表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/117

二人分

アパートへの帰り道。人気の無い道路で九瑠璃が不安そうな顔を見せる。

才田さんが言ってたPTSDかなぁ?

なんて思いながら、九瑠璃がスーパーで買った物を持っていたので、結衣が持つように言って。

九瑠璃の両手を空ける。

少しでも不安感が少なくなると良いけど、、、

アパートに着くまで所々キョロキョロする九瑠璃。

アパートに着き部屋に入る頃には顔も綻び一目散に手を洗った。

私が手を洗う最中からお菓子を開けている。

「アイスはとりあえず冷凍庫になおしておくね」

結衣は返事を待たずにアイスをなおす。

多分聞いてないからである。

予想通りお菓子を二、三開けてこちらを見て食べようと言ってくる。

「飲み物はいる?」

「紅茶が良い!」

「分かった。食べてて」

「良いの?」

「勿論」

「ゆっくり食べてね。」

「はーい」

ゆっくりとアイスを冷凍庫に収納して、TVを点ける。

九瑠璃の目がTVにいっていそうだったので、九瑠璃の表情を確認する。

今は落ち着いているようだ。

ポテチに手を伸ばして、結衣も食べ始める。

警察で何を話したか聞くべきか迷う結衣だったが、PTSDの事もあり聞くのをためらうのであった。

今の彼女には記憶の更新が必要だろう。

TVを見ながらおやつを食べてご満悦そうな顔になっている。

結衣は席を立ち九瑠璃に話しかける

「今日は私がご飯作るからゆっくりおやつ食べててね」

「やったー。今日は何作るの?」

「今日はお菓子結構食べたから、メインは麻婆豆腐で、後はサラダで良いかな?」

「勿論。てかタマネギドレッシングあったよね?」

急に不安そうである。

「あるよー」

「良かったー。じゃあお菓子食べとくね」

「はいはい。明日は作ってもらうからね」

「あっそっか。夕飯私が作るんだった」

気づいてなかったのか。。まぁそれも九瑠璃らしくて一安心と言ったところか。。。

ご飯を炊き。サラダから作る。今日はいつもの二人分。

こんな日が愛おしく、そして私を落ち着かせている。

麻婆豆腐ができる頃には九瑠璃は開けたおやつを完食していた。

食べれるのか心配しても毎回何も言わず、同じ位の量を食べる。

胃がどうなっているのか気になる。。。

「ん?なんかついてる?」

九瑠璃はハニカム

「なんでもない。ご飯だよ」

「はーい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