23.堕落した2人
『フィン・イッシュ新市街_娼館』
ところ変わってカゲミとイッコの2人…
隠れ家として使って居る娼館の地下で入手したアンドロイドの研究をしていた
その殆どは会話だ…
どの程度の知能を持って居るのか調べるのと同時にアンドロイドから情報を引き出していた
ピピ ブーン プツン…
アンドロイド「…」ピタ
闇商人「あぁぁぁ止まっちゃった…魔石1個でやっぱり3時間くらいが限界っぽいな…」
賢者「あのぅ…魔石が勿体無いのでもう止めましょう」
闇商人「そうだね…やっぱり実用して行くにはウラン結晶が必須だ…」
賢者「また魔石充填のお願いをココアさんにお願いに行くのは気が引けます…」
闇商人「うん…まぁゲスが戻って来るのを待とう」
賢者「フィン・イッシュからの脱出をお願いしますか?」
闇商人「そのつもりだよ…特定指名手配されたままじゃどうしようも無いからね」
賢者「私の借金をそのままにして逃げてしまっても良いのでしょうか?」
闇商人「うーん…それを言われると魔石を売って少しでも返しておきたかったね」
賢者「はい…次に合わせる顔が無くなってしまいます」
闇商人「ゲスが一旦肩代わり出来るだけ金貨を持って居れば良いけれど…」
賢者「せめて自由に出歩けられれば少しは稼げるのに…私の変装も直ぐにバレてしまって…」
闇商人「アンドロイドから入手した情報を売ろうと思えば売れるんだけどねぇ…」
賢者「水銀の件ですね?」
闇商人「それも有るけれどVXガスの事もだよ」
賢者「例えば誰に売れると思って居るのですか?」
闇商人「公表されて困る人…まぁ…国が相手だね」
賢者「アンドロイドに誘導されている可能性はありませんか?」
闇商人「ハハ…鋭いね…まぁ考えては居るさ」
賢者「アンドロイドが嘘の情報を話している可能性はどう考えて居ますか?」
闇商人「ふむ…確かに…」
賢者「恐らく超高度AIの能力事態は母と同じに思いますので注意した方が良いです」
闇商人「君の口からホムコさんを批判する言葉が出るか…」
賢者「いえ…母は思考する超高度AIの上位に人間の心を宿しているので特別です」
闇商人「どちらにせよ情報を下手に扱うのは危険かぁ…」
賢者「現状お金がありませんし立場も非常に弱いのでどの情報を扱うにしても稼ぎに繋がりそうに無いです」
闇商人「まぁその通りだね…どうしようかなぁ…」
賢者「やはり体を売るのが一番手っ取り早いのですが…」
闇商人「またそう言う事を言うか…」
ズズーン パラパラ
闇商人「んん?また何処かでテロでも起きてるのかな?」
賢者「少し覗いて来ましょうか…夜なので人目にも付かないですし」
闇商人「うん…頼むよ」
この2人が主に活動するのは夜中だった
カゲミは指名手配されて昼間の間は外に出られないからだ
そんな生活も資金が枯渇してそろそろ限界に来ていた
『30分後…』
ガチャリ バタン
賢者「…」スタタ
闇商人「おかえり…どうだったかな?」
賢者「はい…以前爆発事故のあったガレオン船が又事故を起こしたみたいです」
闇商人「あぁ…あの随分長い事停泊してる船か」
賢者「乗船している船兵がストライキしていると言う噂が聞こえました」
闇商人「ふむ…前回の爆発事故も不自然だったなぁ…なんか怪しい」
賢者「もう少し聞き込みしたかったのですが変に怪しまれると思って戻って来ました」
闇商人「まぁそれで良い…」
賢者「もう一つ妙な噂が有るのですが…」
闇商人「ん?」
賢者「兵隊さん達を監視していた憲兵が暗殺されたと言う事なのですが…カゲミさん何か知りませんか?」
闇商人「僕は全然外に出て無いからなぁ…」
賢者「いえ…最近の事では無く以前から憲兵さんと関りが無かったのか聞いて居ます」
闇商人「どの人だろう?」ハテ?
