チュートリアル
今日の分投稿していきます。
草原に出ると、大量のスライムと、それを追いかけるプレイヤー逹。
俺は、一匹のスライムに向かって走りだし、ますは、足で掬い上げるように、蹴り、腰に靡いた剣で真っ二つにら、両断した。
良かった~、俺には、超人的な反射神経や、戦闘センスは、欠片も無いが、何度も反復すれば、条件反射で体が動くようになる。
そう言う事で、【武技】の発生条件の回数を下げてくれる〔剣士〕は、とてもありがたいのだ。
そんな、自己評価を下しながら、スライムを狩り続けた。途中から、他のメンバー逹の事を考えながら、単純作業をしていたせいか、思わず時間を忘れて没頭していた。
そして、気付いたのは、アナウンスで、【星片】を獲得したと、知らされた時だった。
【星片:殺戮】を獲得しました。
【星片:殺戮】・・・この【星片】を除く方法で敵にダメージを与えた時、その敵から、半径500メートル以内の同種にダメージの100分の1のダメージを与える。
え、まじか。強すぎないか?ファンタジー系の世界で、半径500メートルは、広すぎるな。
どうせ、後から修正されるだろうし、今のうちに存分に使わせてもらおう。
多分、そこそこの時間プレイしていた。からと、ステータス画面から、リアルの時間を調べる。
そして、俺は、一度、二つの理由で固まった。一つ目、リアル時間が9時少し前だったということ、つまり、俺は、スライム狩りにゲーム時間で1日位費やした事になる。
もう一つは、現在のレベルだ。なんと、23。一日スライムを狩り続けた、だけでこのレベルは、ありえない無い。すると、考えられるのは、獲得したこの【星片】だろう。
確か、霊格を上げる方法は、功績を積む事。つまり、【星片】を獲得する事も功績と認められる、と言う事か。
確か、【戦争】では、何でも賭ける事が出きる。なら理想は、こちらは、【星片】を賭けずに相手側に【星片】を賭けさせる事だな。
そうして、俺は凡人、らしい思考で街に戻った。
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同時刻:giftgardenonline第一世界メシア担当班ブースにて、
メシア担当班の班長である、飯田悟志は、パソコンの画面を前に驚きを隠せないでいた。なんと、メシアでのEXクエストの一つが始まっているのだ。
EXクエストとは、特定の【星片】獲得を鍵として始まる、メインシナリオにとって失敗するにしろ、成功するにしろとても、大きな影響を与えるクエストの事でとても、正式サービス開始当日中に始まるような物では、無いのだ。
飯田は、どのクエストが始まっているのかを確認し、胃に穴が開くのを感じた。始まっていたクエストは、【星片:殺戮】を鍵とするクエスト、内容は、世界に対する反逆者の発生阻止もしくは討伐。だが、今の平均レベルで阻止は、絶望的。恐らく、討伐の方になるだろう。しかし、それも厳しい。けれども、なにか運営として出来る事もない。本気で、天に命運預けるしかないのだ。
だが、飯田は、四社共同ゲームの班長を任される人だ。すぐに、運営メンバーを集め他のEXクエストが発生しないかの確認と、その他クエストの発生条件確認を指示すら。
その後、何故EXクエストの中でも後の方だと、予想していた【星片:殺戮】が獲得されたのか、確認する事にした。【星片:殺戮】の獲得条件は、ゲーム内時間で一日、同種の敵のみを回復無しで一分最低1体以上討伐する事。確認を始めると、すぐに理由はわかった。獲得したプレイヤーは、一日中チュートリアルでスライムを討伐していた。
完全に、盲点だった。まさか、チュートリアルを一日続けられるプレイヤーがいるとは。ただ、安心したのは、脳波を計測したところ、狙って行った訳では無く、ただの偶然だったらしい事だろう。それに、PSも普通だ。
そうして、飯田は、少し胸を落ち着かせた。
ただ、飯田は気付かなかった。このプレイヤーがまだ、【原典】が未覚醒だった事に。




