マーガリンとバター
「やーしょくやーしょく」
九瑠璃が左右に目をやった後静寂を破った。
午後23時九瑠璃のお腹は悲鳴をあげていたのかもしれない。
「なんで目で遊んだのよ」
「見られてたか!面白いかと思って」
「見られてる前提でやってそのツッコミはダメでしょ」
「すいません」
「謝るな」
「結衣は笑いにも厳しい、、」
「はいはい。夜食はトーストだったわね。」
「そーだった!バターちゃんとあるかなぁ?」
「あれマーガリンだよ」
「バターとマーガリンって違うの?、、」
とても不安そうである。。
「九瑠璃の好きなモノから出来てるから大丈夫」
「そうなの?良かった」
「トーストは何分焼くんだっけ?」
「3分ぐらいで良いんじゃない?」
「ウルトラマンか!!」
「声でかいし、漫才みたいに続けなくて良いから、パン入れて焼いとくから好きなタイミングで出したら良いよ」
ウルトラマンが響くアパートに住むとは住人も思わなかっただろうなぁ。。。
「ありがとう」
九瑠璃はオーブントースターの前にヤンキー座りをして佇む。
やめてほしいが面白いのでそのままにする。。
ちょっと意地悪かな?
「ミルクティーで良い?」
シンクに向かいながら、いや九瑠璃に背を向けながら訊く
「ミルクティーが良い」
「了解」
マーガリンと砂糖あとバタースプーンもテーブルの上に置き準備完了。
九瑠璃が何度かオーブントースターを開けている
こういう所はこだわりが強いなぁ
皿を九瑠璃に渡して、結衣は席に座る。
あれだけ気にしていれば、あれだけこだわっていればまず失敗は無いだろう。。。
少し不安だけどね。。
「出来た!!」
今度は出来たが響きました。。。
「ありがとう。食べよう」
「マーガリン塗りなね」
そのままかぶりつこうとする九瑠璃を止める。
「そうだそうだ。。」
ふたりともマーガリンを塗りたくり砂糖をかける。
おやつによく食べたものだと二人は北海道を思い起こすのだった。