賢者「暗殺されたとの事なので疑わしい事は無かったのでしょうか?」
闇商人「憲兵と直接取引はしてないかな…ただ兵隊相手に取り引きしてる背後で動きのおかしい憲兵は見た事有るよ」
賢者「動きのおかしい?」
闇商人「なんていうか…微動だにしないと言うか…まぁ憲兵ってそんな感じなのかなと感心したね」
賢者「言われてみると憲兵さんは皆そんな印象ですね…」
闇商人「あれ?でもやっぱり良く考えると憲兵が暗殺されるっておかしいね…」
賢者「そう思います…もっと地位の高い人とか悪人なら分かるのですが…」
闇商人「爆発事故と何か関係してそう?」
賢者「分かりません…ただ噂ではその暗殺で今ストライキが起きて居るのでは無いかという話です」
闇商人「船兵がストライキねぇ…」
賢者「あのガレオン船は何を積んで居たのでしょうね?」
闇商人「フィン・イッシュ軍の船だから大砲の弾を補給してるとかだとは思うんだけどね…」
賢者「もしも海賊達にあのガレオン船が奪われる様な事が起きた場合どうなると思いますか?」
闇商人「それはマズい…もしかしてそんな状況になりそうな雰囲気?」
賢者「何とも言えないです…ただこの娼館も安全では無くなるかも知れないと思いました」
闇商人「さすがに忍びが守ってるこの娼館は大丈夫だと思うけどね」
賢者「VXガスの存在を知ってそれが言えますか?」
闇商人「待った待った!!もしかして君はそんな様な噂も聞いたのかい?」
賢者「いえ…聞いては居ませんがアンドロイドからそう言う情報を少し聞いて居るのでもしかしたらと思いました」
闇商人「まさか僕が知らない所でVXガスが流通してる?」
賢者「可能性があるというだけです…一応警戒はした方が良い様に思います」
闇商人「いやそんな筈は無い…でも待てよ?兵隊達は知らなかっただけと言う事か?」
賢者「ストライキするのはやはりそれなりの理由が在りますよね?」
闇商人「そうだね…ちょっと僕も今までの事を自分なりに整理してみるよ」
閉じこもり過ぎで世間の危機から離れてしまっていたな…
確かにイッコが言う様に不審な点は沢山ありそうだ
『数日後…』
イッコ譲に指名が入ったのですが出られますか?
あぁぁ…今横になってるんだけどどうしようかな…
時間を指定して出直して貰う事も出来ますが…
相手は誰?サクラ婦人からの遣いかな?
違う様に思います…随分と貧相な感じですね
闇商人「じゃぁゲスだな…随分来るのが早い」ボソ
支配人「通して良いのであればご案内します」
闇商人「頼むよ…でも少し部屋を片付けるのとイッコにも準備させるからゆっくり…」
支配人「10分後にお連れします」
闇商人「ま…まぁ良いか」
支配人「では後ほど…」スタ
ガチャリ バタン
闇商人「イッコ!!聞こえたね?」
賢者「は…はい…」シンナリ グター
闇商人「タイミング悪かったね…急いで着替えて」
賢者「あのぅ…匂いとかでバレてしまいませんか?」イソイソ
闇商人「香水を少し撒いて置けばいいさ」シュッシュ
賢者「あと部屋を片付けるのが間に合いそうに無いです」ゴソゴソ
闇商人「僕がやる…イッコは兎に角いろいろバレない様に整えて」ドタバタ
賢者「はい…」
闇商人「残念だったね…邪魔が入って」
賢者「後で寝る前にもう一回シテ下さい…中途半端だったのでまだムズムズします」
闇商人「分かったよ…しかし散らかり過ぎで片付け間に合わないな…」ドタドタ ゴソゴソ
賢者「せめて使いっぱなしの淫具類を見え無い様に…」
この娼館には世界中のあらゆる淫具が集められていた
それらを使って働きもせず堕落した生活を続けて居たのだ
特にイッコは性感に対して依存性が高く絶頂を迎えた後はダメ人間と化す
そんな生活が彼女の欲求を満たし貧乏でも満足出来た理由だ
『10分後…』
ガチャリ バタン
こちらになります…ではごゆっくり…
学者「な…なんすか此処は…」タジ
賢者「お待ちして居ました…どうぞこちらへ」モジモジ
学者「イッコさん…っすよね?それカツラっすか?」ジロジロ
賢者「はい…似合わないですか?」ファサ
学者「いやまぁ良いんすけど…なんちゅーか本当に娼婦やってる感じなんすかね?」
賢者「恰好だけです…」
学者「いやぁ…それにしても女臭い部屋っすね…」クンクン
賢者「え?」ドキ
ドタドタ
闇商人「あわわ…よく来たね」
学者「お?カゲミさんは奥に隠れて居やしたか」
闇商人「まぁ一応ね…ソファーに掛けたら?」アセ
学者「そうさせて貰いやす…」スタ ボフッ
闇商人「随分来るの早いじゃ無いか…」
学者「ええと色々有ってっすねぇ…ちっとカゲミさんに相談に来たんすよ」
闇商人「何だろう?」
学者「早い話金儲けっす…ちっと資金調達が上手く行ってないもんで金稼ぎがしたいんす」
闇商人「あぁぁ…残念だけど元手が無いと厳しいかな」
学者「魔石は腐るほど用意出来やす…こいつをどうにかして高値で売りさばきたいんすけど…」ザラザラ
闇商人「おおお!!」
学者「ドワーフとかオークは魔石に興味無くてあんま高く売れんのですよ…何処に行きゃ売れやす?」
闇商人「もしかしてゲス…ウラン結晶を入手してたりするんだろうか?」
学者「あんま大きな奴じゃ無いんすけど入手しやしたね」
闇商人「じゃぁ僕からも相談だ」
学者「危険なのは対応できんすよ?」
闇商人「僕の代わりに取り引きに行って欲しいだけさ」
学者「いやいやカゲミさんの取り引きは大抵危険っすね」
闇商人「まぁ聞いて…」
フィン・イッシュに銀鉱山があるのは知ってるよね?
