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10/11

6月~汐 2周目 後

かなり久しぶりの投稿なので主人公のキャラなどが変わっている可能性があります…。


6月は、テストが終われば変わった行事などもなく過ぎ去る。

おまけに雨が多い月。


憂鬱だ。


「雨降りなう…」


当番が終わって昇降口に行くと、雨が降っていて思わず呟いてしまった。

折りたたみ傘を開くと、バキリ、と嫌な音。


「…こんな時にガタくることないのに…」

確かに中学生になったばかりの頃から使っているとは言え…よりによって普通の傘を忘れた日に壊れることないと思う。


「あれ、汐?」

「朱斗?あれ、部活は?」

「中練だったけど終わったよ。汐帰るとこじゃないの?」

「帰れるならとっくに帰ってたよ…」

「…うわ、折りたたみ傘ボロボロ…」

「中学の時から使ってたから…開こうとしたら折れちゃって」

「じゃあ、入ってく?オレ、傘持ってきてるし」

「…そうなの?」


朱斗が持ってきて私が忘れてるなんて…何か悔しいんですけど。


「そんな意外そうな顔しなくても…母さんが持ってけって言ってたから持ってきたんだよ。ほら、一緒に帰ろう」

「…でも…相合傘だけど、いいの?」


相合傘ってことは誰かに見られたらからかわれるかもしれないんだし。


「別に汐となら良いかな。っていうか今更じゃん。小学生の頃から結構言われてたの知らなかった?」


…本気で知らなかった。


「はぁ…」

「何?ため息なんてついて…」

「何でもない。行こう」

「じゃあ、その…お願いします」

「お願いされます」


朱斗の持ってきた傘は男性用だから大きめで、多少離れて歩いても大丈夫そうだった。


「汐、もう少し寄らないと濡れるよ」

「結構大きいし大丈夫だと思うけど…」

「ダメ。風邪引いたらどうするんだよ」

「わ」


朱斗に引き寄せられて肩が密着してるのが分かる。


「…雨の日の傘の中って、一番綺麗な声になるんだってさ」

「どうしたのいきなり」


なんで突然豆知識。


「んー。何となく」

「…って、朱斗、私に傘寄せすぎ。肩濡れてるよ」

斜めに傾いた傘は私の肩まですっぽり隠していたけど、反対側の朱斗の肩がはみ出して濡れてしまっていた。


「オレはいいんだよ。汐はただでさえ女の子なんだから体冷やしちゃダメだろ」

「そう言ったら朱斗は運動部のレギュラーだし…風邪引いちゃったら…」

「風邪引いたら…その時は汐に看病してもらおうかな」

「どうせお見舞い行っても帰らせるくせに」


前回の一年以前も一緒に帰ったのが聖風さんとはいえ、風邪を引いた朱斗のお見舞いに行ったらマスクつけた朱斗に帰らされた記憶がある。


「あんまりに酷かったら、そりゃ移したくないし」

「休むほどの風邪なら酷いでしょ」

「そりゃそうだ」

「だから、ちゃんと傘真っ直ぐにして…」

「大丈夫だって。帰ったらすぐ風呂入るし。だから、汐もちゃんと暖かくして」

「分かってるよ」


…朱斗は心配性だなぁ…。


それが何となく、居心地いいのも事実だと、密かに思ったのは内緒にしておこう。


ほんのり青春テイストでお送りした六月の話なのに彼此3ヶ月以上放置していた結果9月投稿という…。


しかも夜勤のテンションのまま書いたのでおかしな文章になっている可能性もありますね。

その時はご指摘下さると嬉しいです…。


次はいつ投稿できるかわかりませんが、読んでくださりありがとうございました。

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