浮罪島バゼル
ようやく進路が一段落つきました
混乱していた、俺に対して、アナウンスが再び流れる。
性質〔悪〕を獲得した、プレイヤーの保有スキルの内、過半数が性質〔悪〕に該当しているため、プレイヤーの転送先が、浮罪島バゼルに決定されました。
セーブポイントが、更新されました。
あっ・・・詰んだ・・・。
浮罪島バゼル、それは、公式が公開している、数少ない迷宮の一つ。
最初に攻略した、パーティーやギルド·個人に所有権が認められるダンジョンの一つで、所有後は、ダンジョンのリソースを使って自分好みの所有地とすることができ、これを用いることで個と個の戦闘ではなく軍と軍の戦争を行うことができる。
まさに、誰にとっても喉から手が出る程欲しいダンジョン。俺だって手に入るなら体調崩そうが必死で挑戦するだろう。
だが、今じゃないのだ浮罪島は、現在公表されているダンジョンの中では頭一つ抜けた攻略難易度を持つなにせ、推奨レベルが70超えの難関。しかも、推奨レベルはパーティーでの攻略が前提のため、6人のレベル70超えで挑戦するだろうという予想難易度なのだ。当然レベル23のソロが挑戦どころか立ち入ることすら考えられていない。
俺は、とりあえず全力ダッシュ直後並みの鼓動を抑えるために口から大きく息を吸い可能な限り息を止めそれからゆっくりと吐いていく。これは、この五年間で身につけた平常心にするためのルーティンだ。俺の仲間は皆あり得ない程にPSが高く、向上心が基本的に高い為彼らと居ると明らかに俺の適正レベルを軽く超えた難易度に挑戦することになる。
当然、こんなにひどくは、無かったが。
それでも、こういうことには比較的慣れている。大丈夫だ。と、自分に言い聞かせながら。もう一度辺りを確認する。見た感じ、近くに敵は居ない。
そして俺は、気合いを入れると未知と絶望だらけの森を歩きだした。
その、4分後俺はリアルでため息を吐いていた。
あの後、慎重に進むもスライムに見つかりボコボコにされて、リアル時間で8時間のログイン禁止のデスペナをくらいこうして目の前の絶望にうちひしがれているのだ。
だって、考えられるか?スライムがあの、最弱のスライムがレベル50超えて10体以上でまとまって襲ってくるんだぞあり得ないだろ。
今日は、もう考えないようにしようと決めふて寝することにした。
待たせてすみません