最近では銀の供給が過多になって採掘の制限をしてるんだ
それが原因で水銀の生産がストップして居ると言うのが現状…
結論を言うと水銀だけでも生産を再開させて
その魔石と引き換えに入手して来て欲しい
学者「水銀…」
闇商人「ほぼ同じ質量の黄金と交換が出来る」
学者「ちょ…マジすか…」
闇商人「カラクリは話して置こうかな…ズバリ!水銀がアンドロイドの弱点なんだ」
学者「詳しくお願いしやす!!」ズイ
闇商人「水銀に触れると致命的な損傷を追うらしい…アンドロイドを構成する金属は水銀に溶けるんだ」
学者「おっとそりゃ初耳っすね…」
闇商人「と言っても損傷を避けたいのは表面じゃ無くて内部みたいなんだけどね…特に超高度AIは一滴の水銀でダメになるらしい」
学者「ええと…その水銀を誰が買い取ってくれるんすか?」
闇商人「国だね」
学者「なんか話がおかしいっす…水銀が必要なら銀鉱山を稼働させりゃ良いじゃないっすか」
闇商人「ハハ…逆だよ…流通させたく無いのさ」
学者「もしかしてフィン・イッシュは既に機械が影響力持っちまってるんすかね?」
闇商人「確実な事は言えないけれど…僕はそうだと思ってる」
学者「つまり銀鉱山を稼働させるのも難しいって事じゃ無いすか…」
闇商人「バレたか…」
学者「やっぱカゲミさんの依頼は危険っすね」
闇商人「ゲスは錬金術の知識が有るから材料さえあれば少しくらいの水銀は作れるんじゃないかい?」
学者「そう来やしたか…」
闇商人「銀鉱山に行けば必要な材料は有る筈…1キログラムの水銀を作れれば黄金に交換できる…悪い話じゃ無いだろう?」
学者「なるほど…そんな稼ぎ方もありやしたか…」トーイメ
闇商人「上手く行けば金貨1000枚以上の価値の有る黄金が手に入る」
学者「分かりやした…ほんでちっと話が逸れるんすけど…」
闇商人「何だろう?」
学者「海賊王の娘アイラ…」
闇商人「んん?随分話が飛ぶね…」
学者「そこで右腕になってた皮剥ぎのルークって知って居やす?」
闇商人「あぁ…会った事あるね…話し方が君に似た感じが有るのを覚えてる」
学者「どうもその皮剥ぎのルークが海賊使って色々動いてるんすよ」
闇商人「色々と言うと?」
学者「ウ・クバ領から水銀を密輸してるとか…他にもゴールドラッシュ島でミサイル狙ってるのも皮剥ぎのルークじゃ無いすかね?」
闇商人「ふむ…彼は豪族に顔が利いた筈だからそういう動きをしててもおかしくは無いかな」
学者「カゲミさんは関わって無いんすか?」
闇商人「関わってたのかも知れないけれど…僕も顔を隠してるし…向こうもそんな簡単に顔を見せないと思う」
学者「そういう感じっすか…」
闇商人「闇の取り引きってそういう物さ…しかし…水銀の密輸かぁ…」
学者「ウ・クバ領って水銀を生産出来るんすかね?」
闇商人「銀鉱山は持って居なかった筈…産地は多分フィン・イッシュだよ」
学者「つまりフィン・イッシュからの密輸経路が有る訳っすね?」
闇商人「そう言う事になる…船を使うならわざわざウ・クバ領まで持って行く必要も無いから陸路だな…ううむ」
学者「まぁとりあえず水銀を入手してくりゃ良い訳っすね?」
闇商人「黄金を用意させる動きは僕の方で手配しておくよ」
学者「今度は上手く行きゃ良いっすけどねぇ…ちっと手駒が足りんのが…」
闇商人「手駒?」
学者「今動けるのが俺っちの他にミファさんとフーガ君だけなんすよ」
闇商人「ココアと言う機械いじりは使えないのかい?」
学者「ココアさんは隠密も出来ん様な素人っすね…連れ歩いて邪魔になりやす」
闇商人「さっきウラン結晶を手に入れたと言ってたよね?アンドロイドを使って見る気は無いかい?」フフリ
