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吐出口  作者: 鈴木
1935/5782

罠 【植物】

 ソバナの一本の蕾に花びらが出ていた。

 そのソバナについている蕾の六、七割?

 数本ある中ではその一本のみ(まだ開いてはいないが)。

 他のソバナの内の一本は、もはやウチの庭では珍しくもない、が気付いてしまえば放置したくない、蔓植物でぐるぐる巻きにされていたので、部屋から枝切り鋏を持ってきた。

 ソバナの茎の最上部からにゅるりと伸び上がっている部分をまずパチリ。

 それからバチバチバチ、と何か所かに分けて切り、一つずつ外していく。

 最後は根元をばっさりやろうと屈み込んで、何のなんだか花壇の土を覆い隠している葉を掻き分けようとして――――うげっ、と咄嗟に頭を引き戻した。

 罠か。罠だよな。罠なんだよなあ(嘆息)。

 蜘蛛の糸だ。

 一本だけ。

 全っ然、見えなかった。

 滅茶苦茶細い。

 相当近付かないと分からんわ、こんなもん(当たり前? でも見える時は見える。光線の加減? 数本束?)。

 それに気付いてから、見上げる形でソバナを窺うと、他にも何本か蜘蛛の糸が橋渡されているのが分かった。

 上から見下ろす形では視認は難しいって(嘆息)。いや、そうであることに意味があるんだろうけど。







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