネ:レベル0 職業レベル0


 種族


 HP500  MP300


 ATK20  DEF20

 INT20   RES20

 AGI20   DEX20

 LUK20


 スキル

 剣術スキル

 レベル1


 SP0 AP0


 ___________________________________


『種族の欄が空欄になってるでしょ。種族にはそれぞれ上がりやすいステータスがあって、


 人間種はレベルアップ時HP、MP以外のステータスのATK、AGI、DEXが2上がってそれ以外が1上がります。


 次にエルフ種。エルフ種はINT、RES、DEX

 が2上がりHP、MP以外は1ずつ上がります。


 次に獣人種。獣人種は

 猫、犬、うさぎ、狐、クマ

 のなかから選べます。


 そしてレベルアップ時ステータスはMP、HP以外のステータスで

 ATK、AGI、DEFが2ずつ上がり、それ以外のステータスが1ずつ上がります。そしてHP、MPは種族に関わらず50ずつ上がります。

 種族は人間種、エルフ種、獣人種から選べます。』


 正直これも、どれでもいいな。まぁ、今のイライラを敵にぶつけるためにAGIやATKが、上がりやすい獣人でいいかな。


「狐獣人でお願いします。」


『オーケー。じゃあ、次は戦闘のチュートリアルね。今から、その状態であなたがどれくらい戦えるか確認するから。準備はいい?じゃあチュートリアルマップの平原へ行こー』


 AIちゃんがそういった瞬間、景色が変わった。ずっと白かった空間が平原になった。まるで本物のような景色。すごく綺麗だな観光してまわったら楽しそう。そうか、この世界の目標は世界を、旅をすることにすればいいか。面白いことあるかもしれないし。

 ん?あれ、なんか音の聞こえ方がおかしいな。なんか耳が変なとこにある?

 けも耳がある。ていうことは、しっぽもあるのか。触ってみようかな。


「ひゃッ!?」


 ちょっと、しっぽは敏感だな。触るのはやめておこう。んー、しっぽも耳も自分で動かせるのか。そんなに役に立ちそうにないな。


『考え事は済みましたか?では、アカネさんあなたは今から、戦闘のチュートリアルとして、スライムと戦ってもらいます。それと、その前に剣を装備しておいてください。メニューからインベントリを開き、剣をタップすれば装備できますから。』


「はい。えっとインベントリっと。これかな。」


 ___________________________________


 初心者の剣 耐久力∞/∞


  ATK+1


 装備しますか?YES or NO

 ___________________________________


「YESっと。」


『装備できましたね。じゃあ、今からスライムを出現させますね。』


 スライムが現れた。一定の形を保ちながらポヨンポヨンしている。案外、スライムって可愛いな。


「うわッ。なんか吐き出してきた。地面が、溶けてるな。あの攻撃はくらいたくないな。早めに倒そう。」


 そう言いつつ。スライムに向かって剣を、振った。私の攻撃が当たり、

 スライムのHPは全損した。

 えっ、弱くない?簡単に終わるならそれに越したことはないけど。


『プレイヤーレベル、職業レベルが上がりました。

 スライムの雫、スライムの核を手に入れました。』


 そう言うアナウンスが聞こえた。


『スライムを倒したからレベルがあがったよね。だから、一回ステータスを開いてみて。』


「分かった。ステータスオープン」


 ___________________________________


 アカネ:レベル1 職業レベル1


 種族:狐獣人


 HP550  MP350


 ATK22  DEF22

 INT21   RES21

 AGI22   DEX21

 LUK21


 スキル

 剣術スキル

 レベル1


 SP10 AP5


 ___________________________________


『SPとAPが増えているでしょ。SPはステータスポイントの総称で、レベルアップ時に上がるステータスとは別に自分で自由にステータスに振り込めるポイントのことだよ。そしてAPはスキルを取るときに使うポイントで、APを使うことでスキルが取れるよ。

 じゃあ、レベルアップで増えたSPとAPを使って見よう。』


「分かりました。やってみます。」


 うーん、どうしようかな。ステータスどうふろう。適当にATKとAGIに全振りでいいかな。

 そしてスキルだ。基本になるスキルは全部1ポイントなんだ。よしこの五つにしよう。こんなのかな。

 ________________________________________


 アカネ:レベル1 職業レベル1


 種族:狐獣人


 HP550  MP350


 ATK22→27  DEF22

 INT21   RES21

 AGI22→27   DEX21

 LUK21


 スキル

 剣術スキル 身体強化

 レベル1   レベル1

 俊敏    気配察知

 レベル1   レベル1

 気配隠蔽  幸運強化

 レベル1 レベル1

 SP0 AP0

 ________________________________________


「AIちゃんスキル取り終わったよー」


『出来た?ならこれでチュートリアルは終わりだよ。街に行く転移門はあそこにあるやつだからね。』


「うん。ありがとねAIちゃん。じゃあ、もう行くね。バイバイ。」


『また、どこかで会えるのを楽しみにしてるね。このゲーム、いや、私たちの世界を存分に楽しんでね。』


 私はAIちゃんに別れを告げて転移門に入った。私はついにこのゲームの世界におり立ったのだ。


 

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