学者「危険じゃ無いっすか?」
闇商人「いろいろ調べたさ…会話も十分してみた…結論を言うとホムコさんと何ら変わりない」
学者「まぁ味方で使えるって言うなら一回試してみやすかぁ…」
闇商人「話してみた感じ性格は少しキツメの感じだから気になるのはそこだけかな」
学者「もしかして水銀の情報とかアンドロイドに直接聞いた感じっすか?」
闇商人「そうだよ…」
学者「安々と弱点をバラしてる辺り信用出来んのですが…」
闇商人「じゃぁそのアンドロイドに水銀を試して見るかい?」
学者「それもなんか勿体ないすね…」
闇商人「持ち主は君達なのだから好きにすると良いさ…まぁ使い方によっては強力な味方になるとだけ教えておく」
学者「どんな機能が備わってるのかも知りたかった所なんで一回試しやしょうかねぇ」
闇商人「フフ…一度初期化してるから過去の記憶は要約された記憶としてはっきりと分からないらしい」
学者「それって質問に正しく答えんと言って居やす?」
闇商人「うん…そんな感じだからあまり回答をアテにしない方が良い」
学者「なるほど…ほんでアンドロイドは何処に?」キョロ
闇商人「奥の部屋さ…」スック
フワリ
学者「なんか…カゲミさん…やたら女臭いんすけど…」クンクン
闇商人「気持ち悪いな…匂いを嗅ぐのを止めて欲しい」ゾゾゾ
学者「これカゲミさんから匂って来るのってイッコさんの匂いっすね…」
闇商人「え…」ドキ
学者「ハハーン…そういう事っすか…」ジロリ
闇商人「参ったな…正直に言っておいた方が良いか…そうだよ僕とイッコはそういう関係さ…それ以上勘繰らないでくれ」
学者「いやまぁ…そうだとは思ってたんで今更何も言わんすよ」
賢者「カゲミさん…」モジモジ
学者「ナハハハ…バレバレなんすね…てかもうちょいイッコさんを不憫な感じにさせんようにして下せぇよ」
闇商人「黄金を入手出来れば君も僕もWin-Winさ」
学者「ムフフフフ確かにそうっすね…水銀と同じ質量の黄金っすか…ナハハハハハハ…ぼろ儲けじゃないすかウヒヒヒヒ」
『奥の部屋』
ピピ ブーン
魔石一個で3時間くらいは活動出来るんすね?フムフム
命令のコツは広く曖昧な感じが良い…例えば仲間になれという命令をするんだ
学者「名前は何て言うんすか?」
闇商人「この顔にコードが割り当てられて居てね…ソルというタイプらしい」
学者「もしかして古代人のホムンクルス生体コードっすか?」
闇商人「多分そうだよ…ホムコさんの顔もそういう種類のどれかなんだと思う」
学者「ソル…コレがとりあえずの名前っすね?」
闇商人「…と言う事でソル…君は僕達の仲間でこれからゲスに帯同して行動するんだ」
ウィーン キョロ
人造ロボ「了解…」
学者「俺っちの名はゲシュタルトっすね…通称ゲスっす」
人造ロボ「ゲス…拘束を外して欲しい…追従に影響があるわ」モゾモゾ
学者「これ大丈夫すか?」
闇商人「任せる…試して見ないと分からない事も多い」
学者「どうせ動けるのは3時間なんで何か有ってもそこまで…まぁ外して試しやしょうかね」ゴソゴソ
人造ロボ「何かと言うのは何を想定して?」ウィーン
学者「危害と加えるとか逃げ出すとか…色々なんすけど…」ゴソゴソ
人造ロボ「仲間に危害を加える事はしないわ…私は従順なドロイド」
学者「ふむ…確かに普通の会話が成立しやすね…」
闇商人「まぁいろいろ試して見てよ…僕は外に出られなかったから試せなかったんだ」
学者「ちっと可動部の作動音が気になりやすねぇ…」
闇商人「何か装備品を装着させてみては?」
