第3話
待って。
そもそも、ここは現実なの?
私は、違和感を覚えた。
過去に戻ったわりには一致していないことがありすぎる。
だけど、それが何なのか答えを出せないでいた。
今、思い出した。
大切な友達がいない。
私は、中学生まで黒船あぶき、彩崎 勝恋がいた。
そして、私はいじめ殺しじゃない。
この世界は、いじめ殺しによって作られた偽物。
私の本当の属性は、雷じゃない。
私は3つの属性を持ち、
100パーセントを最大にするなら、
雷属性を10パーセント、
光属性を30パーセント、
闇属性を60パーセントだった。
透明人間は明らかに、闇属性の力だけど、
100パーセント引き出せるわけではなく、
60パーセントよりも強い何かがあると、
透明人間は、無効化されているようなもの。
そんなことよりも、ここから抜け出す方法を考えないと。
これは呪いみたいなものだから、闇属性の力なんて効かないだろうし、
光で照らしてみたけど、力がたりなかった。
こうなったら、あれしかない。
「リスナー、助けて」
リスナーなら、この地獄を抜け出せるだろう。
「ピー、ナッツ」
現実は、いじめ殺しではない。
リスナーも、ピーも、ナッツも。
「お願い」
私の力だけで、抜け出せない。
私はそうしている間にも、闇に飲まれていく。
呪われていく。
誰かいじめ殺しがいて、私を呪殺か、洗脳か、体を乗っ取るか、何か企んでいるんだと思う。
世界が、黒く変わっていく。
ここが、現実でないことはわかったんだ。
救いがなければ、私はこのまま飲まれていくしかない。
できることは、光の力で時間稼ぎをすることだけ。
だけど、これは呪いを遅らせるだけであって、何の解決にもならない。
闇を追い払うくらいの力は私にはない。
「誰かいるの? 助けて」
「しょうがないなあ」とリスナーの姿が見えた。
「助けてあげるしかないにゃ」とピーもいた。
リスナーの炎と、ピーの爆破攻撃で闇は壊れた。




