玉ねぎ
九瑠璃が家を出て直ぐに話しかけてきた。
「夕飯何作れば良いと思う?あと何買う」
「そうねーまずは野菜があんまり無かったからサラダに入れれそうな野菜を、、後メニューはねーオムライスとかやってみる?」
「ちゃんと卵綺麗に焼けるかなぁ?」
「一緒にやろう。私が帰ってくるまでにチキンライス作っておいてね」
「チキンライス?」
「ケチャップライスね」
「あーなるほど。。了解です」
九瑠璃は調子良く答えた。
「具は好きにしたら良いよ。フライパンには水を切って入れなさいね」
「はーい」
「明日は長君と会うの?」
「うん。楽しんでくる」
この調子だとお百度参りの事は忘れていると思ったので、その事については触れないように返す。
「どっか行くとこは決めてるの?」
「長君がいつも決めてくれるからわかんない」
「甘えっぱなしねー何処何処に行きたいとか言うのも良いものよ」
「そうなのかー!でも行きたい場所は無いなぁ」
「無い事はないでしょ。それにそういうのは無くても言うものよ。」
「勉強になります。」
「そろそろ手作りご飯食べさせてあげたら?」
「怖いからイヤ。結衣手伝ってくれないんでしょ?」
「そりゃそうよ。二人の空間だもの」
こりゃなかなか進展なさそうだなと思う結衣だった。
そうこうしているうちに電車に乗り大学の最寄駅に着いていた。
「結衣は巫女になってからどうするの?」
「唐突ね。一先ず一人時間を楽しむのよ」
九瑠璃の方をみて笑ってみせる
「私邪魔かなぁ?」
すごく不安そうである
「そんなわけないでしょ。冗談よ」
「関西の何処だっけ?」
「兵庫県だよ」
「そうだよね。そうだよね。」
目を輝かせる九瑠璃。
「何よ?」
「淡路島のタマネギ送ってね」
したり顔でこちらを向いている
「タマネギの知識あったのね。気が向いたら贈ってあげる」
私と離れるということに少しは寂しがって欲しいものだ。
「やったー」
気が向かない可能性もあるのに、、、
これは贈るしかない。。。
大学に到着
まぁ仕方ないか、、
それぞれの教室へ向けて歩き出す。
九瑠璃はるんるんのようだ。




