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⒀『批評雑考』
⒀『批評雑考』
㈠
思想に音楽性は無いとしても、小説や詩に音楽性はあると考えている。それは、言葉のリズムによって、成される現象であるが、雑考という範囲でも、その音楽性は理解出来る訳である。つまり、雑考という範囲は、それなりに、様々なことを考えているということになる。
㈡
思考の変容によって、また、気候の変容によって、新たなる新生が始まる時、我々の海域には、新たなる音調が舞い降りるのであるが、批評と言う形式を取った文章は、如何なる現象原理を持つであろう。勿論、分かり易いものになっても、それなりに、新生であるだろう。
㈢
批評的感性とは、物事を如何に自己の精神に置き換えれるか、ということだろう。これは、努力によって、成されるものである。読書量によっても、成されるものである。そしてそれは、批評雑考という形式を取る限りにおいて、安全圏へと、放り投げられるのである。




