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雨のち、英雄  作者: 水瀬 美空
第4章 旅のはじまり
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第40話 回復

ちょっと長くなってしまったんですが最後まで読んでくれるとうれしいです‼️

ヴィンセントは走って薬師のところに行った。

そこには、古い不気味な家があった。

ヴィンセントは(こんなところに本当に人が住んでいるのか……?)と思った。

ヴィンセントはなぜか緊張したが、一刻を争うので3回コンコンコンとノックし、ドアを開けた。すると、30代ぐらいのおっさんがいた。「あの、あなたが薬師ですか?」そう聞くと、「ん?なんだって?」そう言われ、さっきよりも少し大きなめな声で「あなたが薬師ですか!!、?」 「お前は誰だ」そう言われ、「……ヴィンセントといいます。……一緒に旅をしている仲間が毒で……意識がなくて、薬を作ってくれませんか?」そう言うと、「もっとはっきりしゃべれよ…、はぁー、しょうがねぇな。もっと詳しく教えろ。」そう言ってくれ、ヴィンセントは医者に言われたことや自分が見た魔獣の特徴などを詳しく話し、「なんとなく分かったからちょっと待ってろ。」と薬師が言い、10分ほどで「ほらよ、これ飲ませれば数日で治る」そう言われ、ヴィンセントは驚いた。「数日ですか?」とヴィンセントが聞くと、「あぁ?数日だ。」ヴィンセントはおそるおそる聞いた。「あの、医者には治せないと言われました。でも怪しい薬師に診てもらえば治るかもしれないと言われました。その、僕的には怪しくも見えないし、そんなに優秀なのにどうしてこんなところで……」すると、薬師は「はぁー、まぁ話してもいいが仲間が危ないだろ、はやく行け。どうしても聞きたいなら、元気になった後なら教えてやる」そう言われ、ヴィンセントはお礼を言い、走ってヘルトのところに行った。「ヘルト!!」と、ドアを力強く開けた。すると、ヘルトが苦しそうに息を吐き出した。アスナが「ヴィンセント………」と心配そうな顔をしていた。ヴィンセントは「薬師がこれを飲んだら治るって、ヘルト飲める?」そう言ってヘルトになんとか薬を飲ませて、寝させた。いろんなことが起こりすぎて、2人はすごく疲れた顔をしていた。それを見たヴィンセントは「2人ともヘルトとリヴィアを診ててくれてありがとう。後は僕が見ておくから2人も寝てて」とヴィンセントは言った。すると、アスナは「大丈夫だよ。それにヴィンセントも休まずヘルトのために薬師のところまで行ってたでしょ」そのあとアヤナが「そうそう!それにこういうときこそ、助け合わないと!そうでしょ?ヴィンセント」2人ともそう言ってくれ、ヴィンセントは心の底から2人に出会えて良かったと思った。それと同時に無意識にみんなを守らないと、と思い込んでいたのかもしれない。そして、旅で誰かを失うかもしれないという可能性を考えもしなかった。

「ヴィンセント、私たちはパーティーだよ。もっと頼ってよ。みんなで乗り越えよう」アヤナがヴィンセントの目を見ていった。ヴィンセントは自分の旅に付いてきてもらったせいでみんなを危険にさせたと思っていたんだということに気づいた。しばらく黙っていると、アスナが「僕たちはヴィンセントの旅に付いていきたくて付いてきてるんだよ」と言った。ヴィンセントはアスナって心が読めるのかなと少し思った。

ヴィンセントは「そうだよね……みんなで乗り越えよう」いつものヴィンセントに戻ってアヤナとアスナは少し安心した顔をしていた。「そう言えば、リヴィアの調子はどうなの?」とヴィンセントがアヤナに聞くと、「大分良くなってきてるよ、熱も下がってきてるし!」それを聞いたヴィンセントは「よかった……」

「あ!私ちょっと提案があるんだよね!!これからは寝る前にみんなでお話しない?そしたら、チームワークも築けるし、体調が悪そうだったらすぐ気づくことができると思うんだ。どう?」そうアヤナが言うと、ヴィンセントもアスナも「いいね!それやってみよう!」と言った。そうこう話しているうちに眠ってしまった。

寝ちゃった!!とアヤナが起き、目を開けると、リヴィアが起きていた。アヤナは「リヴィア?体調どう?」そう聞くと「うん、もう大丈夫。私どうなったの?」とリヴィアが聞いてきて、アヤナは(どうしよう…)と思ったが、リヴィアの目にヘルトがうつってしまった。リヴィアは「ねぇ、ヘルトは私のせいで怪我をしたの?」そう聞かれアヤナは、「あの後リヴィアが倒れちゃって魔獣も倒せそうになかったから逃げようと思ったんだけど、逃げる直前で怪我をしちゃったの………」と言うと、リヴィアは「治るの?」と聞くと、「昨日ヴィンセントが薬師のところに行ってその薬師が言うには薬を飲めば治るらしいんだけど……とりあえず男子を起こそうか、」とアヤナは言った。その後アヤナが2人を起こすと、リヴィアが起きているのを見て、リヴィア!?大丈夫?と2人とも大声で言った。リヴィアは「うん、私のせいでごめんね……」と下を向いてしまった。それを見た、ヴィンセントは「リヴィアのせいじゃない。でも信頼関係をまだ築けてなかった僕たちも悪い。だからといって体調が悪いのを隠すのはダメだよ!」と言うと、「アヤナもそうだよー!」と言った。「ヘルトは絶対元気になるよ」とヴィンセントは言い、ヘルトが良くなることを願っていた。

次の日、ヘルトが目を覚ました。

「ヘルト?大丈夫!?」そうヴィンセントが聞くと、ヘルトは「うん……」と完全に元気になったわけではないが、顔色が良くなっていた。「もうしばらくは安静だね。」とアヤナが言った。

その1週間後、ヘルトは完全に復活した。アヤナとアスナとヴィンセントの3人は、「はぁー本当に良かったよ、ちょっと寝るね」と3人とも寝てしまった。疲れが限界だったのだろう。

リヴィアはヘルトに言った。「私が体調を崩したせいで怪我をさせてしまってごめんね」ヘルトは「大丈夫だよ!もう元気になったしね、でも体調悪いのを隠すのは駄目だよ。あと、ずっと申し訳なさそうにするのも禁止ね!」とニカッと笑った。

リヴィアは体調が良くなってからはじめて少しだけ笑った。「3人に心配させちゃったね」とヘルトは笑って言った。リヴィアは「そうだね、ちゃんとお礼を言わないとね」と3人の寝顔を見ながら言った。

次の投稿は火曜日の23時です!!

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