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吐出口  作者: 鈴木
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おこなう

 「おこなう」という言葉がある。

 これを漢字にすると正しくは「行う」。けれど「行なう」でも許容されている。

 私は癖になるのは良くないと思い、意識的に「行う」と表記するようにしている。アナログで書く時も、デジタルで打ち込む時も。

 この打ち込む、で気になるのが、ポメラでは「行う」一択しか変換がないこと。

 パソコンでは「行う」も「行なう」もどちらも出るが、なろうに投稿する時に前段階として使用しているポメラが「行う」しか通常変換で出ない。

 自分のオリジナルの文章を打ち込む際には必要ないので単語登録はしていない。しかし、資料として残しておきたい図書の内容を写本よろしく記録する際に時々面倒臭いことになる。

 大抵は図書館で借りた本の抜粋で物理的なコピーはせず、ハンドスキャナーの類いも持っていないので、ちまちまとポメラに打ち込んでいる(昔は手書きでノートに書き写していた時期もあるが、今は手も痛くならないし、量が増えても保管に場所を取らないのでポメラ一択。パソコンに入力しないのは、電気代の問題もあるが、それより今の時期は暑いからだ。長時間のPCの使用は本体の熱でとにかく暑い。ポメラなら涼しい場所へ持ち運んで使えば、日によってはまだエアコン・扇風機はなくても大丈夫)。

 で、このポメラ、上記のように「おこなう」と入力しても「行う」しか変換しない。著者の主義か出版社の方針か(ほぼ前者?)本によって「行なう」が使われている場合も当然あり(読み間違いを避ける為に適宜、というより大抵どちらかに統一されている)、入力するには「行」と「なう」を別々に入れるか、「行う」と入れてからカーソルを戻して「な」を加えるかしなければならない。実にめんどい。

 めんどいんだが、単語登録するほど頻繁にあることでもないので(ポメラに限らずこの手の機能は基本的に使用しない。登録した変換が "当たり前" になると、それはそれで不都合があるので)、結局、めんどうを受容している。

 ……受容してはいてもやはり面倒は面倒なのでこうして愚痴っている。





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