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繋がる指輪⑬
爆発音が轟いた。
粉塵が辺りを舞う。
『何…?』
『フェルッ!?』
『大丈夫…フェルは…無事…』
粉塵は徐々に消し去り,人影が見えた。
『あら…私の魔法が破られるなんて』
『セルビア嬢のアレ食らって大丈夫な奴久しぶりだな』
フェルリアが立っている。
『薔薇の花弁が欝陶しくて頭が痛い』
『薬ならありましてよ』
セルビアは一輪の薔薇を放つ。
フェルリアの頬を掠め,僅かに血が滲んだ。
『此処からが本番だろう?』
フェルリアが剣を構え直そうとした時,電子音が鳴り響いた。耳に手を当てる。
『…何だお前か。今頼まれているモノを…あぁ!?もう良い?…わかった』
セレナとベルルが歩み寄る。
『今の局長からか?』
『あぁ。一端戻ってこいだと』
『指輪…と銃…』
『奴が戻れというんならもういいだろう。――帰ろう』
『何の話だろ…』
『…とりあえず武器は狙われないみたいだな』
セレナはくるりと向き直ると,
『騒がせたなぁー!!また遊ぼうぜーッ』
と叫び,三人は一瞬にして消え失せた。