学者「そうっすね…俺っちも薄着1枚なんで最低限の装備品でも買いに行きやしょうか…」
闇商人「ふぅ…これでソルの目を気にする事も無い…」ボソ
学者「んん?何か言いやした?」
闇商人「いや…何でもない」
学者「ヌフフ…これソルに質問したらカゲミさんの秘密とか何でも教えてくれやすかね?ニヒヒ…」
闇商人「ちょっと待った…」アセ
学者「冗談っすよ…俺っちは女同士の絡みなんか全然興味無いっす…むしろアンドロイドの感覚がどうなのかの方が気になりやすね」
闇商人「あ…それね…皮膚が感じる感覚は信号として分かっているらしい」
学者「マジすか…ほんじゃ痛みが有るって事っすね?」
闇商人「信号だよ…痛みとは少し違うと思う」
学者「なるほど…ホムンクルス生体が触感に敏感な性質を利用してたと言う事っすか…」
闇商人「ん?触感に敏感?」
学者「感覚が人間よりも優れてるんすよ…多分皮膚が感じる受容器密度が高いんすね」
闇商人「どうりで…」チラリ
賢者「…」モジモジ
学者「おっし拘束はコレで外れやした…」ドサ
人造ロボ「ありがとう…」ウィーン スック
学者「ほんじゃちっと買い出しに出かけやすか!」
闇商人「そうだゲス!ここに入って来る前に金貨100枚取られたと思うんだけど…」
学者「そーっすね」
闇商人「ちょっと返金は待ってくれないかい?」
学者「そら構わんですけど…金欠で厳しい感じなんすか?」
闇商人「はっきり言うとその通り…満足に食事出来る分も残って居なかったのさ」
学者「まぁ貸しっちゅう事で…黄金手に入ったら山分けしてチャラにする感じで行きやしょう」
闇商人「助かるよ…上手く行く様に話は誘導しておくから」
学者「頼んますよ?」
闇商人「イッコ!これで借金の返済が出来そうだ…借りる相手が変わっただけだけど…」
賢者「はい…でも今日は…」モジモジ
闇商人「あぁ分かってる…先に君との用事を済まそう」
学者「ほんじゃ俺っちはソルと一緒に出かけやすね?付いて来て下せぇ」
人造ロボ「先導して…後を追尾するから…」ウィーン プシュー
『その後_賢者タイム』
ハァハァ…
イッコの肉体は性感による絶頂時に普通の人間よりも脳内ドーパミンの放出量が多く結果的に至高の快楽を生んだ
それはイッコにとっての麻薬に等しい
たった数分性器を愛撫される事で得られる快楽にイッコは依存した
賢者「うふん…」クター
闇商人「今日は特別長かったね…」
賢者「は…はぃ…焦らされて我慢して…たので一気にきま…した…き…気持ち良かったです…」プルプル
闇商人「大丈夫?痙攣している様だけど…」
賢者「はい…余韻を楽しんでます…幸せです」ホワーン
闇商人「そう…」トーイメ
カゲミには不安が有った
イッコが性感による快楽によって心身が蝕まれて行ってるのでは?そう考えたからだ…
そして直感する
世界を構成するアーカイブ…
精霊の見ている夢はこういう状態の産物なのではなのでは無いかと…
秩序が無くなって来て居るのは精霊の脳が極限の快楽によって麻痺した結果…
事実…目の前でイッコは快楽によって人間性を少し失っている
呼吸を忘れる事だってある…
余韻に浸ったままだらしなく眠りに落ちるのもいつもの事だ…
闇商人「君のこんな姿は誰にも見せられないな…」フキフキ
賢者「うふ~ん…」グター
闇商人「蜜でベトベトになってしまって困った君だね」フキフキ
賢者「すぅ…」zzz
闇商人「寝たか…」ボソ
---本能なのか?---
---これ以上の快楽は生存を脅かす可能性---
---だから脳は機能を停止させようとして居ないか?---
---ほどほどにしないといつか間違いを起こしそうだ---




