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吐出口  作者: 鈴木
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細菌は複数種いるらしい。【本】

 以前、蚊のオスの遺伝子を弄って天然のメスと交配しても生まれてくるメスは成長出来なくしたとか、オスを細菌に感染させて生殖能力を失くしてから野に放ったとか、そういう話をニュースサイトで見掛けて小説の参考にしたことがあるんだが、その記事では細菌の名称にまでは触れられておらず、そこまで詳しく知りたかったわけでもないのでまあいっか、で済ませていた。

 その細菌(と思われるもの)の名称が、思いがけず図書館で借りた虫のオスを主体とした本に載っていて、無意味に、おー、となった。

 …………冒頭を読んだ段階では。

 しかし、よくよく読むと、生殖能力を失くさせた、なんて単純なものじゃなかった。

 なので、多分、記事の細菌とは違う。

 本に載っていた細菌に感染した虫には四つの症状が現れるんだそうな(この内のどれか)。

 一つ目は、感染したメスが単為生殖をするようになる、というもの。虫で単為生殖する種は結構いるが、しない種でもするようになる、だけじゃなくて単為生殖 "しか" しなくなる。そういう虫の集団が野生で発見されているらしい。

 二つ目は、この細菌に感染したメスは、オスが感染していようといまいと交尾して子供を生めるが、感染していないメスが感染しているオスと交尾すると子供が死んでしまう。つまり感染していないメスが子孫を残せないので感染している個体だけがどんどん増えて行ってしまう(てことは、感染したメスの生む子供は最初から感染している? → 後の方で書かれていたわ。この細菌は母親から子供へ感染していくらしい)

 三つ目は、感染した親(片親、両親、どっちも?そこは書かれていなかったな)を持つ子供の内、オスだけが成長途中で死んでしまうという。これは冒頭の遺伝子操作蚊とは逆だよな……あっちはメスだけ。

 そして四つ目、これは性転換(と本には書かれている)。感染した個体じゃなくて生まれて来る子供の性を転換…………これって「性転換」なのか?

 親のメスがこの細菌に感染して子供を作ると、遺伝子的にはオスなのに身体の作りは完全にメスな個体が生まれてくるんだそうな。つまり、一旦確定した性が後から変わる→転換する、というわけじゃない?(と思ったが、どうも先にオスの遺伝子型が形成された細胞に入り込んで、遺伝子型はそのままに?体だけをメスに?作り変えてしまうから「転換」、ということらしい)。

 どういうことかというと、本ではチョウを例に挙げていたが、チョウの染色体はオスがZZでメスがZWと言い、生まれて来るのは染色体はZZなのに身体は何処をどう見てもメスな子供。卵巣も発達して、ZZのオスと交配も出来る。但し、生まれてくる子供もまたZZなメスばかりになるんだそう。そして、やがては種としてZZなメスしかいなくなるらしい……(て、あれ、単為生殖するってこと? ZZなメスは身体が完全にメスなわけだからメス同士で交尾は出来ないだろうし。その辺りは書かれてなかったような……)。

 実際、日本の某所に生息するキチョウの仲間がこの細菌に感染していて、既に見た目メスだけど遺伝子型はオスな個体しか見られないらしい(ていうのは、↑のように現在どうやって増えているんだろう?)。

 うーん。








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