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吐出口  作者: 鈴木
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見方を変えれば 【本】

 カルガモのお引越しは毎年人間が勝手に一大イベント(大袈裟)ばりの扱いで騒いでいるが、あの引き連れている子供達、時々他のカモの子供が混ざることがあるんだそうな。

 図書館で借りた本にそう書かれていた。

 へええ。

 なんでも餌場で親子連れがばったりあってしまうと、お互い縄張り意識があるわけではないので好き勝手に餌を食べ……ることで入り乱れてしまうのかな、さあ移動しようとなった時、子ガモが実親じゃないカモについていってしまうことが、ガンカモ類の多くの種で起こるらしい。

 一番多い例は、アメリカで2018年に確認されたカワアイサ(カモの一種)で、76羽も引き連れていたんだそうな(六家族分に相当、とあった)。

 それで何か不都合があるのかに関しては、ガンカモ類は親が子供へ給餌をせず、餌場へ連れて行きさえすれば勝手に食べるので問題ないんだそうだ。

 作者はほったらかしの託児所みたいなもの、と書いていた。

 なるほど。

 ただ、天敵に襲われた時はどうなるのか?

 親の体の下に子供が隠れてやり過ごすこともあるだろうに、そうなると数が多過ぎるとカバーしきれない。

 そこで可能性の一つとして、実子じゃない子供を連れていればその分実子が生き延びる確率が上がるのではないか、といった考えも披露していた。

 あくまで推測。確定出来る根拠はない。

 作者的にはあんまり本気で言っているような論調ではなかった。

 でも、私はこれを読んでふと思い出した。

 そういう魚がいなかったっけ?

 まあ、あっちの場合はたまたま混ざったなんて呑気なものじゃなく、同種他魚の子供を誘拐して来て実子の肉の壁にしているって話だったから同列はガンカモに失礼?







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